1983年、新作「Money And Cigarettes」リリースに伴い行われたツアーより、ツアー初日となるシアトル公演を超高音質オーディエンス録音で完全収録。2月から7月にかけてアメリカからヨーロッパと大規模に展開された本ツアーですが、11公演目の2月15日ダラス公演を最後に、レコーディング・メンバーであるドラマー、ロジャー・ホーキンスの離脱、そして日程が進むにつれ、セットリストから新曲がどんどん外れていき、ニューアルバムのプロモーションという色彩が徐々に褪せていきます。本タイトルに収録されている初日公演は、このツアーから最多となる新作からのナンバー5曲がセットリスト入りし、ドラマーもジャー・ホーキン スという事も有り、最も「Money And Cigarettes」を意識させる公演となります。演奏面でのハイライトはやはり新作からのナンバーで、「Crazy Country Hop」での荒々しさと、この日と翌日のみ披露されたスローナンバー「Pretty Girl」でのスマートさで、ボーカリストとしての奥行を披露し、「Crosscut Saw」ではトラディショナルなリズムを独特なグルーブでループさせ、効果的なオブリガードとソロを組み込み構築していくという、長いツアーの中からも、このラインナップだけで作り出されたパフォーマンスが展開されています。定番のチューンではツアー初日の緊張と高揚を感じさながらの、非常に丁寧で重厚な演奏を聞く事が出来、セットリストの違いはあるものの、6月から再開した後半の全米ツアーとは、全く別の嗜好をもった公演と言えるでしょう。本音源は同公 演を収めた既発版「1983 FIRST SHOW」と同じカセット・マスターから作成されており、Blues Medleyでの欠落は同一ながら、既発では欠落していたオープニングから「After Midnight」17秒までを収録していますが、「After Midnight」のイントロ部分はRECレベル過多により歪んでいます。そして、ステレオ出力されたテープをそのままに収録した既発盤に対して、今回のバージョンは完全なモノラル音源として作成されており、さらにヒスノイズを削除してアップロードされました。本タイトルはそのバージョンから、前記の歪み部分を軽減し、ノイズ削除により失われてしまった高音部分を加えるとともに、この音源の最大のウイークポイントである、低音の残響音を極力打ち消す事によ り、アップロードされたバージョンと比べて格段の音質で収録されています。 Live at Paramount Theatre, Seattle, Washington, USA 1st February 1983 PEREFCT SOUND Disc 1 1. After Midnight 2. I Shot The Sheriff 3. Crazy Country Hop 4. Pretty Girl 5. Slow Down Linda 6. Lay Down Sally 7. Wonderful Tonight 8. Sweet Little Lisa 9. Key To The Highway 10. Tulsa Time 11. Nobody Knows You When You're Down And Out Disc 2 1. I've Got A Rock 'N' Roll Heart 2. Crosscut Saw 3. Cocaine 4. Blues Power 5. That's All Right / Have You Ever Loved A Woman / Ramblin' On My mind 6. Let It Rain 7. Layla 8. Member Introduction 9. Further On Up The Road Eric Clapton - Guitar, Vocals Albert Lee - Guitar, Vocals Chris Stainton - Keyboards Donald 'Duck' Dunn - Bass Roger Hawkins - Drums