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Paul Butterfield Blues Band ポール・バタフィールド/CA,USA 1966 2Days

英国のジョン・メイオールと並び、ホワイトブルースの先駆として60年代を駆け抜けたPAUL BUTTERFIELD BLUES BAND。その貴重なサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に収められているのは60年代のフィルモア2公演。「1966年10月14日フィルモア・オーディトリアム公演」と「1969年8月フィルモア・ウェスト公演」です。“フィルモア”はロック史に輝く名会場の代名詞でありつつ、ニューヨークにもあったりするので混乱しがちですが、大元を辿れば西海岸のサンフランシスコ。1965年に名プロモーターのビル・グラハムが資金集めにコンサートを開くようになったのが「フィルモア・オーディトリアム」です。その後、1968年になって規模を拡張するために同じサンフランシスコ内で仕切り直してオープンしたのが「フィルモア・ウェスト」であり、遠く離れた東海岸ニューヨークで開業したのが「フィルモア・イースト」でした。マイク・ブルームフィールドやアル・クーパー、アレサ・フランクリンの名盤で有名なのが「ウェスト」で、オールマン・ブラザーズやジミヘンが「イースト」。そして、本作は大元の「オーディトリアム」と後継会場「ウェスト」、どちらもサンフランシスコ公演だったわけです。 【前半:1966年フィルモア・オーディトリアム】 そんな本作の前半は1966年のライヴ・アット・フィルモア。名盤『EAST-WEST』のリリースから2ヶ月後のステージです。そのクオリティは何とも素晴らしいヴィンテージ・サウンドボード。ヴォーカルが左チャンネルからだけ飛び出すステレオ感も思いっきり時代感ではありますが、マスター鮮度は極上。音色はセピアなヴィンテージ感覚が溢れつつ、歪みもヨレもなければノイズも見当たらない艶やかさがたまらない。ひなびたハープとトロッとしたスライドが何とも言えず、埃っぽくも深い深い味わいを醸している。「ブルースは50年代/60年代に限る」という方も多いとは思いますが、あの旨みがたっぷりと味わえるのです。サウンド以上にイナたいのが演奏そのもの。チューニング・シーンもあるので11トラックに分かれていますが、基本的には7曲で約44分。エルモア・ジェイムスやロイ・オービソン等のスタンダードを中心に短めに演奏していおり、活きの良いブルースがとにかく心地よい。要となるのは、もちろんポールのハープとマイク・ブルームフィールド&エルヴィン・ビショップのギター。同じく黒人ブルースマンに憧れたとは言っても本場で交流していた彼らはレコード越しの英国人よりもグッと黒い。軽快な「Shake Your Money Maker」「Help Me」のグルーヴも最高ですが、やはりディープなスロー。心にじんわりと澱が溜まるような「Never Say No」はジュニア・ウェルズばりです。わりと短めに次々と演奏していくスタイルですが、一転するのがラストの名曲「East West」。ここではブルームフィールドが中心となったインタープレイが繰り広げられ、ポールのハープとのバトルも凄絶。ここまでは黒っぽさ全開でしたが、この曲で聴かせるロック的なビート感やラーガ音階、後のフュージョンにまで通じる多彩さは、ホワイトブルースならでは。15分に及ぶ熱い熱いジャムがハイライトを飾るのです。 【後半:1969年フィルモア・ウェスト】 続く後半は、3年後のウェスト。『KEEP ON MOVING』リリースの2ヶ月前……と言いますか、あの“ウッドストック”と同じ1969年8月のステージです。こちらも極上のサウンドボードでして、ステレオ感も自然ならエッジもギラギラと輝くように鮮やか。間近に迫った70年代にも十分に通じるサウンドに進化しています。サウンド以上に様変わりしているのがショウ。ウッドストックと同じ月のショウだけあって、ホーンも大量投入されたアンサンブルはファンキーで豪華。スタンダード中心だった1966年に対し、本作では「No Amount of Lovin’」「All in a Day」といった『KEEP ON MOVING』のオリジナルもどんどん繰り出していく。そして、さらに演奏スタイルそのものも変わった。1966年編が1曲4分ほどだったのに対して1969年はどの曲も10分超え、3曲を約34分かけてたっぷりと演奏するのです。黒人ブルースの憧れが素直に滲みつつ、その黒っぽさでは英国勢も凌駕していた1966年。そして、ブレイクスルーを経てウッドストックを彷彿とさせる熱演を繰り広げられる1969年。「2つのライヴ・アット・フィルモア」を極上サウンドボードで楽しめる傑作です。どちらも素晴らしいショウではあり、たった3年で激変した60年代シーンそのものまで映し出すライヴアルバム。 Fillmore Auditorium, San Francisco, CA, USA 14th October 1966 SBD Fillmore West, San Francisco, CA, USA August 1969 SBD (77:42) Fillmore Auditorium, San Francisco, CA, USA 14th October 1966 1. Shake Your Money Maker 2. The Sky Is Crying 3. Tuning 4. Pretty Woman 5. Help Me 6. Tuning 7. Never Say No 8. Tuning 9. You're So Fine 10. Tuning 11. East West Paul Butterfield - vocals, harmonica Mike Bloomfield - guitar, vocals Elvin Bishop - guitar, vocals Mark Naftalin - keyboards Jerome Arnold - bass Billy Davenport - drums Fillmore West, San Francisco, CA, USA August 1969 12. No Amount of Lovin' 13. All in a Day 14. Driftin' and Driftin' SOUNDBOARD RECORDING

Paul Butterfield Blues Band ポール・バタフィールド/CA,USA 1966 2Days

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1,630円 (税込)

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