5年ぶりの来日公演も目前に迫ったEUROPE。そんな彼らの最新ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2023年10月31日ストックホルム公演」。その極上オーディエンス録音です。ライヴ本番からすでに3ヶ月近くが経っているわけですが、実は最新ショウ。その意味をご説明するためにも、まずは現在進行形の40周年ツアー“THE TIME CAPSULE 40th Anniversary Tour”の概要を俯瞰してみましょう。2023年・6月5日ー7月15日:欧州#1(12公演)・8月4日:フェロー諸島 “THE TIME CAPSULE 40th Anniversary Tour”・9月21日ー10月15日:欧州#2(11公演)《9月28日:シングル『Hold Your Head Up』公開》・10月18日ー26日:英国(7公演)・10月30日+31日:ストックホルム ←★本作★ 2024年・1月31日ー2月4日:日本/台湾(4公演)・4月13日+6月13日:欧州#3(2公演)これが現在までに公表されている2023年/2024年のスケジュール。秋口には新曲「Hold Your Head Up」も公開されましたが、スタジオ新作の発表は2024年末か2025年始の予定。現在はあくまで40周年ツアーに邁進しています。2023年は大票田の欧州を巡っていたわけですが、そのハイライトは故郷ストックホルムの2連続公演。本作はその最終日にあたるコンサートでした。2023年はこのステージがラスト・ショウで、2024年の活動は日本からスタート。つまり、本作に記録されているのは現在最新のライヴであり、日本直前の最終公演でもあるのです。そんなショウを真空パックした本作は、コレクター界で話題になった名録音。なぜ話題かと言えば、サウンド。とにかく極太&ダイレクトでして、いわゆる「まるでサウンドボード」というヤツ。ヘッドフォンで耳を澄ますとタムやバスドラの鳴りにオーディエンスっぽさも感じられなくはないのですが、それも音色だけの話。キリッとした輪郭には空気感がまるでなく、ギターもキーボードも耳元級。特にヴォーカルのゼロ距離感は凄まじく、どれだけ耳を澄ませてもホール鳴りがまったく感じられず、IEMs傍受かミックス卓直結かというレベル。もし、これが日本録音だったら“西日本最強テーパー”氏の作品だと思ったことでしょう。その超ダイレクト・サウンドで描かれるのは、40年の歴史を2時間33分に濃縮した特濃なロング・ショウ。いつになく膨大なレパートリーを実感していただくためにも、ここでセットを整理しておきましょう。クラシックス(17曲)・ファイナル・カウントダウン:Rock The Night/Carrie/Ninja/Cherokee/The Final Countdown・アウト・オブ・ディス・ワールド:Sign Of The Times/Open Your Heart/More Than Meets the Eye/Ready Or Not/Superstitious・プリズナーズ・イン・パラダイス:Girl From Lebanon/Prisoners In Paradise・その他:On Broken Wings/Seven Doors Hotel/Dreamer/Stormwind/Memories 再始動後(8曲)・オリジナル:Start From The Dark/Walk The Earth/Hold Your Head Up(新曲)/War Of Kings/Vasastan/Always The Pretenders/Last Look At Eden・カバー:Space Oddity(デヴィッド・ボウイ)……と、このようになっています。彼らの存在を世界に知らしめた「Seven Doors Hotel」からリリースされたばかりの新曲「Hold Your Head Up」まで、25曲に及ぶ名曲の宝箱。大ヒット時代の『THE FINAL COUNTDOWN』『OUT OF THIS WORLD』が特等枠ではありますが、それ以外にも多彩なクラシックスがたっぷり。曲数は少ないですが、再始動後のレパートリーも幅広く選ばれており、『BAG OF BONES』以外の全アルバムから組まれている。まさに「タイムカプセル」なフルショウなのです。間もなく40周年来日が実現しようとしている今、直前の予習に最適のライヴアルバムです。長大でありながら特濃な40周年セットを脳みそに直接流し込んでくれるサウンドボード級の超極太ライヴアルバム。「2023年10月31日ストックホルム公演」の極上オーディエンス録音。とにかく極太&ダイレクトで、いわゆる「まるでサウンドボード」。キリッとした輪郭には空気感がまるでなく、ギターもキーボードも耳元級。特にヴォーカルのゼロ距離感は凄まじく、どれだけ耳を澄ませてもホール鳴りがまったく感じられず、IEMs傍受かミックス卓直結かというレベルです。「Seven Doors Hotel」から新曲「Hold Your Head Up」まで、栄光の歴史を25曲に及ぶ名曲で濃縮した40周年セットを超極太サウンドでフル体験できる新名盤です。Cirkus, Stockholm, Sweden 31st October 2023 ULTIMATE SOUND Disc 1(77:20) Set 1 01. Intro 02. On Broken Wings 03. Seven Doors Hotel 04. Rock the Night 05. Start from the Dark 06. Walk the Earth 07. Hold Your Head Up 08. Dreamer 09. War of Kings 10. Vasastan 11. Girl From Lebanon 12. Carrie 13. Stormwind Set 2 14. Intro 15. Always the Pretenders Disc 2(75:30) 1. Ninja 2. Prisoners in Paradise 3. Sign of the Times 4. Space Oddity 5. Last Look at Eden 6. Open Your Heart 7. Memories 8. More Than Meets the Eye 9. Drum Solo 10. Ready or Not 11. Superstitious 12. Cherokee 13. The Final Countdown 14. Outro Joey Tempest - vocals John Norum - guitar John Leven - bass Mic Michaeli - keyboards Ian Haugland - drums, percussion