幻の大曲「The Libest Spacement Monitor」を伝える伝説の名作がアップグレード。限界までショウの現場に近づけた究極形で永久保存決定です。「The Libest Spacement Monitor」……もう、この曲名だけで本作の正体にお気づきの方も多いでしょう。そう、本作の元になっているのは、伝説の域にある名作ブートレッグLP『PICTURES OF PINK FLOYD Volume One/Two』。その最高峰更新盤なのです。 【幻の未発表曲を極上体験できる伝説録音がアップグレード】このLPは歴史的重要作であり、同時に謎多き録音でもあります。まず録音日が確定されていない。アナログ時代から“1970年11月11日ヨーテボリ公演”と信じられてきたのですが、近年になって正真正銘のヨーテボリ録音が発掘。別公演だと判明しました。その後のリサーチによって「1970年11月28日ザールブリュッケン公演」説が最有力となっていますが、それも確定とはなっていないようです。ともあれ、そんな『PICTURES OF PINK FLOYD』は素晴らしすぎるサウンド・クオリティと未発表曲「The Libest Spacement Monitor」の存在によって歴史的重要作となり、アナログ時代でもCD時代でも数々のコピー・タイトルを生み出してきました。本作もその1つでありつつ、2021年に可能な最高峰を極めたタイトルなのです。まず、何よりもサウンド。これまでの最高峰は5年前(2016年)にThe "Pictures Of Pink Floyd" Restoration Projectよって発表されたバージョンでしたが、本作は奇跡的に発掘された1stプレスのオリジナルLPが使用されている。もちろん、その貴重なオリジナルLPを最新仕様の機材・環境でデジタル化しているのです。実際、本作から流れ出るそのサウンド・クオリティは、まさに新たなる頂。2016年版と比べてもより滑らかでナチュラル。中音域にしっかりとした密度があり、たっぷりとした厚みの低音によるダイナミズムが素晴らしい。従来版も美しかったものの、本作を知った今となっては中高音が荒く感じられてしまい、歪みが刺々しくさえあるのです。 【実際のショウ通りに再構成した至高のライヴアルバム】そんな最新トランスファーは今この瞬間も世界中のコレクターを歓喜させているわけですが、本作はさらにもう一歩踏み込み、実際のショウに最接近するライヴアルバムに仕上げました。それは、曲順。実のところ、オリジナル『PICTURES OF PINK FLOYD』は『Volume One』『Volume Two』の2枚に分けてリリースされたものの、片面ずつのLPに収めるために曲順が完全に無視されていました。本作ではそれを本来の曲順通りに直しているのです。ここで本作の内容を当日セットに当てはめてみましょう。Astronomy Domine(未収録)1. Fat Old Sun ←*旧B面-1 Cymbaline(未収録)2. Atom Heart Mother ←*旧D面 3. The Libest Spacement Monitor ←*旧A面-1 4. The Embryo ←*旧A面-1 5. Green is the Colour ←*旧C面-1 Careful with That Axe, Eugene(未収録)Set the Controls for the Heart of the Sun(未収録) 6. A Saucerful of Secrets ←*旧C面-2 ……と、このようになっています。オリジナルLPのトラックリストには「The Embryo」がありませんでしたが、これは「The Libest Spacement Monitor」の後半部としてメドレー演奏されいたものです。4曲分がLP化されなかったためにフルショウを聴く術はないわけですが、それ以外は当日通り。これまでバラバラだった中盤(Atom Heart MotherからGreen is the Colourにかけて)が本来通りの流れで楽しめるわけです。さて、ここで従来版をご存知の方なら「旧B面2-3」だった「Blues」「Atom Heart Mother (reprise)」がない事に気づかれるでしょう。実は、この2曲は別公演(1971年2月26日オッフェンバッハ)の録音。そちらは『OFFENBACH 1971: 1ST GEN CASSETTES NEW TRANSFER』に収録し、本作ではあくまで「ザールブリュッケン録音」だけで統一。両公演とも、実際のコンサート通りの姿、本来あるべき姿に可能な限り近づけて永久保存しているのです。こうして甦った歴史的なショウは完全に新しく、より一層リアルに感じられる。特に圧倒的なのは、やはり目玉の「The Libest Spacement Monitor」。混沌としたインプロヴィゼーションが徐々に醸成されてゆき、4分半ほどしたところから闇から浮かぶように姿を現すベース・リフによって世界が転換。スライドギターやオルガンのサイケデリック饗宴からメインテーマ的な「The Embryo」へと一気に雪崩れ込んでいく……。このメドレーだけでも極めてドラマティックですが、本作はさらにキチンと前曲「Atom Heart Mother」や後続曲「Green is the Colour」にも挟まれて聴ける。これまでは1曲単位に聴けるだけ有り難いレベルだったわけですが、本作ではショウの中でどんな役割を担っていたのかまで実際の音として実感できるのです。幻の大曲「The Libest Spacement Monitor」を現代まで語り継いできた伝説の名作LP『PICTURES OF PINK FLOYD』。本作は、その新たなる最高峰です。1stプレスのオリジナルLPに刻まれていたナチュラル・サウンドを2021年の最新技術で引き出し、実際のショウ通りに再構成した至高盤。最も正しい姿の「The Libest Spacement Monitor」として、今後の語り部となっていくであろう新基準。幻の大曲「The Libest Spacement Monitor」を伝える歴史的ライヴアルバム。「1970年11月28日ザールブリュッケン公演」の極上オーディエンス録音です。伝説的LP『PICTURES OF PINK FLOYD』の1stプレス盤からデジタル化された最新盤で、従来より明らかに滑らかでナチュラル。中音域にしっかりとした密度があり、たっぷりとした厚みの低音によるダイナミズムが素晴らしい。しかも、当日ショウと同じ曲順に整えられ、未発表曲「The Libest Spacement Monitor」もキチンと前後曲に挟まれてショウの中でどんな役割を担っていたのかまで実感できる。伝説録音の最高峰を更新する文化遺産アルバムです。Saarlandhalle, Saarbrucken, West Germany 28th November 1970 PERFECT SOUND(UPGRADE) "Pictures of Pink Floyd" Vol.I & Vol.II (Top Sound) (76:47) 1. Fat Old Sun 2. Atom Heart Mother 3. The Libest Spacement Monitor 4. The Embryo 5. Green is the Colour 6. A Saucerful of Secrets