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Deep Purple ディープ・パープル/Germany 12.5.1970

DEEP PURPLEは発掘もののオフィシャル・ライヴ作品が多く、バンド側がリリースした"オフィシャル・ブートレッグ"でも'70年当時のライヴを多く聴く事 が出来ます。その中でも5年ほど前に年リマスター盤が登場した「LIVE IN STOCKHOLM」は、第二期PURPLEでも特に即興とインタープレイが凄まじかった'70年後半のライヴを収めており、マニアの評価がひときわ高い存在です。しかしコレクターズ・アイテムに関心があるマニアならば、その当時のライヴをもっと聴きたいと考えるもの。前掲「LIVE IN STOCKHOLM」でのストックホルム公演直後に当たる'70年12月5日のドイツ・ミュンヘン公演を収録した「CIRCUS KHRONE '70」は、その「もっと聴きたい」と願うマニアの希望を、当時としては充分以上に優れたオーディエンス・サウンドで約70分にわたり満たしてくれます。この'70年ミュンヘン公演は「MUNCHEN 12.70」というタイトルで、CDコレクターズ・アイテムの初期からマニアには知られた存在です。しかしこの既発は全体的にピッチが低かった上にテープの歪みも気になるなど、今日の耳で聴いた時に音質面でやや残念なアイテムでした。それに対してより上質なマスターを用い、優れた音の抜けと安定した音像、正常なピッチでライヴを収録した本作は、既発のネhガティヴ・イメージを覆し、壮絶だった'70年末の第二期PURPLEライヴをより鮮やかなサウンドで 楽しませます。録音が始まった直後から、40年以上昔のテープ録音とは思えない明度に聴き手は驚く事でしょう。ギランのMCとチューニングの後、当時のPURPLEラ イヴの特徴だった「Yodel」からショウがスタート。リッチーの遊び心溢れるギターは「IN ROCK」アルバムの硬派なイメージを裏切るような幕開けで、ギランのおどけた歌いぶりに会場は笑いすら含む楽しいムードに包まれます。しかし間髪入れず スタートする「Speed King」で、バンドはいきなりトップギアの強烈な演奏をスパークさせ、会場はたちまち興奮と熱狂の坩堝と化します。2~3分台でのクールで静かなムードから徐々にヒートアップしていくリッチーとジョンのインタープレイは聴き手を圧倒するに違いなく、ファンは最もパワフルな演奏を誇った'70年 PURPLEの真髄に触れる事ができるでしょう。続く「Into The Fire」でも、若きギランのスクリーミングは並ぶ者なき王者の風格。リッチーのギターソロも圧倒的な破壊力と切れ味鋭い音色で迫り、序盤2曲で観客は完 全にノックアウトされているのが判ります。「Child In Time」以降は音質が序盤以上に安定し、ライヴのハイライトを最高の迫力で堪能させます。リッチーとジョンの掛け合いやソロが素晴らしいのは当然ですが、それよりも演奏全体のまとまりやグルーヴも極上で、ギランの超人ヴォーカルも絶好調です(ヒステリックになって唱和しようとする観客も微笑ましいです)。リッチーとジョンのキメも、ペイスとロジャーのリズムに支えられ、凄まじい音空間の中でバシっと見事に決まります。「Mandrake Root」は3:43でテープチェンジと見られるカットが入りますが、それ以降も非常にオンなサウンドで録音されています。7分台から雪崩れ込むリッチーのソロは本録音の大きな聴き所(10分台以降に繰り広げられる静かでメロウなソロも大変興味深いです)。15分台からはいよいよ締めくくりに突入し、バンド全体で織り成す狂乱のプレイがライヴ最大のヤマ場を演出します(迫力満点のギター・ノイズを聞くと、ここではギター・クラッシュも炸裂しているような印象です)。このスリリングな演奏の出来栄えにはバンドもオーディエンスも大満足だったようで、演奏後のMCではギランの口から「いかにここが素晴らしい か」が語られます。「Black Night」もこれまでの流れとノリをしっかり引き継ぎ、最高の演奏を心地よく楽しめます。バンド全体の演奏は勿論、ギターそしてキーボードのソロも抜群。「これをオフィシャルでレコーディングしていたら最高だったのに・・・」と思うほどのテイクです。特にエンディングで繰り広げられるリッチーとギランの絡み合いは信じられないほどのドライヴ感(はっきり言って'72年の来日公演以上!)で、全てのハードロック・ファンを唸らせる絶対必聴のテイクです! アンコールと思われるおなじみ「Lucille」は頭切れが残念ですが、ノリの良い演奏が聴き手を楽しませてくれます。熱狂的にアンコールを求める観客の叫び、それを鎮めるような会場側アナウンスによるクロージングまでもが印象的で、最後まで聴き逃せない名場面が連発します!本作を聴けば誰でも理解できる通り、'70年末のDEEP PURPLEはライヴ・バンドとして文句なしに当時世界最強の爆発力と演奏力を誇っていました。会場の天井をも突き破りかねないファンのボルテージ、それ を上回るバンドの演奏と、ここにはハードロックが最も幸福だった時代の空気が濃厚に立ち込めているのです。オフィシャル・ライヴ作品でもこの生々し過ぎる熱気と空気感までは味わえません! PURPLEライヴ真の凄まじさを70分間たっぷりと密封した本作も、同時代の傑作音源と併せてぜひオススメしたい極上の一本です! Live at Circus Khrone, Munich, Germany 5th December 1970 AMAZING SOUND 1. Intro. 2. Yodel 3. Speed King 4. Into The Fire 5. Child In Time 6. Mandrake Root 7. Black Night 8. Lucille Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/Germany 12.5.1970

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