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Deep Purple ディープ・パープル/Osaka,Japan 6.29.1973 Upgrade

栄光の第II期DEEP PURPLE最後の夜となった「1973年6月29日:大阪厚生年金会館」。その象徴となる伝説的な名録音がオリジナル・マスターから再デジタル化して復刻です。その伝説録音とは『"THE END”』。2006年に登場した最終夜の決定録音で、初登場の『DTB 031/032』の他、2015年のアップ盤『DTB 201/202』も大好評となってきた定番中の第定番です。本作は、その元となったカセット・マスターから最新機材で改めてデジタル化。テープが吸い込んでいた音を微細部まで完全にCDに移し替えた最新・最高峰盤なのです。そのサウンドも伝説ですが、何よりも重要なのは内容。第II期PURPLEの最終夜となった事実と、イアン・ギランによる「This is the last night… the end, god bless you, thanks a lot, good night」というフェアウエル・スピーチによって歴史に名高いショウなのです。1973年のもう1つの象徴「暴動の夜」を記録した新名盤『BUDOKAN 1973 ORIGINAL MASTER』も同時リリースとなりますので、当時のスケジュールからポジションを整理しておきましょう。・6月23日『DEFINITIVE HIROSHIMA 1973』・6月24日『DEFINITIVE NAGOYA 1973』・6月25日『DEFINITIVE BUDOKAN 1973』『BUDOKAN 1973 ORIGINAL MASTER』×6月26日:日本武道館(中止)・6月27日『FINAL BLACK(大阪)』 ・6月29日:大阪厚生年金会館(最終公演)←★本作★※注:上記は代表作のみ。 以上、全5公演。“6・25”に暴動が発生し、翌「6月26日」のショウは中止。そこから大阪へ移動し、厚生年金会館で2回連続公演が行われたわけです。以上のように、当店では歴史的なツアーの全公演を永久保存してきたわけですが、本作ほどの重要作はない。録音自体は古くから知られてきたわけですが、そこには肝心のラスト・スピーチがなく(会場を特定されたくなった?)、ピッチも不安定なら音切れやサウンドも初期ブートの加工感がキツめ。「まるでサウンドボード」と呼ばれる極上録音でありながら、ツメの甘いものでした。それを大きく変えたのが『"THE END”』。既発群の大元カセットからダイレクトにCD化したために上記した欠点がすべて解消され、栄光の第II期最後の夜を正鵠に甦らせたのです。本作は、その決定マスター・カセットの最高峰を更新すべく、再度デジタル化を図ったもの。実際、その甲斐が十分に感じられる。従来の『"THE END”』に比べてもレンジが格段に広くなり、それでいて圧倒的にナチュラル。パッと聴いた感じは迫力押しにはなっていませんが、微細部の細やかさは確実にディテール・アップしている。アナログのリッチな質感がたっぷりと感じられつつ、さらにリアルで克明に生まれ変わっているのです。この要因は(恐らく)カセットデッキの性能差でしょう。具体的な機材名は伏せさせていただきますが、アナログ起こしの専門メーカーでも使用されているハイエンド機を使用しており、マスター・テープ自体が吸い込んでいた振動を微細部までデジタルに移し替えることが出来たのです。もちろん、本作はその上で細心マスタリングも実施。もちろん、“品格の音”をムリヤリ加工しては台無し。そうではなく、大元テープの劣化ポイントを逐一補正していったのです。例えば、開演前の左チャンネルの音落ちや「Highway Star」の2:18に発生する瞬間の歪み。既発群でも集成していましたが、本作は原音のナチュラル感もあって(微妙にですが)更に自然な仕上がりになっている。また、マスター・テープではA面がB面に比べるとハイ落ち気味でもありましたが、それも均整を取り、トータルで美しい作品感も実現しています。そのサウンドで甦ったラスト・ショウは、現実感が凄い。最後というだけあっていつも以上に気合いが感じられ、インプロヴィゼーションも自在で柔軟。「Highway Star」からしていつもより長く弾き倒すギター・ソロが炸裂し、「Smoke On The Water」のイントロではリッチーの歌心と柔軟に応えるイアン・ペイスが素晴らしい。ギランはその「Smoke On The Water」から感極まって歌えなくなったり、詰まった声を吐き出すように苛烈な絶叫を飛ばしたり………。そしてショウが進むほどリッチーとギランのかけ合いは加熱していく。「これが最後だ!」と言わんばかりに伸びしに伸ばすロング・スクリームが轟き、リッチーもその裂帛の気迫に鬼気迫るソロで応える。「Child In Time(イントロのミスコードはジョーク?)や「Space Truckin’」で弾きに弾き倒す長いソロの凄まじい事と言ったら……。また、ジョン・ロードにしても「Space Truckin’」で「ツァラトゥストラはかく語りき」だけでなく「Sunshine Of Your Love」のリフや「Happy Birthday(この日はペイスの誕生日)」等々、いつにも増して多彩なフレーズを繰り出しますし、とジャーも猛烈なベースソロを轟かせる。そんなフレーズの1つひとつに「すぐそこにいる」という存在感が感じられ、それぞれの楽器が生み出したヴァイヴが風圧を伴って届くような現実感が宿っている。従来盤もマスター・サウンドではありましたが、十分ではなかった。現物カセットには、確かに現実が吸い込まれていた……その感慨に胸が熱くなるサウンドなのです。熱い感慨が深く深く刻まれるのは、この夜の象徴でもあるギランのラスト・スピーチ。前述のように、4日間の日本武道館では大暴動が起きてしまったわけですが、そのせいか観客は悲鳴にも似た絶叫を上げながら尋常ではない雰囲気で5分以上もアンコールを求める。そんなファンたちを前に独り立ち、語りかけるギランのスピーチ。あまりにも象徴的ですので、今回も全文を書き出しておきましょう。"All I want to say to.... all of you, is thank you very much, you've been great. Thank you for everything you've given us in Japan. And thank you, really you're the representatives of the whole world as far as we're concerned. Thank you and God bless you for everything you've ever given us. Um, this is the last night. The end. God bless 'em. Thanks a lot. Goodnight."「みんなに、みんなにありがとうと言いたい。君たちは最高だ。日本のファンが俺たちにしてくれたこと総てに感謝しているんだ。本当に、君たちは世界中のファンの代表なんだよ。日本のファンとの総ての想い出に、感謝と神の祝福を。そう、今日が最後なんだ。終わりだよ。本当にありがとう。さよならだ(意訳)」こうして終焉を迎えた第II期DEEP PURPLE。これまではテープの開始/停止部をフェイドで処理してきましたが、今回は未処理でカセット・マスターのすべてを永久保存しました。彼らにとって……いえ、英国ロック史にとって大きな1章が終わってしまった夜をカセット・マスターから最大限に引き出した2枚組。 Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 29th June 1973 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE Disc 1 (41:39) 1. Intro. 2. Highway Star 3. Smoke On The Water 4. Strange Kind Of Woman 5. Child In Time Disc 2 (45:46) 1. Lazy 2. Drum Solo/The Mule 3. Space Truckin' ●0:00前後はわざとヒスを残しました。(既発は摘まんでいる) 4. Applause 5. Ian Gillan Closing Speech Ian Gillan - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/Osaka,Japan 6.29.1973 Upgrade

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