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Pink Floyd ピンク・フロイド/CA,USA 4.26.1975 Upgrade

非公式音源の至宝、遂に解禁。長年秘密のヴェールに包まれていたマイク・ミラードのマスターカセット現物の音がいよいよ全世界に放たれます!!!マイク・ミラード...。通称" マイク・ザ・マイク (Mike The Mike) "で知られるこの稀代の名テーパーが遺した録音に私達はどれだけ圧倒され続けてきたのでしょうか。その録音はレコーディングされた姿だけではない楽曲の様々な在り様を比類なき高音質で伝え、聴き手の音楽的な渇望を深く満たし、あの時代に失われた奏者と聴衆による一体性を色褪せること無く永遠に結び付けています。その録音は非公式音源ファンは勿論のこと様々なアーティスト本人達をも魅了し、ツェッペリンは彼が捉えた音を後のDVD作品の音声で公式採用しましたし、この3月に単独来日を控えるザ・ナショナルも昨年末に米国限定リリースした3本組のカセットボックスセットをミラードが使用した機材とセッティングを復元させた" マイク・ミラード方式 "で収録するなど、彼が遺した録音とその話題は21世紀の現在も事欠きません。ミラードが数々の名録音を遺せたのは何年も同じ会場に通い、同じ方法を使い続けたからでしょう。有名な話ですが車椅子に録音機を忍ばせる大胆なやり方もそうですし、帽子にマイクを忍ばせて8列目付近に移動し、周囲にうるさい叫び声をあげるファンが居るとお金を渡して黙らせるなど、「演奏音だけが極上の透明度で眼前に浮き上がり、周囲の歓声も黄色い声もほぼゼロ」というあのクオリティはそうなるよう彼が用意周到に作り上げたものです。ところでこのミラード録音、これまで私達が聴いてきたものはほぼ例外なく彼が当時の友人達にコピーした1st genが元になっており、彼が実際に録音していたオリジナルのマスターテープ現物の音ではありません。これはミラードが死の直前に自分が録音したマスターテープを全て破壊した為だとか、彼の死後にその値打ちが全く判らなかった彼の家族が大量のテープを全部捨ててしまったと伝わっているからで、事実それを裏付ける様にこれまでそのマスターテープ原音が姿を現した事はありませんでした。ところがつい先日、この長年の都市伝説を覆す大ニュースが画像付きでネット公開され、世界中の非公式音源ファンを驚愕させたのです。既にそれを観て御存知の方も居られるかと思いますが、破壊されたか失われたと信じられていたミラード自身の録音によるオリジナルのマスターカセットが大量に現存している事が判ったのです。それは死後もそのまま維持されていたミラードの寝室の一角に積まれており、オリジナルのマスターテープで満たされたその沢山の箱を2000年代の初頭、ミラードの母親から充分な信頼を得ていたロブ・Sという人物が昨年の終わりまで涼しく乾燥した場所に移して保管していたのです。そこには1973年後半~1992年前半の間にミラード自身が録音した数々の名録音が、これまで1st genとして出回っていたもの(=私達が長年慣れ親しんでいたあの音)よりずっと優れた音質で残っているだけでなく、1st gen作成時にカットされるかフェイド処理されていた部分が" 無い "、オリジナルの最長版・完全版として現存しているというのですから、これは驚嘆に値する大・大事件でしょう。しかもこれらは今後数ヶ月のうちに順次公開されるという驚天動地のニュースまで飛び込み、その手始めとしてまず公開されたのがこの本作、ミラードが録音したフロイドとしてあまりにも有名な75年のロサンゼルス公演なのです!!そのマスターテープ原音の、超高音質という形容でもヌルく感じられる音質の極点ぶりときたらもう...。この興奮をどうお伝えしたら良いか悩ましいのですが、ミラード録音によるこの75年ロサンゼルス公演4日目を収録したタイトルは、これまで登場した『LOS ANGELES 1975 4TH NIGHT 』や、そのブラッシュアップ版となる『DEFINITIVE MILLARD 』が決定盤となっていた訳です。ただこれら既発盤を聴き慣れた方は「遂にマスターテープ登場!!」と言われても、やおら信じ難い思いを抱かれる方も多いのではないでしょうか。というのはそれら既発盤(※ 特に『DEFINITIVE MILLARD』)もかなりの高音質で収録されている為で、恐らく次の様に感じていると思うのです。「遂に現物マスターテープ登場とは凄い。しかし1st genも素晴らしいサウンドだった。それほどに差が出るものだろうか?」...と。その疑問を解く鍵が、ミラードが使用したテープに隠されているのでちょっと注目してみましょう。会場となったL.Aフォーラムと言えばミラードのホーム・グラウンド、いつもの様にサポート役のテーパー仲間とフォーメーションを組んだ彼はこの日の録音にも愛機の日本製ナカミチ550を持ち込み、これにオーストリアAKG社製の単一指向性CK1カプセル・マイク451Eを帽子に仕込むという、我々も伝え知っているお決まりのスタイルだった様です。しかし注目したいのはその録音媒体で、この日は彼お決まりのTDKカセットテープ" SA 90 "ではなく同メーカーの" KR "、つまり純粋なクローム・テープを使用している点でしょう。御存知の通りミラードが好んで使った主力テープは" SA "シリーズです。