2020年で唯一となる海外公演を実施したTEDESCHI TRUCKS BAND。その現場を伝える最新オリジナル録音が登場です。その海外公演とは「2020年2月1日ロンドン公演」。その一部始終を記録した傑作オーディエンス録音です。TEDESCHI TRUCKS BANDと言えば、リリースされた『CHICAGO 2020 2ND NIGHT』も大好評となっておりますが、本作はそれに続く2020年レポート第二弾。まずは、現在進行中のツアー日程からショウのポジションを確かめておきましょう。・1月15日-29日:北米#1(9公演)・2月1日:ロンドン公演 ←★本作★・2月14日-29日;北米#2(10公演)・6月26日-8月1日:北米#3(21公演)
これが現座までに公表されているスケジュール。ほぼほぼ北米でのショウとなっておりますが、その中で1公演だけ海外で行われたのが本作のロンドン公演。そもそも彼らの人気は北米に集中しており、ヨーロッパでは門外漢。ドイツでは日本並みの人気があるようですが、英国ではデビュー9年にして6公演だけ。本作のロンドン公演は意外なステージでもありました。そんな特別公演を記録した本作は、なんとも味わい深い傑作オーディエンス。当店ではお馴染み“英国の巨匠”によるオリジナル録音なのですが、この人物の個性は自然な空気感と現代的なクリアさの両立。本作もまたその個性が息づいており、非常にリアル。スネアの音色にオーディエンスらしさもあるタイプではあるものの、その空気感を貫く芯には手応えもしっかりとあり、ちょっとウォームな鳴りが現場感たっぷりなのです。そして、このサウンドが当代きってのブルース・ロックに非常に似合う。ブルースには瞬間トーンの味わいが重要。スーザンの伸びる歌声が響き渡るスペクタクル、デレクのフレーズから立ち上る甘味、コシのあるグルーヴ感と全身を揺さぶるサックス。芯丸出しのライン音でも良いのですが、わずかな空気のヴァイヴが混じることで、グッと艶が増すのです。そして、そんな音が連なってくとさらに味が深くなる。インタープレイはフレーズを重ねるほど熱気が醸成されていき、それに反応するリズム隊のグルーヴに燻されてグングン加熱していく。その言葉のいらない「演奏の熱気」が観客を圧倒し、喝采を引き出し、それがステージをさらに炙る……その循環サイクルが上手くハマった時のカタルシスこそが肝なのです。本作のサウンドは、そのカタルシスをこれ以上ないほど厚く、熱く感じさせてくれる。輪郭が曇らないけれど、丸出しではない絶妙な現場感覚なのです。そんなリアル・サウンドで描かれるのは、これまた一期一会なショウ。彼らは毎日毎晩と言っていいほどセットを変えますので、ここで整理しておきましょう。オリジナル(10曲)・REVELATOR:Midnight in Harlem/Bound For Glory
・MADE UP MIND:Do I Look Worried/Part Of Me・LET ME GET BY:Don't Know What It Means/Hear Me・SIGNS:Signs, High Times/Hard Case/Shame・その他:Life Is Crazy カバー(6曲)・『レイラ』曲:Why Does Love Got To Be So Sad?/Bell Bottom Blues/Key To The Highway
・The Letter(THE BOX TOPS)/Show Me(ジョー・テックス)/Good To Your Earhole(FUNKADELIC)……と、このようになっています。オリジナルでは「Hear Me」「Hard Case」といったスパイスを効かせつつ、必殺の定番曲でグイグイ押す。「Life Is Crazy」は馴染みがないかも知れませんが、これはメンバーのマイク・マティソンの曲で、彼の『YOU CAN'T FIGHT LOVE』にも収録されました。そして、毎回何の曲が飛び出すか分からない、お楽しみのカバー。この日一番のレア曲はFUNKADELICの「Good To Your Earhole」ですが、輪をかけて耳を惹くのが「Why Does Love Got To Be So Sad?」「Bell Bottom Blues」「Key To The Highway」の3曲。スタンダードの「Key To The Highway」はよく演奏しているものの、3曲が集まるとDEREK AND THE DOMINOSの大名盤『いとしのレイラ』が浮かんでくる。昨年は『いとしのレイラ』の完全再現ショウも話題となりました(極上プロショット『LOCKN' 2019』でお楽しみ頂けます)が、その鱗片を英国にも届けるようなショウなのです。全公演で表情が変わるTEDESCHI TRUCKS BANDの最新ライヴアルバムです。しかも、現場は貴重な英国であり、彼らを待ちわびた会場の熱気に全身を浸せる。いつにも増して熱いフルショウをじっくりと味わえるオリジナル録音。
SSE Arena, Wembley, London, UK 1st February 2020 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1(51:56) 1. Intro 2. Signs, High Times 3. Do I Look Worried 4. Don't Know What It Means 5. The Letter 6. Life Is Crazy 7. Why Does Love Got To Be So Sad 8. Bell Bottom Blues 9. Part Of Me 10. Hear Me
Disc 2(73:36) 1. Hard Case 2. Shame 3. Midnight In Harlem 4. Key To The Highway (with Charlie Starr (Blackberry Smoke)) 5. Bound For Glory 6. Show Me 7. Good To Your Earhole





























