またまたコステロ&アトラクションズの素晴らしいラジオ放送ステレオ・サウンドボードが登場!今回は1978年2月14日のミネアポリス。ところが意外なことに、この放送をリアタイで収録したLPタイトルというのは存在せず、その素晴らしい放送が明らかとなったのは放送からずっと後のこと。それゆえ知られざる78年ラジオ放送の一つと化していたのですが、そのミキシングは迫力満点。ブルース・トーマスのベースを始めとしてアトラクションズ各メンバーの楽器の音が実に生々しく前面に押し出された仕上がりが絶品。大好評発売中の『WINTERLAND 1978 SOUNDBOARD』さらにミネアポリスから一週間前の『BERKELEY 1978 PRE-FM』もラジオ放送ならではの生々しいステレオ音質が炸裂していましたが、この放送のまた一段と生々しい演奏バランスはマニアなら言葉を失ってしまうことかと。それにライブの構成がバークレーとまるで違うところがコステロのエライところで、そこでは一応リリース済だったファースト・アルバム『MY AIM IS TRUE』収録曲から始めていたのに対し、この日はリリース前だったアルバム『THIS YEAR’S MODEL』の「Hand In Hand」というアグレッシブなオープニング。それでいてこの時期のコステロとアトラクションズらしく振り切れたテンションも炸裂しており、とにかく凄まじい勢いでレパートリーをこなす。そのハイテンションな演奏の中にあってもトーマスのブレないベースラインをふくよかなバランスで押し出してくれたこの放送のセンスは本当に素晴らしい。やはりコステロとアトラクションズは絶妙なコンビネーションであったことを思い知らされます。元々MC少なめでサクサク進むライブが身上だったこの時期のコステロとアトラクションズではありますが、その中にあってもこの日のハイテンションに攻めまくるライブは格別。同じようにテンション高めライブでありながら、一週間前の『BERKELEY 1978 PRE-FM』とはこれほどまで雰囲気が違う事に驚きを禁じえません。そしてこの時期のコステロはライブの終盤にファースト・アルバムから比較的レアな曲を演奏する傾向があり、バークレーでは「I’m Not Angry」が演奏されていましたが、この日はライブの締めくくりとしてこれまたファーストからの「Miracle Man」が披露されるというレアなパターン。それどころか、この曲は『WINTERLAND 1978 SOUNDBOARD』でも演奏されておらず、この放送で「Miracle Man」78年バージョンが完璧ステレオ・サウンドボードにて残されるという希少な記録にもなりました。既にそれら2タイトルだけでも世界中のマニアから大反響を巻き起こした78年ラジオ放送マスターからの収録ですが、今回もまた最高の音質を保証します。そして何より生々しさに溢れた大迫力のサウンドボードにて78年ならではのハイテンション・パフォーマンスを今回も心ゆくまでお楽しみいただける絶品ラジオ放送です!Jay's Longhorn Bar, Minneapolis, MN, USA 14th February 1978 STEREO SBD(UPGRADE) (48:18) 1. Hand in Hand 2. Waiting for the End of the World 3. No Action 4. Less Than Zero 5. The Beat 6. (The Angels Wanna Wear My) Red Shoes 7. This Year's Girl 8. (I Don't Want to Go to) Chelsea 9. Radio Radio 10. You Belong to Me 11. Lipstick Vogue 12. Watching the Detectives 13. Pump It Up 14. Miracle Man Elvis Costello - vocals, guitar Steve Nieve - keyboards Bruce Thomas - bass Pete Thomas - drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING