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Billy Joel ビリー・ジョエル/ストレンジャー Stranger European 1st Issue CD Edition

「世界で一番音が良い『ストレンジャー』」と呼ばれる伝説の初期CDが復刻。リリース決定です。そんな本作の正体とは、1984年にリリースされたヨーロッパ盤の初回CD「CDCBS 82311」。そのミント・クオリティ盤から復刻された『THE STRANGER』です。このCDには深い云われがあり、実はヨーロッパ盤でありながら制作されたのは、ここ日本。CD黎明期だった当時のヨーロッパにはプレス工場もままならず、日本のソニー静岡工場で制作されたCDが輸出されていたのです。大元マスターから起こされていた極初期の日本製CD では、なぜ初期の日本制作CDの音が良いのか? それはマスターの鮮度にあります。一般にCDはアーティストの母国にマスターテープが保管されており、そこからコピーされた子世代・孫世代テープを世界中に配布。各国それぞれでプレスします。つまり母国盤がもっとも若いマスターを使用しており、結果として母国盤CDの音が良くなりがちなのです。しかし、これはあくまでCDが普及した後の一般論。CD黎明の80年代初期には各国にプレス工場が揃っているわけではなく、CD規格の開発元でもある日本工場が先行していました。そして初CDの制作のため、日本に大元マスターそのものが貸し出されるケースがあったのです。その結果、大元マスターからダイレクトにデジタル化され、しかもデジタル加工が未発達のために素のままにナチュラル・トランスファーされたCDが残された。PINK FLOYDの『WISH YOU WERE HERE』などは、日本の初回盤CDが最も音が良いとされていますが、それもこのパターンなのです(ただし、こうした話はあくまでケース・バイ・ケース。初期CDすべてに当てはまる話ではありません)。わずかな時期の差が生んだ「日本製の欧州盤」この例に倣うと初回日本盤がベストになりそうですが、ビリー・ジョエルの場合はもうちょっと話がややこしい。『THE STRANGER』の世界初CDは1982年にリリースされた日本盤なのですが、これに問題があった。プリエンファシス処理が施され、高音がシャリシャリ・キンキンと変質してしまったのです。これにも理由がある。実のところ、極初期のCDはトランスファー技術もまだまだ発展途上で、高域が弱くなりがち。それを補助するために行われるのがプリエンファシス処理でした。ところが、強化が大雑把なために高音がキツくなり、ヒスっぽいノイズも発生。せっかくのマスター・サウンドが別モノになってしまったのです。なんとも酷い話ですが、幸いにもその状態は長くは続きませんでした。デジタル化技術が急速に発達し、数年を待たずにプリエンファシスをしなくても高音質なままのデジタル化が可能になりました。さて。やたらと長い前振りになってしまいましたが、ここで登場するのが本作。1984年に制作された「日本プレスのヨーロッパ盤」です。1982年の世界初CDのようにプリエンファシスが施されておらず、その一方で大元マスターから無加工でデジタル化。ここに「大元マスターにもっとも近い音を封じ込めたCD」が誕生したのです。大元マスター・サウンドだからこその高精細『ストレンジャー』そんな複雑な経緯を経て誕生した本作は、極めて鮮明で鮮やか。1音1音が輪郭までくっきりとシャープで、しかも芯もみっちりと濃密。ギター・カッティング1つ、ドラムの一発までキリッと切り立っていながら、しかも楽器自体の鳴りも感じられるのです。もちろん、リマスターで音圧稼ぎされた現行CDや配信音源も鮮やかには聞こえますが、本作とは種類が違う。リマスターは立ち上がりを強調したり、伸びがサッと消えることでハイライトを感じますが、本作はそうしたあざとさがない。細かい細かいディテールもしっかりと聞こえるから鮮やかに感じられる。この感覚を視覚的に喩えるならリマスター盤はクレヨン塗り絵のような鮮やかさ(ビビッド)であり、本作は4Kハイビジョンのような鮮やか(高精細)なのです。ただ、あまりにも初期CDのため、収録音量が小さかった。本作では現代オーディオ基準に沿ってノーマライズだけ行っているので普通に聴けますが、音色や音質には一切手を触れていません。繰り返しになりますが「どのメディアのどの国盤がベストなのか」はケース・バイ・ケース。アルバム1枚ずつで異なる状況を炙り出し、極上クオリティ盤を見つけ、実際の音で確かめる。まさに聖杯探求です。そして『THE STRANGER』の回答は「初回ヨーロッパ盤CD」。それが本作なのです。1984年製CDですからすでに40年が経ち、制作事情も込み入りまくり。今からミント盤を手に入れるのは至難の業でしょう。オーディオ・マニアから「世界一音が良いストレンジャー」と評される1984年製ヨーロッパ盤CDがリリース。CD黎明期だからこそ実現した大元マスターからの超ナチュラル・トランスファーを楽しめます。Taken from European 1st Issue CD (CDCBS 82311) Pressed in 1984 1. Movin' Out (Anthony's Song) 2. The Stranger 3. Just The Way You Are 4. Scenes From An Italian Restaurant 5. Vienna 6. Only The Good Die Young 7. She's Always A Woman 8. Get It Right The First Time 9. Everybody Has A Dream

Billy Joel ビリー・ジョエル/ストレンジャー Stranger European 1st Issue CD Edition

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