大好評を賜っている秘宝アルバム『TOUR REHEARSALS 1992』の続編とも言うべき伝説リハーサル・アルバムがブラッシュアップ。さらに音楽的に進化したランスルー・リハを「大元コージー・テープ起こし+GRAF ZEPPELINマスタリング」で復刻した2CDがリリース決定です。貴重なリハ現場を真空パックした3本のコージー・テープ そんな本作に収められているのは、“BACK TO THE LIGHT Tour”に伴うリハーサル。故コージー・パウエルが所蔵していたカセット・テープからダイレクトにデジタル化された秘宝アルバムです。先日の『TOUR REHEARSALS 1992』と同じ状況ですが、内容はまったく別。“BACK TO THE LIGHT Tour”リハのコージー・テープは全部で3本発見されており、『TOUR REHEARSALS 1992』と本作で分散収録されています。3本のテープの録音日時は分かっていませんが、リハーサルの内容から察するに恐らく以下↓の順だったと考えられています。テープA:名盤『TOUR REHEARSALS 1992』3本のコージー・テープでも、もっとも初期段階のリハーサル。和やかに親睦を深めつつ、『BACK TO THE LIGHT』ナンバーやQUEENの名曲群を覚えていく時期のものです。テープB:本作のDISC 2 コージー所蔵の“FUJI DR-Ix 60”に録音されていた音源。カセットにインデックスはなかったのですがリハ中期のものと思われ、1曲演奏するたびにアレンジを相談するような会話も交わされている。「Let Me Out」は公式『LIVE AT THE BRIXTON ACADEMY』でも聴けなかった曲ですが、これは1983年のソロEP『STAR FLEET PROJECT』に収録されたナンバーです。テープAの段階では演奏していなかった「Driven By You」「Since You Been Gone」も練習し始めていますが、まだまだ初期。特に「Since You Been Gone」はブライアンがまだ曲を覚えておらず、メロディを独り弾きながら鼻歌のように歌っています。[演奏曲]・テープA面:Hammer To Fall/Driven By You(★)/Resurrection・テープB面:Hammer To Fall/Since You Been Gone(★)/Driven By You(★)/Tie Your Mother Down/Let Me Out ※注:「★」印はテープAで聴けなかった曲。テープC:本作のDISC 1 コージーの手書きで「FINAL DAY」と記された“TDK SA90”カセット音源。そのインデックスからリハーサル最終日の記録と思われますが、中身もそれを裏付けるもの。本番さながらの堂に入った演奏が繰り広げられており、アレンジに迷うようなこともなく、ほとんどの曲が完奏されています。[演奏曲]・バック・トゥ・ザ・ライト:Back To The Light/Love Token/Driven By You/Let Your Heart Rules Your Head(★★)/Too Much Love Will Kill You(★★)/Resurrection ・その他:Hammer To Fall/'39(★★)/Let Me Out/Since You Been Gone/Tie Your Mother Down ※注:「★★」印はテープA/Bで聴けなかった曲。最新トランスファー+GRAF ZEPPELINによる最高峰更新サウンド ……と、このようになっています。本作はもっとも完成度が高く聴き応えのある「テープC」をDISC 1に、進化の歩みが面白い「テープB」をDISC 2に配した2枚組なのです。この「テープB/C」は名盤『FINAL DAY』が大定番となってきましたが、本作は『TOUR REHEARSALS 1992』と同様に大元のコージー・カセット現物に立ち返って現代技術で再トランスファー。さらに「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで仕上げた最高峰更新盤でもあります。そのサウンドは、まさに『TOUR REHEARSALS 1992』の続編。前作を体験された方ならピンと来ると思いますが、20年前の初回トランスファーとは精度がまるで違う。リハーサル・ルームのマイク録音という特性からカセット原音はかなり音量が小さいのですが、『FINAL DAY』は思いっきり音圧をかさ上げしてパッツンパッツンでもありました。しかし、本作は極めてナチュラル。トランスファー精度が高まっているため、そこまで音圧稼ぎしなくても解像度の高いディテールによって鮮やかに感じられるのです。そのナチュラル感に一役買っているのが「GRAF ZEPPELIN」マスタリング。本作も一応は現代オーディオ基準に沿って音量・音圧を上げているわけですが、その際にも大雑把に丸ごと全部を爆上げするのではない。ちょっとイジるだけで印象が大きく変わる「効果的な帯域」に狙いを絞り、必要最低限の調整だけに止める。これにより、原音のナチュラル感を損なわずにダイナミックな聴き応えを実現しているのです。英雄コージー・パウエルとタッグを組み、『BACK TO THE LIGHT』と『LIVE AT THE BRIXTON ACADEMY』を残した1992年のTHE BRIAN MAY BAND。本作は、その間を繋ぐリハーサル・アルバムです。文化遺産そのものであるコージー・テープに吹き込まれていたサウンドを細大漏らさずデジタル化し、最高峰更新クオリティで後世に伝える2CD。“BACK TO THE LIGHT Tour”のためのリハーサル録音。故コージー・パウエルが所蔵していたカセット・テープから最新機材で再デジタル化され、GRAF ZEPPELINマスタリングで磨き直された最高峰更新盤です。従来盤『FINAL DAY』より格段にナチュラルで解像度の上がったサウンドで、同じ工程で甦った名盤『TOUR REHEARSALS 1992』とは異なる後期リハーサルが楽しめる。特にランスルー・リハのDISC 1は本番さながらの堂に入った演奏が繰り広げられ、音楽アルバムとしての聴き応えも絶大な文化遺産アルバムです。2本カセットから新規でデジタル化のうえ最新マスタリング!前回盤はとにかく海苔波形でしたので、その点で前回盤と差別化がはかられています。海苔にならないよう気を配りつつ、低域をいくぶん補強しドライブ感を増すことで、小さい音にならない絶妙なバランスとなっていります。結果前回盤ではとにかく音がデカイが硬めだった質音が、いくぶん耳当たりの良さも持ち合わせつつ音圧感も不足のないサウンドに仕上がっています。位相修正 テープの切れる箇所は適宜違和感のないように編集処理されています。Production rehearsals of the Brian May Band for the Back To The Light tour. Recorded on portable cassette machine belonging to Cozy Powell The recorder was positioned close to Cozy's drum kit Disc 1 (63:41) Run-through Rehearsal Copied from the cassette tape(TDK SA90) with hand written "FINAL DAY" on cassette body and cassette sleeve. 01. Introduction 02. Back To The Light 03. Love Token 04. Hammer To Fall 05. Let Me Out 06. Driven By You 07. '39 / Let Your Heart Rules Your Head 08. Too Much Love Will Kill You 09. Since You Been Gone 10. Guitar Solo 11. Resurrection 12. Tie Your Mother Down 13. Discussion Disc 2 (63:13) Copied from the cassette tape(FUJI DR-1x C60) with pencil mark on cassette sleeve Early Rehearsal #1 01. Introductionか? 02. Hammer To Fall 03. Discussion 04. Driven By You 05. Discussion 06. Resurrection 07. Discussion Early Rehearsal #2 08. Soundcheck 09. Hammer To Fall 10. Coversation 11. Since You Been Gone Melody (Played & Sung Only By Brian May) 12. Driven By You 13. Soundcheck 14. Tie Your Mother Down 15. Discussion 16. Let Me Out Brian May - guitar, vocals Cozy Powell - drums, percussion Mike Caswell - guitar★ Neil Murray - bass Spike Edney - keyboards, backing vocals Maggie Ryder - backing vocals Miriam Stockley - backing vocals Chris Thompson - backing vocals