『USE YOUR ILLUSION I/II』が各国チャートを席巻し、ロック史上最大の怪物に登り詰めた1992年のGUNS N' ROSES。その現場を極上体験できる衝撃マスターが新発掘! そんな本作に刻まれているのは「1992年5月26日ベルリン公演」。その初登場オーディエンス録音です。本作は、今まさに世界中のコレクター達が色めき立っている新録音。もちろん、単に初登場なだけなら衝撃ではない。話題の“Crazy Tapes”コレクションから飛び出した極上録音なのです!その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。3年に及び、時期によってメンバーも異なっていたワールド・ツアーの全体像から俯瞰してみましょう。1991年・1月20日+23日:ROCK IN RIO II出演(2公演)・5月9日ー8月3日:北米#1(39公演)←※公式LIVE IN NEW YORK・8月13日ー31日:欧州#1(7公演)←※STOCKHOLM 1991 1ST NIGHT《11月:イジー脱退→ホーン含み13人編成に》・12月5日ー31日:北米#2a(9公演)1992年・1月3日ー2月1日:北米#2b(15公演)・2月19日ー22日:日本#1(3公演)←※公式映像・4月1日ー9日:北米#3(4公演)・4月20日ー7月5日:欧州#2(21公演)←★ココ★・7月17日ー10月6日:北米#4(26公演)・11月25日ー12月13日:南米#1(9公演)←※BUENOS AIRES 1992 1ST NIGHT 1993年・1月12日ー15日:日本#2(3公演)←※TOKYO DOME 1993 FINAL NIGHT・1月30日ー2月6日:オセアニア(4公演)・2月23日ー5月14日:北米#5(34公演)・5月22日ー7月13日:中東/欧州#3(25公演)←※DEEP DOWN INSIDE・7月16日+17日:南米#2(2公演)←※EN ARGENTINA '93 これが“USE YOUR ILLUSION Tour”の全景。次にロードに出るのは2001年ですから、ほぼほぼ上記が「90年代のGUNS N' ROSES」です。1992年と言えば、公式ビデオにもなった来日公演が思い出深いところですが、本作のベルリン公演はその約3ヶ月後にあたる「欧州#2」の6公演目でした。そんなショウを真空パックした本作は、前述の通り話題の“Crazy Tapes”コレクション(ちなみに、当店お馴染みの“Crazy S.”氏とはまったく無関係の別人です)。この人物は90年代初頭のスウェーデンを中心に活動していた録音家で、当店でもアリス・クーパーやBON JOVI、EXTREME、SCORPIONS、DEF LEPPARDなどの名作をご紹介してきました。ただし、北欧だけとは限らず、中欧/英国へも遠征していたらしく、GUNS N' ROSES篇はドイツで録音されました。そして、そのサウンドは、胸のすくクリアさにド肝を抜かれる。音色的にサウンドボードと間違えるタイプではないものの、透き通った空気感をエッジの効いた演奏音が貫き、1音1音もキリッとしている。それでいてバランスも素晴らしく、高音が耳に突き刺すこともなく、低音がビビることもない。念のために帯域分析の上でバランス調整の可能性も探りましたが、原音のままでイジるひつようのない完璧なサウンドでした。その鮮やかさを実感するのがギターとピアノ。2本のギターが絡み合っても混じり合うことのないセパレート感が素晴らしく、「Double Talkin' Jive」中間パートやスラッシュのギターソロ等では、ギター弦1本1本の振動が感じられるほどの詳細。ピアノもタッチに至るまで鮮明で、「November Rain」のイントロで弾き語られる「It's Alright」では筐体の振動まで肌感覚です。そして、そんな楽器音さえも超えるインパクトなのがアクセルの声。歌えば歌詞の一語一語まで鮮やかに聴き取れ、自在な声色も若さを見せびらかすようなヴィヴラートもえらくくっきりハッキリとしているのです。そんな超クリアさの要因はもちろん“Crazy Tapes”氏のスゴ技にあるわけですが、恐らく会場も大きい。現場となった“ベルリン・オリンピアシュタディオン”は7万人超の多目的スタジアムですが、1992年当時は改装前。現在ではスタンド席に設置されている屋根もまだなく、上空に広々と開けた完全オープン・スペースでした。そのため、音を濁らせる反響は限りなくゼロであり、PAの出音をダイレクトに吸い込んでいるのです。そんなスーパー・サウンドで描かれるのは、巨大化しながらもまだ本質を見失ってはいなかった1992年のGUNS N' ROSES。セットは「日本#1」の公式映像『USE YOUR ILLUSION WORLD TOUR』に準じますが、「南米#1」のサウンドボード・アルバム『BUENOS AIRES 1992 1ST NIGHT』とは異なる。最後に後者と比較しつつ、整理しておきましょう。ユーズ・ユア・イリュージョン(8曲)・I:Live And Let Die/Bad Obsession(★)/Double Talkin' Jive/November Rain (It's Alright intro)/Don't Cry・II:Civil War/You Could Be Mine/Knockin' On Heaven's Door (Only Women Bleed intro) その他(8曲)・アペタイト・フォー・ディストラクション:Nightrain/Mr. Brownstone/Welcome To The Jungle/Sweet Child O'Mine/Paradise City (Mother intro)・その他:Attitude/Patience (Wild Horses intro)/Godfather Theme ※注:「★」印は『BUENOS AIRES 1992 1ST NIGHT』で聴けなかった曲。それにしてもスゴい。“Crazy Tapes”コレクションには早くからどんな録音が出てくるかと注目が集まっていましたが、まさか全盛GUNS N' ROSESの怪物録音が出てこようとは。しかも、これほどのサウンドの名録音が。これまで「欧州#2」の代表作と言えば『CITY OF ILLUSION』『ROTTERDAM 1992』などのCD-Rレベルばかりでした。しかし30年以上の時を超え、ついにプレス級の象徴盤が誕生したのです。今この瞬間も発掘が続いている達人コレクションの名声を一気に高める新名盤。「1992年5月26日ベルリン公演」の超極上オーディエンス録音。今話題の“Crazy Tapes”コレクションから発掘された大元マスターで、透き通った空気感をエッジの効いた演奏音が貫くクリア録音。「反響ゼロのオープン会場+達人テーパーの技術」によるサウンドは1音1音がくっきりハッキリしていてバランスもリマスターのやりようがないほど絶品。全盛“USE YOUR ILLUSION Tour”を現場体験できる新たなるマスターピースの誕生です。Olympiastadion, Berlin, Germany 26th May 1992 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND★初登場・高音質音源 Disc:1 (71:25) 1. Nightrain 2. Mr. Brownstone 3. Live and Let Die 4. Attitude 5. Bad Obsession 6. Double Talkin' Jive 7. Civil War 8. Wild Horses 9. Patience 10. Welcome to the Jungle 11. It's Alright 12. November Rain Disc:2 (56:51) 1. You Could Be Mine 2. Band Introductions 3. Matt Sorum Drum Solo 4. Slash Guitar Solo 5. Godfather Theme 6. Sweet Child o' Mine 7. Only Women Bleed 8. Knockin' on Heaven's Door 9. Don't Cry 10. Mother 11. Paradise City