ブレッカー・ブラザーズのサポートなど、1970年代後半のフュージョン・ブームを牽引した東を代表するギタリストのスティーヴ・カーンが、後のコンテンポラリー・ジャズ・シーンに大きな影響を与えたアイウィットネス・トリオでの名演奏が登場!!!最強のラインナップといわれるカーン、アンソニー、ウェックルのトリオによる1994年12月27日スウェーデン・ヨーテボリにある有名なクラブ、ネフェルティティに於けるライヴを、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンドボードにて収録したギター・ファン狂喜のアイテムが入荷しました!!!70年代のカーンはフュージョン・ギタリストと呼ばれていましたが、彼の参加したブレッカー・ブラザーズの諸作やフュージョン時代のソロ・アルバムを聴くと、数多のフュージョン・ギタリストのように派手なソロをとるのではなく、ソロよりヴォイシングに独特のセンスを持つコード・ワークに個性を発揮した、総合的なサウンド指向であることが分かります。実はカーンはセロニアス・モンクの研究家としても知られる、理論派コンテンポラリー・ジャズ・ギタリストだったのです。そんなカーンが本当に演りたかった音楽がアイウィットネスでした。本公演では、後のウェイン・クランツやカート・ローゼンウィンケルなどのコンテンポラリー・ジャズ・ギタリスト達の先駆的な演奏のオンパレードとなっており、カーンの独創的に構築されたバッキングと的を得た絶妙なソロと、その合間を縫って変幻自在に動き回るアンソニーのテクニカルなベースと、驚異の反射神経による卓越したテクニックとセンス抜群のグルーヴをタイトにキメまくるウェックルという実力派3人が、自由奔放なインプロビゼーションをスリリングに絡め合い、阿吽の呼吸で見事なトライアングルを形成して行く様が如実に捉えられており、と言ってもかなり複雑な事を演っているのにも関わらずそうと感じさせないポップな感覚が流石。まさにコンテンポラリーな革新的ギター・トリオのお手本となる名演奏を繰り広げています!!!