ファンには評価の高い、エリック・クラプトン1990年の「ジャーニーマン・ツアー」から、ロイヤル・アルバート・ホール連続公演「18 NIGHTS」の直後に行なわれた2月23日のドイツ、エッセン公演の優れたオーディエンス・ソースが初のCD化です!この音源は、90年当時、「EC Essen」というヨーロッパ製の2枚組アナログブートでリリースされました。その音質は、クラプトンのブート紹介サイトGeetarzでも5ポイント(6点満点中)が付くという高評価のタイトルでした。しかしこの音源は、ヨーロッパで安直にアナログ盤からコピーした私製のCDブートが極少数流通していたのみで、現在に至るまで、このアナログブートの元マスターは出てきておらず、CD化されないままでした。キャパの劣るLPレコードだったため、コンサート冒頭からのPretending、Running On Faith、Breaking Pointの3曲が未収録ですが(録音時にトラブっていた可能性もあります)、当店ではあまりに良好な音質かつパフォーマンスのクオリティの高いこの音源を広く楽しんでいただきたいと考え、状態の良いアナログブートから初めてのCD化を実現しました。スクラッチノイズは当店のエンジニアリング・スタッフが極力ピンポイントで消去した上に、アナログ盤ではDisc3からDisc4にまたがって収録されていたA Remark You Madeを違和感なくスムーズに繋いであります。そしてCrossroadsのイントロにあったピッチの狂いを矯正していますし、アンコールのSunshine Of Your Loveのパーカッションソロ後のエンディングで発生していた音量の波を補整しています。さらに原盤は癖のある音像で、恐らく録音者が録音中に体に付けたミニマイクの方向を変えたことによるものと思われますが、パートによって音像が変化していましたが、それも極力可能な範囲で違和感を軽減しています。従いまして、本盤はオリジナルアナログ盤以上に聴きやすくなっての登場と言っても過言ではないでしょう。定評のある「ジャーニーマン・ツアー」だけにこの日もシグネイチャーモデル・ストラトからギンギンのトーンでアグレッシヴにプレイするクラプトンの素晴らしいパフォーマンスを聴くことができますが、特にWhite Roomにおける気合の入ったボーカル・パフォーマンスは一聴の価値があるでしょう。また面白いことに、Can't Find My Way Homeでフィーチャーするベースのネイザン・イーストを紹介するMCでは、「恐らくショービジネス界では最悪のドレッサーだろうけど、それを除いては完璧です。」とコメントしています。当日の彼がどんな衣裳だったのかが気になるところですが、バンドメンバーをいじるクラプトンのお茶目な部分が味わえます。さらにこの時代、Sunshine Of Your Loveのイントロとして演奏されていた「夜のストレンジャーのテーマ」は、この時だけのジャジーなアレンジになっています。非常に優れたクリアなステレオ・オーディエンス録音ゆえに「ジャーニーマン・ヨーロッパツアー」の決定版の一つとしてアナログブートでは高い評価を得ていた音源が遂にリリースとなります。クラプトンがキャリアのピークを極めていたと言ってもよい本ツアーの好音源は、彼のファンならばはずせないでしょう。もう入手困難なアナログブートを探していただく必要はないのです!Live at Grugahalle, Essen, Germany 23rd February 1990 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Taken from the original 2LP "EC Essen"(P + C 1990 By Schalke) Disc 1 (53:03) 1. I Shot The Sheriff 2. White Room 3. Can't Find My Way Home 4. Bad Love 5. Before You Accuse Me 6. Old Love 7. Tearing Us Apart Disc 2 (56:48) 1. Wonderful Tonight 2. Member Introduction 3. Cocaine 4. A Remark You Made 5. Layla 6. Crossroads 7. Sunshine Of Your Love Eric Clapton - Guitar, Vocals Phil Palmer - Guitar Greg Phillinganes - Keyboards Alan Clark - Keyboards Nathan East - Bass, Vocals Steve Ferrone - Drums Ray Cooper - Percussion Katie Kissoon - Backing Vocals Tessa Niles - Backing Vocals