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Paul McCartney,Wings ポール・マッカートニー ウイングス/CA,USA 6.23.1976 Upgrade

アナログ時代におけるウイングス、1976年オーバー・アメリカ・ツアー稀代の名盤「WINGS FROM THE WINGS」はアンドレアという名の女性によって作られたブートレグでした。彼女は同じ時期に活動していたWizardoのジョン・ウィザードの友達であり、彼が活発なリリースを続ける様を見て自身でもリリースを思いつき、Vicki Vinylの名の下でリリースを行う、いわば史上初の女性ブートレッガーの誕生でした。今年に入ってジョン・ウィザードがネット上でインタビューに答えてくれ、改めて彼とアンドレアがいかに活発なリリースを行っていたのか明らかとなったのです。彼女が最初に使ったレーベル・ブランドがIdle Mind Productions(IMP)でした。レーベルには女性のイラストが使われており、それこそ女性が運営するレーベルの証でもあった訳ですが、ブランド第一作目として選ばれたのが「WINGSFROM THE WINGS」でした。レコード三枚組の豪華なボックスセットという作りだけでも十分に魅力のあるアイテムでしたが、何といってもとどめを刺したのは76年が建国200周年であり、アメリカ国旗の色にかけてレッド、ブルー、ホワイトのカラービニールでのリリースだったという。ビートルズのメンバーが行った話題の最新ツアーを収めていただけでなく、アイテムとしても非常に魅力的な作りであったことが大ベストセラーの要因となったのです。箱に入れるだけなら既にアイテムは存在していた。しかしアンドレアの場合はアメリカ国旗に合わせて三色カラービニールというセンスがいかにも女性らしい。そして「WINGSFROM~」のリリースと大ヒットこそ、オフィシャル「OVER AMERICA」のリリースを促したというのは有名な話。さすがにオフィシャル登場以降は過去のアイテムと化してしまい、それがCDの時代を迎えるといよいよ見過ごされた感は否めません。一度だけ「WINGS FROM~」ボックスのパッケージを含めてアナログ落としのアイテムが90年代にリリースされたことがあったものの、針音を目立たなくさせるイコライズが過剰なこともあり、これもまた注目を浴びることなく消え去りました。そんな状況が変化するのは1990年代後半にマイク・ミラードが録音した同日の音源が登場してからのこと。「WINGSFROM~」と同日の音源であるということから、それと同じジャケット・デザインやタイトルでミラード音源がリリースされることが慣例となります。こうなると「WINGS FROM~」はLPでもミラード音源を使っていたのでは…と思い込んでいるマニアが少なくないのでは? でも違うんです。ピュア・トレーダーたるミラードの音源がブートレグ界に現れたのはずっと後で1980年代前半、かの「LISTEN TO THIS, EDDIE」のリリースが最初。「WINGS FROM~」に使われた音源はそれとまったく違うオーディエンス録音であり、恐らくはジョン・ウィザードがアンドレアの為に録音してあげたのではと推測されれるもの。TMOQなどと違ってジョンが録音した音源というのは元ソースがトレーダー間に一切出回っておらず、本公演に関してもしかり。これで改めて現在「WINGS FROM THE WINGS」のタイトルやパッケージでリリースされているものが本来のLPでなくミラード音源を収録していることを理解してもらえたかと思いますが、彼の録音に関しては遂にマスター・カセットが発掘され、それが先週「L.A. FORUM 1976 1ST NIGHT」としてリリースされ大ベストセラー記録中です。そこで今回はパッケージ面と内容面の点で正真正銘の「WINGS FROM THE WINGS」CDバージョンをリリースという企画。そのリリースに当たっては、オリジナルLPボックスはもちろん、以前リリースしたところ物凄いベストセラーとなってしまったRemasters Workshopのバージョンの両方を比較。当時リリースした際は「曲の頭がアップロード時のトラブルから欠けてしまった」ことを理由としましたが、今回はもちろんそうした問題のないファイルを入手。改めてビンテージLPブートを極めてクリーンにトレースしていたことに驚かされました。そこで今回もRemasters Workshopのバージョンを基にすることにしたのです。またRemasters Workshopのファイルは今年の秋にアップロードしてくれていたサイトがダウンしてしまい、以前が嘘のように入手困難な状況へと一変してしまいました。そうした意味でもRemasters WorkshopバージョンをCD化する意義があると言えるでしょう。今回のリリースに際しては、まず初めにRemasters Workshopバージョンで見過ごされていたピッチの狂い緻密にアジャスト。次にオリジナルのLPにあった曲中のカットもそのままとなっていましたが、まず一番大きな「I've Just Seen a Face」のカットに関してはミラード音源を補填、なおかつスムーズにつなげることに成功したのです。先週の無料ギフトCD-Rで好評につき、今週も継続する「L.A. FORUM 1976 2ND NIGHT」でも同曲になるとカットが生じていましたが、オーバー・アメリカ・ツアーを録音するとテープチェンジに当たりやすいのが「I've Just~」でした。その点サンディエゴでコンサートを下見して6月23日をノーカットで録音してみせたミラードの偉大さを思い知らされます。そしてLPに使われたオーディエンス録音ですが、もちろんミラード音源のような驚異的な音像の近さにはかないません。しかし、そちらの音像が近すぎ、所によっては臨場感に物足りなさを覚えたのに対し、こちらはもっとリアルにオーバー・アメリカ・ツアー最終日の熱狂ぶりを伝えてくれる。それでいて煩わしい客などおらず、演奏の程よい距離感がまた絶妙。それに何といってもウォーミーな音質。いい意味でアナログチックなビンテージ・オーディエンス、オールド・マニアには懐かしさ一杯に楽しんでもらえるでしょう。それに…こう言っては何ですがLP三枚組のボックスセットを聞き通すというのは、アイテム的にちょっと面倒(笑)。その点こちらはCD二枚組で面変わりも最小。サクサク聞き通せてしまうCDの利点が全開。 The Forum, Inglewood, CA, USA 23rd June 1976 PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (65:51) 1. Venus And Mars 2. Rock Show 3. Jet 4. Let Me Roll It 5. Spirits Of Ancient Egypt 6. Medicine Jar 7. Maybe I'm Amazed 8. Call Me Back Again 9. Lady Madonna 10. The Long And Winding Road 11. Live And Let Die 12. Picasso's Last Words (Drink To Me) 13. Richard Cory 14. Bluebird 15. I've Just Seen A Face 16. Blackbird 17. Yesterday Disc 2 (65:09) 1. You Gave Me The Answer 2. Magneto And Titanium Man 3. Go Now 4. My Love 5. Listen To What The Man Said 6. Let 'Em In 7. Time To Hide 8. Silly Love Songs 9. Beware My Love 10. Letting Go 11. Band On The Run 12. Hi, Hi, Hi 13. Soily

Paul McCartney,Wings ポール・マッカートニー ウイングス/CA,USA 6.23.1976 Upgrade

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