マニア筋から「歴代最強」と称されながら公式作品を残せなかったカーマイン・アピス時代のOZZY OSBOURNE BAND。その「公式代わり」を務める最高傑作ライヴアルバムが登場です。【幻に終わった最強カーマイン時代】そんな本作に刻まれているのは「1983年12月6日ストックホルム公演」。その超・極上オーディエンス録音です。ロック史上の名ドラマー:カーマイン・アピスがオジーと組んでいたのは“BARK AT THE MOON Tour”初期のこと。当店ではすでに「カーマイン時代」の名作を数多くご紹介しておりますが、本作はオフィシャルに代わって「カーマイン時代」を象徴する決定盤。これから入門される方のためにも、活動概要と各時代の代表作をおさらいしておきましょう。1983年 《ジェイク加入》・1月12日-30日:欧州#1(13公演)《ブリッジウォーター→エイリー交代》・2月11日-4月5日:北米#1(34公演)《コスタ→デイズリー交代》・5月29日:US FESTIVAL←※THE COMPLETE SOUNDBOARD《アルドリッチ→アピス交代/11月15日『月に吠える』発売》*11月10日-12月22日:欧州#2(32公演) ←★ココ★ 1984年*1月10日-2月20日:北米#2(31公演)←※BETHLEHEM 1984《アピス→アルドリッチ交代》・3月3日-6月10日:北米#3(61公演)←※公式映像・6月28日-7月7日:日本(8公演)←※ULTIMATE BARKS: TOKYO 1984・8月4日:プエルトリコ・8月18日-9月2日:欧州#3(5公演)1985年・1月16日+19日:ROCK IN RIO(2公演)←※プロショット《アルドリッチ/デイズリー/エイリーが離脱》※注:「*」印がカーマイン時代の日程。これがジェイク加入から『月に吠える』にまつわる活動全像。アルバムはトミー・アルドリッチと制作されましたが、ツアーはカーマインに交代してからスタート。序盤の「欧州#2」と「北米#2」をこなしたところでトミーに戻っています。「北米#2」の代表作として名盤『BETHLEHEM 1984』をご紹介していますが、それ対して本作は「欧州#2」の頂点ライヴアルバムなのです。【オフィシャル作品級の最高傑作】そんな本作のサウンドは、問答無用に「カーマイン時代の最高傑作」。これまで当店ではカーマイン時代のライヴアルバムを8作ご紹介してきましたが、間違いなく本作がNo.1。それも数段ズバ抜けた高音質なのです。再生して流れ出る快演BGM「Carmina Burana」から「えっ? サウンドボード?」と思われるでしょうし、オジーの第一声「Come on!」も、それに続いて入ってくる「I Don't Know」のリフも、完全にサウンドボード級……と言いますか、オフィシャル作品級。3曲目「Rock 'n' Roll Rebel」でビビり気味になる(5秒くらいのわずかなものです)事からサウンドボードではないと判断できますが、それも「オーディエンス録音……なんだろう、たぶん」と自信をなくしてしまうほどラインっぽいのです。そんな本作の正体は、伝説的なLPブートレッグ『CRY WOLF』。古くから存在は知られてきた名盤なのですが、プレス数が少なかったのか近年ではほとんど出回らず、CD時代になってからはほとんどお目にかかれないレア盤なのです。本作は、その最新トランスファー・バージョン。使用された盤がミント・クオリティだったのか針パチ1つなく、輝くようにクッキリ艶やか。マニア筋で「過去最高のトランスファー」と話題となっているマスターなのです。しかも、本作はそのベスト・マスターをさらに独自マスタリングでブラッシュ・アップ。帯域分析してバランスを調整し、重低音の厚みも高音のヌケも向上。よりクッキリと鮮やかな最高峰更新サウンドを実現。カーマイン時代と言えば、プロショット『ROCK POP 1983』が定番ですが、あの公式級サウンドボード音声より素晴らしいのです。【5人全員がメロディアスな最強アンサンブル】そんな「オフィシャル級サウンド」で描かれるのは、達人カーマインのドラミングが冴え渡るフルショウ。ここで『ROCK POP 1983』と比較しながらセットを整理してみましょう。