ブルース・スプリングスティーン、ジャクソン・ブラウンそしてボニー・レイットの出演が話題を呼んだ1990年11月にシュライン・オーディトリアムで行われた『CHRISTIC INSTITUTE BENEFIT』。スプリングスティーンのステージはオフィシャルで、ジャクソンのステージも既に二回分それぞれがリリース済でしたが、遂にレイットもう一つのステージもミラード・マスターが公開。『CHRISTIC INSTITUTE BENEFIT』彼女のステージに関しては先に二日目のステージのミラード・マスターが公開され、既に『THE CHRISTIC INSTITUTE BENEFIT CONCERT 1990 DAY 2: MIKE MILLARD MASTER TAPES』としてリリース済。それのリリース時にマニアなら察しがついていたかと思われますが、ミラードが初日も録音していたのは明白であり、JEMSチームがいつ公開してくれるの?と思われていたのではないでしょうか。それが遂に今回実現した訳ですが、驚かされるのはその素晴らしい音質。二日目ですらあれほどまでのミラード・クオリティが炸裂していた訳ですが、今回発掘された初日はそれをも凌駕してしまうウルトラ・オーディエンス。何と言ってもレイットの歌声がそれこそ「これサウンドボード?」と錯覚しそうになるほど近くに捉えられており、正にミラードならではの卓越した録音テクニックがいかんなく発揮されている。なるほどJEMSがレイットに限って初日ではなく二日目を先に公開したというのは確信犯。この衝撃的なほどの高音質ぶりを敢えて出し惜しみしていたのですね。その二日目が公開された時にも実証済みでしたが、当時のレイットは40歳にて大ブレイクをものにした傑作『NICK OF TIME』で一気に注目を浴びていた時期。その自信に満ち溢れたステージは初日からして揺るぎなく、さすがは絶頂にあった彼女ならではの素晴らしいもの。この日も「El Salvador」にはジャクソン・ブラウンが参加して彼女とハモっていますが、そんな事実を忘れてしまいそうになるほどレイット自身の存在感が圧倒的なステージ。今となっては懐かしさすら覚える「Thing Called Love」に「Nick Of Time」といった曲での力強いパフォーマンス。『CHRISTIC INSTITUTE BENEFIT』はアコースティック・スタイルでのステージということも話題を呼びましたが、そんないつもと違うフォーメーションでも絶頂期ならではの力強さは変わらない。このようにJEMSが敢えて二日目から公開したのも納得の超絶ミラード・クオリティでお届けするボニー・レイット『CHRISTIC INSTITUTE BENEFIT』初日のステージ。その音の良さは衝撃的!Shrine Auditorium, Los Angeles, CA, USA 16th November 1990 ULTIMATE SOUND ★びっくり超高音質 (46:44) 1. Intro / 2. Any Day Woman 3. Women Be Wise 4. Love Me Like A Man 5. Angel From Montgomery 6. El Salvador (with Jackson Browne) 7. Band Introductions / 8. Write Me A Few Of Your Lines / Kokomo Blues 9. The Road's My Middle Name 10. Nobody's Girl 11. Thing Called Love 12. Nick Of Time Bonnie Raitt - Guitar, Vocal Hutch Hutchinson - Bass Tony Braunagel - Drums