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Pink Floyd ピンク・フロイド/Denmark 1967 Upgrade

シド在籍時のピンク・フロイド重要音源が、2ソースをミックスした新規アッパーソースで格段に音質アップ!!2019年11月に突然ネット上に現れた要注目音源が世界最速で音盤化です!!1967年9月13日、デンマークはコペンハーゲン・スタークラブ 3DAYSの最終日。ファンには今更な話ですがこの公演は同67年のロッテルダム公演と並び、昔からシド在籍時のフロイドを捉えた貴重な録音として知られています。当店からもマスター・リールのダイレクト・コピーをピッチ修正し、潰れ気味だった中音域を修復した『STAR CLUB '67 REMASTER 』が2011年12月にとしてリリース済みですが、残念ながら今もって「貴重だが鑑賞には厳しい」というポジションで認識されているのが現実かと思います。この日の模様を捉えた唯一の録音として知られるこのマスター録音はカーステン V (Carsten V)という当時の地元ミュージシャンが捉えたモノラルのAUDソースで、その後別の人物が彼のマスターを借りてリール・トゥ・リールでコピー(= 1st gen)を作成、これを元にコピーされた2nd gen以降のものが頻繁にトレードされ世界中に拡散した様です。ところでテープトレードをされた御経験がある方ならその差がお分かりになると思いますが、コピーは機材のチョイスや使用テープ、ドルビー B/C機能のON/OFF、また音量が一番大きい箇所を見定めて入力レベルをどう設定をするかなど、その転送方法や機材環境で同じ世代のコピーでも音質と品質が大きく変わってくるものです。1986年3月にマーティン・バルサムという人物がマクセルのハイポジ・カセットXL?90にドルビー・Bをオンにしてトランスファーした3rd genには劣化が非常に少ない状態でこの67年コペンハーゲンが転送された様で、これがまずコピー" A "として彼のコレクションに残る事になりました。一方、世代は不明ながらもネット上には全く違うルートとテープ転送環境で枝分かれしたコピー" B "が存在しており、これはサウンド全体の質としてはコピーAに劣るもののシドの貴重なギター・サウンドがコピーAより良い状態で保存されている事にマーティン氏は気付きます。このコピーAとBをミックスしてそれぞれの良い面が最も巧く出る様にしたものがこのたび世界最速でプレス音盤化された本作なのです!!でも元は同じマスターから派生したソースなのに、既発盤使用ソースが何故今回盤使用ソース(特にコピー A)の様な良質なサウンドではなかったのでしょう?...この主な要因は、既発盤使用のソースがどの時点かのテープ転送時にノイズ・リダクション(※ 恐らくドルビー・Bタイプ)がかなり強めに掛けられていた為です。これによってヒスは確かに押さえ込まれていたものの、そのぶん音像にも不自然な圧迫感と窮屈さが出てしまい聴き心地を悪くしていた訳です。前述の通り実はコピーAも作成時にはドルビー・Bをオンにして録音されているのですが、注目すべき事に今回の新ソースはAとBをミックスする際の再生時にこのドルビー効果をオフにしており、ここにこれまで私達が知っているサウンドとは別次元のアッパー感が生まれたのです。かの名テーパー、マイク・ミラードは録音時にドルビー・Bをオンにして録音し、再生時にはそれをオフにして高音域がより耳に届くサウンドを好んだという有名な逸話がありますがこれもそれと同じ理屈で、音像の圧迫感と音域の窮屈さが消え誰も耳にした事が無い自然で見通しの良い音の拡がりが実現しているのです。その効果は冒頭「Reaction in G」から絶大。曲がインストゥルメンタルという事もあって各楽器の鳴りと出音力の違いが判り易く、例えば4:14付近から鳴るハイハットの炸裂音も別格の直球感がありますし、何よりシドが放つギターの魅力が更に確かなサウンドで掴める様になったのです。「Arnold Layne」は団子状で窮屈だった低音域のイメージがスッと消え、自然で抜けの良いロー・レンジの威力が漲っています。こもり気味だったベースやスネアの音も明瞭になり、シドのギターも曲中で時折り散らしている単旋律やチョーキングによる鳴き上げがより明確に聴き取れる様になっています。また終曲後に暫く入るチューニング・シーンも既発盤はドルビー効果で音像の奥行きと拡がりが潰れていましたがここでは微細な音も埋もれずに明瞭感アップ、当日現場の生々しい空気感と空間性が見事に甦っているのです。「One in a Million」も団子状で丸みを浴びていた既発盤サウンドがここでは鋭さと芯の強さが加わった音で登場、フックを作り続けるリズムの核がますます鮮やかなサウンドで愉しめる様になりました。また音像が明瞭感を取り戻しているのでロジャーの歌声がスッキリ聴き易くなっている点もトピックでしょう。 「Matilda Mother」も沈み込んで重たかった序盤の弱音や展開部の濃密な音の塊が随分と聴き易くなり、1:33以降から入ってくる中近東風の旋律を放つシンセサイザーもより直接的で鋭いサウンドで展開して更にアッパー感が高まります。終曲後のチューニング・シーンでも解像度の高まりがよく現れており、ペグを廻して音程を微調整するチューニング中の音程変化が既発盤とは比べ物にならないほど鋭く、かつ鮮やかな音で出てきます。「Scream Thy Last Scream」も既発サウンドは平坦で演奏の表情が掴み辛い印象がありましたがこれも改善され、低音域で豊かなハーモニーを創出しているグラマラスなエネルギーが掴み易くなっています。後半で徐々にテンポアップしてゆく様子も音のレスポンスが鋭くなった分だけ聴き応えが増し、ヴェールが1枚も2枚も脱げたクリアな音像にワクワクするでしょう。「Astronomy Domine」では2:58付近から主張し始めるシドのギター・ワークが段違いに良い音で甦り、後にギルモアが独自に色付けしてゆくフレーズや手癖の違いが更に掴み易くなりました。またショウのエンディングがこれまでより約2秒間ほど長く収録されている点も既発盤との格差を拡げています。最後にもうひとつ。以前からこの67年コペンハーゲン音源を聴き慣れている方の中には、この録音はボーカルがややオフ気味なのが惜しまれるという方も少なからず居らっしゃるのではないでしょうか。ところがこれには近年の検証や当日の演奏を実際に観た人の証言によって納得出来る理由が浮上しており、それによれば実際に会場で鳴っていた音もこの録音同様にボーカルが若干聞こえ辛かった様なのです。つまりこの録音はレコーディングに失敗してボーカルがオフ気味に録れているのではなく、現場で鳴っていた音を直球で捉えているが故に不本意なレッテルを長年貼られていた事になり、演奏音の解像度が高まった本作の登場によってその高いドキュメンタリー性も再評価されるべきだと言えるでしょう。枝分かれしても良質な音で残ったソースが歪み無く、ストレートに増幅されて源流を遡ってゆくサウンド。オリジナルメンバーによるフロイドの初期衝動に迫れる定番音源でありながら、長きに渡って音質面で厳しい評価しか得られなかったこのソースはいよいよその汚名を返上する時が来た様です。既発と比較し、エンディングが2秒長い。音質は今回盤の方が良い。The Star Club, Copenhagen, Denmark 13th September 1967 UPGRADE!! (36:57) 1. Reaction in G 2. Arnold Layne 3. One in a Million 4. Matilda Mother 5. Scream Thy Last Scream 6. Astronomy Domine Syd Barrett - Guitar, Vocal Roger Waters - Bass, Vocals Richard Wright - Keyboards Nick Mason - Drums

Pink Floyd ピンク・フロイド/Denmark 1967 Upgrade

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