クラシックス・パラノイド:Iron Man/Paranoid・ブリザード・オブ・オズ:I Don't Know/Mr. Crowley/Revelation (Mother Earth)(★)/Steal Away The Night(★)/Suicide Solution(★)/Crazy Train(★)・ダイアリー・オブ・ア・マッドマン:Flying High Again(★)月に吠える・Rock 'n' Roll Rebel(★)/Bark At The Moon/Center Of Eternity※注:「★」印は大定番プロショット『ROCK POP 1983』でも聞けない曲。 ……と、このようになっています。セット自体はお馴染みなのですが、そこで轟くカーマインの妙技が凄い、凄すぎる! とにかく歌心満載でして、オリジナルにはないフィルが次から次へと飛び出し、実にカラフル。時にヴォーカル・メロディに合いの手を入れ、時にギターをガイドし、時にキーボードと絡み合って曲のドラマティシズムをグイグイと引き上げている。全曲で凄いのですが、例えばヴォーカルとドラムが掛け合いまくる「Revelation (Mother Earth)」。オジーが一筋歌うとカーマインがまったく別のフィル……いや、ドラム・メロディで応え、まるでデュエット。しかも、ワンセクションごとにフレーズがどんどん変わっていくのです。どれでも構いませんので、ぜひトミー・アルドリッチが叩くライヴアルバムと聴き比べていただきたい。トミーも凡庸とはかけ離れたドラミングなのですが、カーマインは役者が違う。違い過ぎる。「ドラムの表現力」とはどういうモノか。それを端的に教えてくれる衝撃のテイクです。もちろん、カーマインだけではありません。彼が歌心のドラマーだとすれば、その相棒を務めているのは歌心ベースの代名詞であるボブ・デイズリーですし、キーボードもドラマティスム演出の達人ドン・エイリー。いつもなら「オジー&ジェイク=主役/残り3人=バック」の力関係なのですが、本作は5人が5人とも輝きまくるとんでもないスーパーバンド状態なのです。しかも、本作はその機微の機微まで超クリア&ウルトラ鮮やか。オジーのヴォーカルにかけられたロボット声エフェクトまでくっきり・はっきりです。オフィシャル作品を作らず、フル・サウンドボードも残せなかった「カーマイン時代」。そのフルショウをオフィシャル級の超極上サウンドで味わえる奇跡のライヴアルバムです。「なぜ、カーマイン時代こそが最強なのか」……その理由を千の言葉よりも雄弁に物語ってくれる、新たなる最高傑作の誕生です。単に音の良いライヴアルバムではなく、単なるレア録音でもない。オジーの全ソロ・キャリアでもズバ抜けた格別の1枚。(リマスター・メモ)元々高音質ですが、低音と高音を足して更に抜けを良くしました。(歪っぽさを軽減するのではなく、逆に力強く派手な演奏音が押し切るイメージです)「1983年12月6日ストックホルム公演」の超絶級オーディエンス録音。伝説的LPブート『CRY WOLF』から最新トランスファーされたサウンドは完全サウンドボード級……と言いますか、オフィシャル作品級。カーマインによる歌心溢れるフィルが素晴らしく、「Revelation (Mother Earth)」ではオジーのヴォーカルとドラムがデュエットのように掛け合う。さらにジェイク・E・リー、ボブ・デイズリー、ドン・エイリーと全員がスター・プレイヤーという最強ラインナップを楽しめる「公式代わり」の超決定盤です Draken, Stockholm, Sweden 6th December 1983 TRULY PERFECT SOUND (72:21) 1. Carl Orff "Carmina Burana" 2. I Don't Know 3. Mr. Crowley 4. Rock 'n' Roll Rebel 5. Bark At The Moon 6. Revelation (Mother Earth) 7. Steal Away (The Night) 8. Band Introductions 9. Suicide Solution (incl. Guitar Solo) 10. Center Of Eternity 11. Drums Solo 12. Flying High Again 13. Iron Man 14. Crazy Train 15. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocals Jake E Lee - Guitar Bob Daisley - Bass Don Airey - Keyboards Carmine Appice - Drums