故ウェイン・ショーターにより21世紀の新しいジャズを表現するために奇跡的に集まったペレス、パティトゥッチ、ブライアン・ブレイドによる至高のカルテット。ショーターがいなくなった今、3人はまさに現代最高の本格派ジャズ・トリオと呼ばれチルドレン・オブ・ザ・ライト(光の子ら)として活動を続けていますが、ブライアンの代わりにブライアンに比肩する実力派ドラマーのアダム・クルーズが参加した稀少な2公演をどちらもこれ以上ない超特A級の極上高音質サウンドボードにてカップリング収録した至宝ライヴ盤が初登場!!本作はペレスとパティトゥッチに、ブライアン・ブレイドの代わりにチック・コリアのオリジンやラテン・ジャズの巨人エディ・パルミエーリ楽団、ミンガス・ビッグ・バンド、トム・ハレル、クリス・ポッター、そしてペレスのソロ・アルバムのほとんどと、錚々たるアーティストに多大な信頼を得る、90年代から現在まで、さすがはニューヨークの第一線を生き抜いてきた現在最高峰のドラマーの一人といわれるアダム・クルーズが参加した変則チルドレン・オブ・ザ・ライトによる最新2024年3月15日スウェーデン、ストックホルムのファッシング・ジャズクラブ公演と、同じく2024年の3月23日スイス、バーゼルで行われたフォルクスハウス・ジャズ・フェスティバル公演の2パフォーマンスを、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施したこれ以上ない超極上高音質ステレオ・サウンドボードにて完全収録した2枚組が入荷しました!!パナマの英雄と讃えられるピアニストのペレス、ジャズ・ベース界を牽引するパティトゥッチ、急速な発展を続ける近代ドラマー一番の注目株アダム・クルーズという現在のジャズ界最高のインプロヴァイザー3人による演奏は楽曲こそ決まっているが、彼らはその場で考えついたアイディアをそれぞれがどんどんと投げ、それに対して投げ返すというショーター所縁のインプロビゼーションの何たるかを知り尽くした中で高いレベルでの交感を行い、時にはハッとするほどの美しさ、時には抽象的になり、楽曲は様々な表情を見せながら形を変え続け全く想像もつかないようなところに着地する。マイルス・デイヴィス〜ショーターから続く「同じ演奏はしない」を実践してみせる!ペレス、パティトゥッチはまだしも、ドラムスのクルーズがブライアンに全く引けを取らない素晴らしい演奏を全編に渡りしているのには驚かされる。クルーズは「ドラム云々の前に音楽」を信条としており、彼のソロ・アルバムでは強靭なグルーヴが真骨頂であると同時に、鎮魂歌ような曲、フリーなインプロビゼーションの要素ありと、究極のリズムを誇るラテン音楽をマスターした卓越した技術と、ペレス、ポッターらとの邂逅によるインプロビゼーションの感性など、単なるドラマーとは一線を画す優れた音楽家としての技量には感服させられる。ある意味、ブライアンにかなり近いドラマーといえる。技術を超えた感性、これほどの本格的で音楽的なトリオ、現行ほかにいるだろうか?マイルス・デイヴィス黄金のクインテット後期のショーター色が濃厚な「ネフェルティティ」やショーター至高のカルテットといったミステリアスなサウンド、あたかもウェイン・ショーターがそこにいるような錯覚をする自分がいる!!