マイルス・デイヴィスの知恵袋とも呼ばれる、ジャズ(ビッグ・バンド)界に革命をもたらしたギル・エヴァンスの、鋭い理論派のリー・コニッツ含むクィンテットが、腕達者なメンバーで構成されるRAIビッグ・バンドと共演した、1980年イタリア、ローマ公演を高音質サウンドボードにて収録した2枚組。ギルのオリジナル作品に、ギルのモードを具現化したリディアン・クロマチック概念を提唱したジョージ・ラッセルの作品やガーシュイン作品なども演奏しているのも興味深いです。モード、フリー、ロック、ゴスペル、R&B、ファンク…何でもありの自由な発想と変幻自在の独特のハーモニー、リズムが織り成す音の魔術師、ギルのマジカルな名演奏!