重鎮BLACK SABBATHの超重要スタジオ録音が新発掘! その衝撃を2タイトルで緊急同時リリース決定です!!本作は、衝撃2連作の第二弾。『PARANOID』『MASTER OF REALITY』のスタジオ・アウトテイク集です。同時リリースとなる姉妹作『STUDIO OUTTAKES 1969』と同様、公式デラックス・エディションのために発掘された音源で、公式版とは比較ならないほど膨大なアウトテイクが詰まった2枚組の拡張版です。そんな本作には、全37テイク・約1時間51分のスタジオ・テイクが収録されています。その内容は、録音日ごとに3つに大別されますので、まずは当時の活動歴をおさらいしつつ、それぞれの位置関係を確認してみましょう。1970年《1月9日シングル『Evil Woman』発売》・1月13日ー6月15日:欧州#1(75公演*6月16日ー19日:2ndアルバム制作 ←★本作DISC 1★・6月21日ー12月19日(欧州#2/北米#1 1971*1月1日:3rdアルバム制作 ←★本作DISC 1★・1月7日ー31日(欧州#3/豪州)・2月7日ー15日:3rdアルバム制作・2月17日ー4月26日(北米#2/欧州#4)*5月:3rdアルバム制作 ←★本作DISC 2★・7月1日ー31日(北米#3)・9月4日ー10月28日(欧州#5/北米#4) DISC 1前半:PARANOIDセッション(7テイク+1)上記のように『PARANOID』『MASTER OF REALITY』は激しいツアー活動の合間を縫うように制作されました。本作の冒頭を飾るのは「1970年6月19日“Island Studios”」で行われた『PARANOID』セッションです。今回の2連作は公式デラエディ用のマスターCD×8枚から一部が流出したもので、このセッションはその第五巻にあたります(ちなみに第一巻/第二巻/第三巻が姉妹作『STUDIO OUTTAKES 1969』で、第四巻は『PARANOID』デラエディのボーナスディスクそのもの。本作はその次です)。資料によって『PARANOID』セッションは「6月16日ー18日」ともされていますが、今回のマスターには「6月19日」と記されているようです。そして、その中身は「Paranoid」×3テイクと「Rat Salad」×4テイク。いずれも『PARANOID』デラエディとは異なり、特に「Paranoid」はヴォーカル入りの別バージョンです。また、本作には流出マスターとは異なる「Paranoid (Clean Vocals)」も追加収録。これはオフィシャル最終テイクと同一演奏ながらヴォーカルが生っぽい別ミックスです。DISC 1後半:MASTER OF REALITYセッション(1月:7テイク+2)『PARANOID』のアウトテイクは上記8テイクのみで、本作の残りは『MASTER OF REALITY』のアウトテイク。デラエディ用の発掘マスターCD×8枚のうち、第七巻/第八巻にあたるものです。※余談:今回の発掘では、第六巻は公開されませんでした。ただし、マーティン・ポポフの名著『BLACK SABBATH FAQ』によると第六巻のみライヴ録音らしく、曲目と収録時間から『MONTREUX 1970』の事ではないかとも言われています。本作の『MASTER OF REALITY』セッションは「1971年1月1日/5月25日/5月26日」とされており、DISC 1の後半に収録されているのは「1月1日」録音分です。一般に『MASTER OF REALITY』の制作時期は“1971年2月ー5月”とされていますが、それはアルバム用の本録音。1月に行われたのは、本録音に臨む前の作曲セッションだったようです。ここでは「Into The Void」とその原曲である「Spanish Sid」、それに「Weevil Woman」と「After Forever」が制作されている。「Weevil Woman」は『MASTER OF REALITY』デラエディで日の目を見たアルバム未収録曲です。なお「Into The Void (Unprocessed Vocals)」「After Forever (Alt. Mix)」の2トラックは流出マスターとは別モノ。オフィシャル最終版を活用した別ミックスです。DISC 2:MASTER OF REALITYセッション(5月:20テイク)代わってのDISC 2も『MASTER OF REALITY』のアウトテイク。前半15テイクが「5月25日」セッションで、5曲「Sweet Leaf」「Orchid」「Lord Of This World」「Embryo」「Children Of The Grave」の別バージョンがたっぷり収録されています。そして、最後の5テイクが翌「5月26日」セッションで、「Live In The Graveyard」と「Solitude」。「Live In The Graveyard」は馴染みのない曲名だと思いますが、これは「Children Of The Grave」エンディングのSEのこと。北米盤『MASTER OF REALITY』では「The Haunting」とクレジットされていたパートの長尺版です。ちなみに、ネット公開された『MASTER OF REALITY』セッションの流出マスター(第七巻/第八巻)には「The Sea That Never Came」と題された効果音トラックも収録されていました。しかし、これは別バンドの演奏がテープに残っていたと判明。BLACK SABBATHではないと断定されたので、本作には収録されていません(ちなみに、その正体はTRAPEZEの「Medusa」を変速再生させたもの。スタジオもプロデューサーも異なる「Medusa」がなぜ『MASTER OF REALITY』のセッション・テープに記録されていたのかはナゾのままです……)。以上、全37テイク・約1時間51分に及ぶスタジオ秘宝集です。完全オフィシャル級クオリティで名曲群の別バージョンが山盛り楽しめるだけでなく、1テイクずつ積み重ねながら成長していく姿も克明に分かる。資料面でも娯楽面でも超極上な衝撃スタジオ・アルバムです。ぜひ、是非とも、是が非にでもご体験頂きたい、超・文化遺産アルバム。『PARANOID』『MASTER OF REALITY』のスタジオ・アウトテイク集。流出した公式デラックス・エディションの大元マスターで、完全オフィシャル級クオリティ。公式盤を遙かに凌駕する全37テイク・約1時間51分にわたる超・文化遺産のスタジオ・アルバムです。Island Studios 19th June 1970 STEREO SBD Island Studios 1st January & 25th/26th May 1971 STEREO SBD (59:28) 'PARANOID' Sessions Island Studios 19th June 1970 01. Paranoid (Take 1) 02. Paranoid (Take 2) 03. Paranoid (Take 3) 04. Paranoid (Clean Vocals) 05. Rat Salad (Take 1) 06. Rat Salad (Take 2) 07. Rat Salad (Take 3) 08. Rat Salad (Take 4) 'MASTER OF REALITY' Sessions Island Studios 1st January 1971 09. Spanish Sid (Take 1) 10. Spanish Sid (Take 2) 11. Spanish Sid (Take 3) 12. Into The Void (Take 1) 13. Into The Void (Unprocessed Vocals) 14. Weevil Woman '71 15. After Forever (Effect/Loops) 16. After Forever (Take 1) 17. After Forever (Alt. Mix) Disc:2 (51:33) Island Studios 25th May 1971 01. Sweet Leaf (Take 1) 02. Sweet Leaf (Take 2) 03. Sweet Leaf (Take 3) 04. Sweet Leaf (Take 4) 05. Sweet Leaf (Take 5) 06. Tony Coughing 07. Orchid 08. Lord Of This World (Take 1) 09. Embryo (Take 1) 10. Embryo (Take 2) 11. Embryo (Take 3) 12. Embryo (Take 4) 13. Children Of The Grave (Take 1) 14. Children Of The Grave (Take 2) 15. Children Of The Grave (Take 3) Island Studios 26th May 1971 16. Live In The Graveyard (Take 1) 17. Live In The Graveyard (Take 2) 18. Live In The Graveyard (Take 3) 19. Solitude (Take 1) 20. Solitude (Take 2) STEREO SOUNDBOARD RECORDING