ボウイのキャリア最大・最長のツアーにして最も巨大な成功を収めた“SERIOUS MOONLIGHT Tour”。その最高傑作となる伝説のサウンドボード・アルバムが復刻リリース決定です。そんな「最」づくしの本作に刻まれているのは、同会場の2連続公演。「1983年7月12日/13日モントリオール公演」の極上ステレオ・サウンドボード録音です。『LET'S DANCE』時代の頂点を語るには、公式作品『SERIOUS MOONLIGHT』も外すわけにはいきません。本作は、あの超有名ライヴとはまったく別公演でありつつ、さらに上を行く最高傑作なのです。その辺の状況をご説明するためにも、まずは当時のスケジュールでショウのポジションを確認していきましょう。《4月14日『LET'S DANCE』発売》・5月18日ー29日:欧州#1(10公演)・5月30日:USフェス出演・6月2日ー7月3日:欧州#2(21公演)・7月11日ー9月17日:北米(43公演) ←★ココ★・10月20日ー31日:日本(10公演)・11月4日ー26日:オセアニア(10公演)・12月3日ー8日:アジア(4公演)これが1983年のデヴィッド・ボウイ。キャリアでも最大級の堂々たるワールド・ツアーだったわけですが、メインはやはり「北米」レッグ。本作も公式作『SERIOUS MOONLIGHT』もここから生まれましたので、さらに日程をフォーカスしてみましょう。「北米」レッグの詳細・7月11日:ケベック公演*7月12日:モントリオール公演 ←★本作DISC 1-2★*7月13日:モントリオール公演 ←★本作DISC 3-4★・7月15日ー9月11日(37公演)*9月12日:バンクーバー公演 ←※公式SERIOUS MOONLIGHT・9月14日+17日(2公演)……と、このようになっています。公式『SERIOUS MOONLIGHT』が最後から3公演目だったのに対し、本作のモントリオール2公演は序盤2・3公演目。主戦場の北米を征服せんと乗り出したばかりの意気上がるタイミングでした その意気込みに加え、本作が決定的にオフィシャル超えをしているのが「フルショウ完全収録×2公演」というボリューム。そもそも公式映像『SERIOUS MOONLIGHT』は商品用に何曲かカットされており、後のCD化で増量したとは言っても完全にはほど遠い状況でした。それに対して本作は一切ノーカット。しかも、2公演丸ごとなのですから単にオフィシャルを超えているのではなく「大圧勝」しているのです。その曲数ボリュームはいかなるものなのか。2公演は同一セットでもありますので、ここでまとめて公式作と比較しておきましょう。80年代(7曲)・レッツ・ダンス:Let's Dance/China Girl/Cat People (Putting Out Fire)/Modern Love(★)・スケアリー・モンスターズ:Scary Monsters (And Super Creeps)/Fashion/Ashes To Ashes60年代/70年代(20曲)・ベルリン三部作:Breaking Glass/What In The World/“Heroes”/Look Back In Anger/Red Sails(★★)・ステイション・トゥ・ステイション:Golden Years/Station To Station/TVC 15(★★)/Stay(★★)・その他:White Light-White Heat/Space Oddity/Life On Mars?/Star(★★)/Cracked Actor/The Jean Genie(★★)/Sorrow/I Can't Explain(★★)/Rebel Rebel/Young Americans/Fame ※注:「★」印は公式作『SERIOUS MOONLIGHT(映像版)』で聴けなかった曲。特に「★★」印はCD版にもなかった曲。 ここまで「量」についてお話ししてきましたが、本作は「質」の面でも間違いなく最高傑作です。実のところ、2日目(DISC 3-4)はFM放送が長年の大定番ともなってきたのですが、本作は初日(DISC 1-2)も2日目(DISC 3-4)も、ラジオのエアチェックでも放送原盤でもない。その原点である大元サウンドボードからダイレクトにデジタル化されたもの。それも「マスター・リールからデジタル化」ではありません。「卓録音そのもののCD化」。わずか1世代のアナログ・ダビングすらなく、物理的に「これ以上は超えようがない」という至高のてっぺんサウンドなのです。この「放送前の大元」というサウンドは、実は公式絡みでもある。実はモントリオール2日目の「Modern Love」は公式シングルに採用され、さらに公式『SERIOUS MOONLIGHT(CD版)』の追加トラックでもありました。つまり、本作は実際に公式採用されたサウンドボードの2公演完全版でもあるのです。キャリアでも絶頂だった人気、欧州で大成功を収めた上で満を持して北米侵攻を開始したタイミング、特濃のグレイテスト・ヒッツ、物理的に究極なサウンド、一切欠けのない完全収録……ありとあらゆる点でスキがありません。まさに最高傑作と呼ぶしかない無敵盤。“SERIOUS MOONLIGHT Tour”の最高傑作となる「1983年7月12日/13日モントリオール公演」の極上ステレオ・サウンドボード録音。2公演ともエアチェックでも放送原盤でもなく、公式シングルにも採用された大元サウンドボードからダイレクトにデジタル化された究極クオリティ盤。公式映像『SERIOUS MOONLIGHT』でカットされた名曲群もたっぷりなフルショウ2公演を丸ごと楽しめる絶対無敵の4枚組です。The Forum, Montreal, Quebec, Canada 12th & 13th July 1983 STEREO SBD Live at the Forum, Montreal, Quebec, Canada 12th July 1983 Disc 1 (54:15) 1. Intro.2. Look Back In Anger 3. Breaking Glass 4. Scary Monsters (And Super Creeps) 5. Rebel Rebel 6. Heroes 7. What In The World 8. Life On Mars? 9. Sorrow 10. Golden Years 11. Fashion 12. Let's Dance 13. Red Sails 14. China Girl 15. White Light / White Heat Disc 2 (67:26) 1. Station To Station 2. Cracked Actor 3. Ashes To Ashes 4. Space Oddity 5. Band Introduction 6. Young Americans 7. Cat People (Putting Out Fire) 8. TVC 15 9. Fame 10. Star 11. Stay 12. The Jean Genie 13. I Can't Explain 14. Modern Love Live at the Forum, Montreal, Quebec, Canada 13th July 1983 Disc 3 (52:51) 1. Intro. 2. Look Back in Anger 3. Breaking Glass 4. Scary Monsters (And Super Creeps) 5. Rebel Rebel 6. "Heroes" 7. What in the World 8. Life on Mars? 9. Sorrow 10. Golden Years 11. Fashion 12. Let's Dance 13. Red Sails 14. China Girl 15. White Light/White Heat Disc 4 (69:42) 1. Station to Station 2. Cracked Actor 3. Ashes to Ashes 4. Space Oddity 5. Band Introduction 6. Young Americans 7. Cat People 8. TVC 15 9. Fame 10. Star 11. Stay 12. The Jean Genie 13. I Can't Explain 14. Modern Love STEREO SOUNDBOARD RECORDING