現在ネット上で見られる1st genテープの実物(※ ミラードが親しい友人達にひとつひとつ丁寧に作成した、手描きの美麗なレタリングが施こされたアレです)の画像を見ても、その殆どにSAが使われていた事が判ります。ここが興味深いところで、実は今回遂に公開された現物のマスターテープを見ると、それはSAではなくKRに録音されているのです。このKRはいわゆる「ハイポジ」とか「クローム・タイプ」と称した後の製品(= SA)とは異なり、磁性体に二酸化クロムを使用した本物のクローム・テープで、当時のTDKカセットのラインナップでも" ブリリアント・シリーズ "として別格の扱いを受けていた製品でした。恐らくミラードもその品質に惚れ込んでいたからこそ初期はKRを好んで使っていたのでしょう。ところが何の因果か、このL.A公演があった1975年は3月にSAが新発売されると同時にKRの生産と流通もそこで終了、この月を境にしてショップから急速にKRが消えてゆくのです。実際このフロイドの録音(4月26日)の直後から彼が使うマスターテープもKRからSAに取り替わってゆき、以降はマスターもコピー(= 1st gen)もSAで統一され" ミラード = SAテープ "というよく知られたイメージが確立されてゆきます。言い換えればこの録音は彼がKR=純正のクローム・テープを使って録音した最末期のものであると同時に、私達がこれまで既発盤(= 1st gen)で聴いてきた音はそのKRに記録されたマスターサウンドを、磁性体の違うSAテープにコピーした音であった事を知るのです。そこに音質差が生じるのは当然ですし、前述した「現物のマスターテープとはいえ、1st genとそれほどに差があるのだろうか?」という疑問もこれで消えるでしょう。つまり今回解禁された(= 本作で聴ける)マスターサウンドの衝撃とは、純正のクロームテープに記録された驚異的な原音力でもあると言えるのです。更に、この録音には現物のマスターテープでしか有り得ないトピックが2つある事も特記されるでしょう。1つは、1st genテープにトランスファーされる際に施されたショウの第1部と第2部の終演後がフェイド処理されておらず、ノー・フェイド未加工の状態でシーンが残っている事です。もう1つは収録時間の長さで、ディスク3-(1)で聴けるアンコール待ちの様子がこれまでより約16秒間も長く残っており、史上最長収録版となっている点も無視出来ません。当然どちらも史上初登場シーンであり、その音質だけでなく録音の全体像としてもパーフェクトにしてマキシマムな姿が降臨しているのです!!!その音艶の鮮やかさは真に衝撃。御存知の通りこの録音はミラード本人の"テス、テス、テス・・"の声に続いて約3分30秒間に渡る開演前の音出しから録音が始まっている訳ですが、音像の鮮明さと拡がり、透明度の高さから判る奥行きの深さ、そして何よりチェック中の楽器音のダイレクトな直撃感がディスク冒頭から驚異的なレベルに達しています。「Raving And Drooling」も音に更なる硬い芯が入った上での明瞭さが漲り、リフの反復による旋律の慟哭が胸の奥深くに染み渡るのです。特にベースのゴリゴリしたアタック音はこれまで以上に硬質で鮮やかに鳴っている点は要注目でしょう。「You Gotta Be Crazy」にはミュートを掛けないギターの旋律にヴェールを剥ぎ取った原色の色彩感があり、シンバルの刻みも鮮やかになって粒立ちの良い感動的な音の像を結びます。ツインギターの鳴き上げにも驚天動地のマスター・ダイレクト感がありますが、鈍い音でうねる力強いシンセサイザーの出音にもその直撃感に唸らされること確実です。「Have A Cigar」の間奏中にある僅かなカット部分(※ テープチェンジに起因するもの)もマスターに残るそのままの姿で登場しますが、この部分的な劣化シーンにも異様な生々しさが滲み出て録音の現場感を格上げしているのです。「Shine On You Crazy Diamond」も音という言語手段を通して情感を構築してゆくプロセスが眩い超絶サウンドで展開し、クローム・テープ特有の高音の伸びの良さが耳を潤します。特に(Part 6-9)で聴ける音色の陶酔感は既存の1st genで聴き慣れていても戦慄が走るほどで、音と音の間にある余韻の深さと鋭さに息を呑むに違いありません。更に終曲後、休憩を告げるロジャーのMCの後で音像がフェイドアウトせず、録音がブツ切れて終わる事も大きなトピックです。これもまさにマスターテープ未加工ならではの初登場シーンであり、その生々しい未体験のブツ切れ感に胸ざわめくこと間違い無しです。ディスク2の狂気セットでは出音レスポンスの鋭さもグッと際立ちます。冒頭で周囲のオーディエンスが話している様子や0:24、0:47付近に遠くで爆竹が鳴っている音が聞こえますが、当日の場内にあったこれらの情景も既発盤と比べると単に鮮やかさがランクアップした近い音ではなく、凹凸のある奥行きを伴った鮮明な至近距離サウンドである事に気付かれるでしょう。マッシヴで弾力感のある中~低音域が凹凸豊かに展開する「On The Run」はその極みですし、「Time」に到っては中盤ギター・ソロのむせび泣く音色に胸焦がされる方が全国で続出するのが目に見える様です。「The Great Gig In The Sky」は音密度の濃い歌声の力強さが耳元で幾重にも展開し、それが抜けの良い細かい音の流れになって融解してゆく姿が圧巻で、ここではこの女性コーラスを微動だにせず捉え続ける当日のミラードの姿を見るに違いありません。