1982年本格的なカムバック・ツアーとなったユーロ・ツアー序盤、4月13日スウェーデン、ストックホルムにおけるショーを、近年再オンエアーされたラジオ・サウンドボード音源に、2024年最新リマスタリングも施し1時間16分にわたり収録。こちらは元々2000年代以降のデジタル放送によるブロードキャスト音源がマスターゆえに、元々良質サウンドだったのに加えてさらに最新機器にてピッチ修正や音圧調整を施し、MCカットなどでオフィシャル盤と遜色ないクオリティーにて。そしてセット的にはこの時期の定番ではあるものの、前年のジャパン・ツアーを思い起すセット内容で、しかもこのあとのツアーに向けて万全の体制で臨んでいた時期だけに、来日時より遥かに絶好調のパフォーマンスを披露。まずオープニングから早くもスパニッシュなフレーズを連射し、それに呼応するかのようにスターンやエヴァンスも過激なフレーズで応酬し、そのまま”My Man’s Gone Now”に突入というオープニング。そして疾風怒濤の”Aida”に続き、セカンド・セットでいきなり来日公演でも演奏されなかった75年以来となる”Ife”が登場し、ヘヴィな70年代の演奏とはまた違ったアプローチにて。なおこれには熱心なファンからも熱い歓声が飛び交い、その後も誰もが待っていた”Fat Time”ではマイルスの合図一発からバンドが絡み、その後で哀愁たっぷりのソロを披露し最後まで熱いパフォーマンスを披露。Recorded at Konserthuset, Stockholm, Sweden, April 13th 1982 : Soundboard Recording / 2024 Remaster (First Set) 1. Band Wrm-Up 2. BACK SEAT BETTY 3. MY MAN'S GONE NOW 4. AIDA (Second Set) 5. IFE 6. FAT TIME 7. JEAN PIERRE Miles Davis - trumpet, electric piano / Bill Evans - soprano saxophone, tenor saxophone, flute, electric piano / Mike Stern – guitar / Marcus Miller - electric bass / Al Foster – drums / Mino Cinelu - percussion