2005年、名作『Viaticum』をリリースし、24ヶ国100以上のコンサートで200,000人もの観客を動員したE.S.T.の決定的瞬間をとらえた母国スウェーデン・ゲーテボルク公演を、なんと極上高音質ステレオ・サウンドボードのマスターテープから完全収録した衝撃の未発表ライヴ音源がついに初登場!!スウェーデンの名門ドラゴンから1990年代初頭にひそやかにデビューしたエスビョルン・スヴェンソン・トリオ。この時点では、スヴェンソンはビル・エヴァンス、キース・ジャレット、チック・コリアの亜流と言われていた。しかし、その才能に惚れ込んだACTのシギ・ロッホがプロデュースすると、スヴェンソン・トリオの才能が開花し、誰もがなし得なかった革新的なピアノ・トリオのスタイルを確立。2000年代になると、ヨーロッパのみならずアメリカはじめ全世界において名実ともに屈指のアーティストに成長。その影響力と功績は今なお多大で、ピアノ・トリオの歴史はE.S.T.以前と以後で語られるといっても過言ではありません。そのスヴェンソン・トリオのE.S.T.と改名後の絶頂期となる、24ヶ国100以上のコンサートを行い観客動員数200万人超という記録を打ち立てた2005年に、彼らの母国スウェーデンにおけるゲーテボルク・コンサートハウスでの歴史的名演奏を、なんと極上高音質ステレオ・サウンドボードの真のマスターテープよりダイレクトに1時間半以上に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!エヴァンス、キース、チックを出発点としたリリシズムと、北欧特有の美しくも厳しい透明感溢れる感性、類い稀なキャッチーかつ美メロの芳流によるコンポジション、すべてを兼ね備えたスヴェンソンはじめ、マグヌス・オストラム、ダン・ベルグルンドの3人は皆60年代中期に生まれ、ロック/テクノ/エレクトロにも馴染み、自分達の音楽にフュージョンさせるセンス、それらすべてを完璧に融合させたサウンドは、当時何処を探してもなかったE.S.T.のオリジナル。E.S.T.以後から現在においては、キャッチーなメロを超絶技巧で演奏するトリオが次々に現れ多くのフォロワーを生んだが、やはりE.S.T.は別格、唯一無二の存在。それを証明するここでのステージは、リーダーとサイドという伝統を破ったメンバー同士平等な立場のもと 奏でられる、E.S.T.の芸術的基礎の一部である開放性、好奇心、少しの偶然が合致した完璧なトリオ・サウンドとして、ジャズとエレクトロ、ドラムンベース、ファンク、ポップ、ロック、ヨーロッパのクラシック音楽までもが違和感なく組み合わされ、独自のオリジナリティを生み、まさに革新的といわれる音楽を聴かせてくれる。もちろん個々の卓越したテクニックを擁するインプロビゼーションも素晴らしく、文句の付けようがありません。 Live at Goeteborg Koncerthus,Goeteborg,Sweden April.11.2005 SDB EX Recording 91 min Esbjoern Svensson - Piano Dan Berglund - Bass Magnus Oestroem - Drums Disc 1 1. The Rube Thing 2. Eighty-Eight Days in My Veins 3. Viaticum 4. Mingel in the Mincing Machine Disc 2 1. 1. A Picture of Doris Travelling with Boris / Why She Couldn't Come / The Unstable Table & the Infamous Fable 2. When Good Created the Coffee Break 3. Spam-Boo-Limbo