コルトレーン亡き後のジャズ界に登場し1970年代を代表するテナー奏者ビリー・ハーパーが自身のアルバム「ザ・ビリーバー」リリース後にサンフランシスコの有名クラブ、「キーストン・コーナー」に出演したライブを発掘された放送音源より極上の音質にて初めて収録したファン必聴ライブが登場しました。アルバムではワン・ホーン構成のカルテットでしたが、このライブではトランペットのクリス・アルバートを加えたクインテットでの構成となりサウンドに厚みが増しています。その演奏は、ハーパーのアルバム中で最もレアーと言われている1980年のジャズ・ジャンボリーのライブを収録した「ア・ビリー・ハーパー・クインテット」を凌ぐ迫力があります。コルトレーンの流れを汲み濃い目のブラック・スピリチュアリティでハード・ドライヴィングするテナーは正に圧巻。ラストにはハーパー自身が「日本のトラディショナル、民謡ソーラン節をお聴き下さい。ソーラン節、B.H.です」とコメントし始まる「ソーラン節」。しかも中盤からは思わず息をのむ展開となりやはりライブ・バージョンはスタジオ録音とは規格外の凄みがあります。長尺曲3曲を全身全霊でブロウするハーパー・クインテット、これは絶品です。ライブ・アット・キーストン・コーナー、サンフランシスコ 02/06/1981 1.Croquet Ballet(17:03) 2.Is It Not True, Simply Because You Cannot Believe It(17:00) 3.Soran Bushi, B.H.(19:19) ビリー・ハーパー(ts) クリス・アルバート(tpt) アーメン・ドネリアン(p) ルイス・スピアーズ(b) マルコム・ピンソン(dr)