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Steve Hackett スティーヴ・ハケット/MA,USA 2020

大名盤『月影の騎士』の再現来日に向けてショウを拡充させつつ、やや不穏な空気も漂い始めたスティーヴ・ハケット。そんな彼の最新・極上のライヴアルバムが登場です。そんな本作に収められているのは「2020年3月11日ノーサンプトン公演」。その一部始終を記録した超・極上オーディエンス録音です。何が「不穏」かと言えば、ツアーの中断。現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナ・ウィルスのせいか、進行中だった北米ツアーが次々と延期になっているのです。その辺の事情を把握するためにも、現在までに公表されているスケジュールから本作のポジションを確かめてみましょう。 ・2月26日-3月12日:北米(9公演) ←★ココ★ ×3月13日-24日:北米(延期)×3月27日-4月1日:CRUISE TO THE EDGE(延期)×4月17日+18日:ROCK MEETS CLASSIC(延期)・5月15日-17日:日本(3公演)・5月24日-6月2日:オセアニア(6公演) ・8月2日-7日:DJABE共演(6公演)・8月14日:CROPREDY FESTIVAL出演・9月15日-10月19日:欧州(21公演)・11月1日-12月1日:英国(22公演)※注:「×」印は延期となったショウ。これがハケットの最新状況。2月末から「北米」ツアーが始まったのですが、9公演目(3月12日)を終えたところで中断。残りの日程やクルーズ公演“CRUISE TO THE EDGE”に加え、ドイツで予定されていたオーケストラ共演コンサート“ROCK MEETS CLASSIC”も延期が発表されました。5月半ばの日本公演については予断を許さないところですが、実施されるとしてもその前のショウがすべて延期。つまり、もう日本までショウはないのです。そして、本作のノーサンプトン公演は、実施された「北米」ツアーの8公演目。期せずして来日公演の直前となってしまったショウを極上体験できるライヴアルバムなのです。そんなショウで記録された本作は、まさに「超」をズラズラと並べ立てたい極上のオーディエンス録音。現代オーディエンスは極上で当たり前にもなっていますが、本作はちょっとやそっとじゃない。とにかく距離感ゼロのド密着で超詳細。ヘッドフォンで耳を澄ませればスネアの音色がわずかに客録っぽさもある気もしますが、それも気のせいにしか思えなくなってくる。すべてが鮮明な中でド肝を抜くのはベース。いかに現代録音であっても重点音は難しく、スカスカかビビり気味か両極になりがち。ところが本作のベースはビンビンと鋭いアタックが轟き、グルーヴも芳醇。そこまでフィーチュアされていながら、他楽器とのバランスがまったく崩れず、1音1音の立ち上がりから消音の刹那まで極めて美麗。頭の悪そうな擬音を許していただけるなら、バッキバキのゴリッゴリにしてトロッとしてテラテラと輝く美の重低音なのです。もちろん、ベースだけではない。シンセは1粒1粒が白雪のようにキラキラと降り注ぎ、ギターは弦の振動が感じられるほどにぎゅわんぎゅわん……バカ過ぎるのでもう止めますが、決してふざけているのではありません。賛美の形容詞を並べても空々しくなってしまうほどにリアルで鮮やかで美しく、それでいて力強いのです。しかも、そうしたノートの間にたゆたう無音も漆黒の深み。その中で1つひとつの演奏が浮き立ち、立体的なアンサンブルを構築している。曲間になると間近な拍手が沸き起こるのでオーディエンス録音には違いないのでしょうが、どうやったら空間を介してこんな音が録れるのか……。ごく希にサウンドボードかオーディエンスかの区別も無意味にする超絶なサウンドに出逢いますが、本作はまさにその見本となる震撼のサウンドなのです。そんなド肝を抜く超絶サウンドで描かれるのは、来日直前にして更に拡大された最新のフルショウ。当店では2020年の第一報として傑作録音『WINNIPEG 2020(Amity 596)』をレポート致しましたが、その後になってセットが増量。ここでは『WINNIPEG 2020』と比較しながら整理してみましょう。第一部:ソロ・セクション・SPECTRAL MORNINGS:Every Day/The Virgin and the Gypsy/Spectral Mornings/ Clocks - The Angel of Mons・DEFECTOR:The Steppes(★)/Jacuzzi/Slogans(★)・AT THE EDGE OF LIGHT:Under the Eye of the Sun/Beasts in Our Time 第二部:『月影の騎士』セクション・SELLING ENGLAND:全曲・Deja Vu『GENESIS REVISITED』/The Musical Box『NURSERY CRYME』 アンコール・Watcher of the Skies『FOXTROT』※注:「★」印は『WINNIPEG 2020』では聴けなかった曲。……と、このようになっています。基本は『WINNIPEG 2020』に準じていますが、そこから2曲「The Steppes」「Slogans」が追加となりました。これは恐らく『DEFECTOR』の40周年を意図したセレクトでしょう。2019年編では『月影の騎士』再現だけでなく『SPECTRAL MORNINGS』の40周年も謳っていたのですが、年が改まったことで『DEFECTOR』の比重を(若干)大きくしたようです。その後のツアーでさらに『DEFECTOR』を増やしていくつもりだったのかどうか。この後、5月の日本公演までショウがないので、今となっては分かりません。毎日、衝撃のニュースが世界を揺らし続けている今、まずは来日公演の実現を祈るばかりですが、いざ実現した時にはどんなショウになるのか。本作は、それを予言してくれる最新の予習盤にして、現代オーディエンス録音の極みのクオリティを体験させてくれる1本。 Live at Academy Of Music, Northampton, MA, USA 11th March 2020 ULTIMATE SOUND Disc 1(75:29) 1. Intro 2. Every Day 3. Under The Eye Of The Sun 4. Beasts In Our Time 5. The Steppes 6. The Virgin And The Gypsy 7. Jacuzzi 8. Spectral Mornings 9. Slogans 10. Clocks / The Angel Of Mons 11. Dancing With The Moonlit Knight 12. I Know What I Like (In Your Wardrobe) Disc 2(78:55) 1. Firth Of Fifth 2. More Fool Me 3. The Battle Of Epping Forest 4. After The Ordeal 5. The Cinema Show 6. Aisle Of Plenty 7. Deja Vu 8. The Musical Box 9. Watcher Of The Skies Steve Hackett - guitar, vocals Jonas Reingold - bass, 12-string guitar, vocals Roger King - keyboards Rob Townsend - windwinds, percussion, keyboards, vocals Criag Blundell - drums, vocals Nad Sylvan - vocals, percussion

Steve Hackett スティーヴ・ハケット/MA,USA 2020

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