中音域のサウンド・パワーが全開になる「Money」は既発盤でも上質な音で聴けましたが、ここではその上をゆく響きの炸裂感と拡散力が耳を惹きます。3:43付近から展開するギター・ソロを聴くと判り易いのですが、既発盤とシンクロさせてみると明らかに高音域の音抜けの良さが上がっており、クローム・テープ特有の閉塞感の無いウルトラ・クリアのサウンドを堪能出来るでしょう。同時に「Us And Them」も伸びて冴え渡る高域感度の良さに仰天される筈です。「Any Colour You Like」の4:59~5:01には1st gen=既発盤にも存在していた右チャンネルの僅かな劣化とシーン欠落が生じていますが (※ テープ・フリップに起因)、これも欠点というよりは当日の録音ドキュメンタリーとして愉しめますし、終盤でアップテンポになる区間で登場する、あの溜めて吐き出す疾走感も未体験の超絶音像で飛び出してきます。「Eclipse」の終曲後は既発盤でフェイドアウトしていましたが、ここではそのフェイド処理された先のシーン(※ シーン" A "とします)まで収録されており、これがディスク替わってディスク3に続きます。アンコール待ちとなるこのディスク3-(1)はシーンAの続きとしてマスターに残っているものですが、既発盤はミラードが一時停止した今回盤ディスク3-(1)の0:02でディスク割りしていました。しかしそこで割るとフェイド・イン/アウトが必要になるため今回はディスク2の最後とディスク3冒頭の両方でダブらせています。この重複分を除くと実質約16秒ほどシーンが長く収録されており、ミラードのオリジナル収録音を全て使い切った事になる訳です(※ 勿論このシーンAも初登場となります)。そして訪れる「Echoes」は、浮上してくるスライドギターからこれまでとは別次元のスーパー・サウンドが展開、マスター原音ならではの明瞭感と音の輪郭の鋭さで音色と旋律の変化が一層確かに耳元へ届き、アホウドリの鳴き声もそのバックにある厚くて深いところへ降りてゆく音がますます官能的な響きで聴き手の知を刺激するのです。特に" Nothing Part 14 "の区間ではこの原音が真に秘めていた美しい陰影が幾つも眩く現れ、この日の演奏をどれだけ聴き込んでいても驚かされるその究極音像に魂を打ち抜かれるでしょう。周囲に居た人々の証言によると、生前のミラードは「音楽を友人と共有する」という強い信念を持っていたそうです。コンサートとは殆どの人達にとって束の間の楽しい時間に過ぎませんが、ミラードや私達の様な熱心な音楽ファンにとってそれは記録して保存すべき特別な瞬間です。その想いは時を経て彼の周囲に居た人達=JEMSの惜しみない労力と熱意によって全世界の音楽好きな友人達に開かれ、今まさにその至宝が共有されようとしています。これから始まるミラードのマスターテープ順次公開は非公式音源史において劇的なターニング・ポイントとなるに違いありませんが、その手始めに選ばれたのがミラードの代名詞たるツェッペリンでもなければフェイセズのLAフォーラムでもなく、ストーンズのあの傑作録音でもなくてこのフロイドだったこと、この意味に注目すべきでしょう。つまり(あれだけ音が良いと誰もが認識していた)1st gen=既発盤サウンド以上の究極サウンドがマスターには宿っている事をまず提示している訳です。SAではなくKRで収録された時期の原音を敢えて選んでいる意味もそこから汲み取れるのではないでしょうか。再度申し上げますが、このサウンドを耳にすれば、今何かとてつもないターニング・ポイントに来ている事を誰もが予感するでしょう。初登場シーンを含む最長にして最強の、世界初登場となるマイク・ミラードのマスターカセット原音ディスクです。どうぞ心してこの大事件サウンドを御堪能下さい!!! Live at Los Angeles Memorial Sports Arena, Los Angeles, CA, USA 26th April 1975 ULTIMATE SOUND(UPGRADE) Disc 1 (63:33) 1. Mike Test 2. Intro. 3. Raving And Drooling 4. You Gotta Be Crazy 5. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5 6. Have A Cigar 7. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9 ★最後フェードが掛かってない Disc 2 (56:54) The Dark Side Of The Moon 1. Speak To Me 2. Breathe 3. On The Run 4. Time 5. Breathe(Reprise) 6. The Great Gig In The Sky 7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse ★最後フェードが掛かってない Disc 3 (24:39) 1. Audience ★冒頭16秒長く収録 2. Echoes

Pink Floyd ピンク・フロイド/CA,USA 4.26.1975 Upgrade

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