フリー・ジャズから前衛、現代音楽、グラインド・コアまで、様々なジャンルに才能を広げるジョン・ゾーンと、フェイス・ノー・モアのリードシンガーとして知られるマイク・パットンとの、壮絶なデュオ・ライブ。これは1996年8月12日サンフランシスコのクラブにて即興的に行われたギグを、関係者流出によるサウンドボード・マスターから1時間半にわたり収録したもので、2人だけによるその凄まじいインプロヴィゼーションは、クレズマーからの影響も取り入れたフリー・ジャズユニット、エレクトリック・マサダをさらに過激にしたかのようなもの。なおマイク・パットンもフェイス・ノー・モア以外に当時から自らのバンドやプロジェクトに加え、ジョン・ゾーンも含め、ハンサム・ボーイ・モデリング・スクールのダン・ジ・オートメーター、ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プランなど、様々なミュージシャンとのコラボしており、またこの時期はフェイス・ノー・モアよりも実験的でアバンギャルドな色合いが濃いミスター・バングルとしても活動しており、そんな2人による混沌世界をレッド・ゾーン・サウンドでここに。Recorded at Slim's, San Francisco, CA, USA August 12th 1996 : Soundboard Recording DISC 1 : First Set / 8 Tracks DISC 2 : (Second Set and Encore / 5 Tacks John Zorn - alto saxophone, voice / Mike Patton - voice, electronics