既発盤は音はモコモコ、最後の「イフェ」もデイヴ・リーブマン のソロの途中でフェイドアウトと、短所のほうからはじまる悪名高き74年のキーストーン・コーナー。なんと期待のGiレーベルが全くの新ソースを発掘!音質の大幅な向上はもちろん、ピッチも正常、しかもラストのリーブマン のソロも3分以上長く完全収録された決定版が初登場!!70年代エレクトリック・マイルスでの最強リズム・セクションが、アル・フォスター、マイケル・ヘンダーソン、レジー・ルーカスにエムトゥーメ、さらにベストな布陣となるのがピート・コージー、サックスはなんといってもデイヴ・リーブマンとなる。しかし73年から続くこのラインナップ、74年になると超ヘヴィーなファンク・リズムがより黒くなり、初期のファンカデリックもたじたじの鬼気迫る病的な匂いがプンプンと漂う、75年の日本公演で頂点を迎える、他に比べるものがなく最早ひとつのジャンルとなるマイルス・ミュージックのある種の極限にまで昇り詰めていたのがこの74年に入ってからリーブマン が抜けるサンパウロの時期ではないでしょうか。その後リーブマン が抜けソニー・フォーチュンが加入して少し足踏みしてフォーチュンがバンドに馴染んでの集大成が75年日本公演だった。1974年というと伝説のサンパウロ公演が決定版となり他の公演が蔑ろにされがちですが、これまで本作の「キーストーン以外」は世に出ている音源はどれも素晴らしくファンには人気が高い。マイルスのトランペット以外は何を演っているか分からないくらい音も悪く、尻切れトンボ、褒めるところがほとんどなかった1974年4月16〜21日(正確な日付不明)サンフランシスコのキーストーン・コーナー公演が、この度全くの新マスターが発掘され、こんなに音が良かったのか!?!音質も3ランク以上アップした上に、ラストの「イフェ」が3分以上長く収録されリーブマン のソロが完全収録された、現状これ以上ない決定版にて初登場しました!!演奏に関しては何をか言わんや、一月後に頂点を迎えるサンパウロ公演の前哨戦といっても過言ではない、全編それはもう壮絶な演奏なのだ!特にこの日はリーブマン がキレッキレ!!