クラプトンの最新ヨーロッパツアー、最終日のルッカ・フェスティバル公演の極上オーディエンスソースを入手!5月~6月に亘り実施され、成功裏に終了したエリック・クラプトンの2024年最新ヨーロッパツアー。ほとんどの公演において、驚異の良好オリジナルマスターからの超速リリースを実現してまいりました。お客様からは、最新ツアーの音源を、良好な音質でこんなに早く聴けて嬉しいとのお声をいただいております。その中で、最終日のイタリア、ルッカで行なわれたフェスティバルに出演した際の音源も、オリジナルマスターから逸早くリリースを実現させたのですが、このたびそれを上回る極上レベルのオーディエンスマスターを入手致しました!ドラムサウンドが大迫力で収録されているのはもちろんのこと、楽音全体が粒立っており、クラプトンのギタープレイ、ボーカルもくっきり捉えられている極上レベルですので、安心して聴き込んでいただけます。先にリリースしました「Lucca Summer Festival 2024」に比べ、周りのオーディエンスの会話の声等も少ないのも嬉しいところです。 今回のクラプトンのヨーロッパツアーは下記の日程で行なわれました(公演地の後に記しているのは、最速リリースのタイトルです。斜字タイトルはリリースの新作です)。5月9日 Utilita Arena, Newcastle, U.K.5月11日 M & S Bank Arena, Liverpool,U.K. ←「 Liverpool 2024」5月13日 Resorts World Arena, Birmingham, U.K. 5月16日 3Arena, Dublin, Ireland 5月18日 Co-op Live, Manchester, U.K. ← 「Manchester 2024」 5月20日 Royal Albert Hall, London, U.K. ← 「Royal Albert Hall 2024 1st & 2nd Nights」,「Royal Albert Hall 2024 1st Night(DVD)」5月21日 Royal Albert Hall, London, U.K. ← 「Royal Albert Hall 2024 1st & 2nd Nights」5月23日 Royal Albert Hall, London, U.K. ← 「Royal Albert Hall 2024 3rd & 4th Nights」,「Royal Albert Hall 2024 3rd Night:The Video」5月24日 Royal Albert Hall, London, U.K. ← 「Royal Albert Hall 2024 3rd & 4th Nights」5月26日 Accor Arena, Paris, France ← 「Paris 2024(4CD + DVD)」5月27日 Accor Arena, Paris, France ← 「Paris 2024(4CD + DVD)」5月29日 LDLC Arena, Lyon, France ← 「Lyon 2024(2CD + DVD)」5月31日 Festival De Nimes, Nimes, France ← 「Nimes 2024: The Video」6月2日 Mura Storiche, Lucca, Italy ← 「Lucca Summer Festival 2024」, 「Lucca Summer Festival 2024: Definitive Master」こうしてご覧いただくと、当店がほとんどの公演の音源や映像を最速リリースしていることがお分かりいただけるでしょう。ここに今週、リヨン公演と本作が加わるわけです。このツアーは、セットリストが昨年ツアーとは大幅に変更されたことが魅力で、書き下ろしたばかりの新曲からレア度の高いナンバーがいくつもセットインしていました。それだけにマニアの方もファンの方も早く聴きたかったであろうことは間違いなく、当店の最速リリースを喜んでいただけているのも嬉しい限りです。近年はあまりセットリストをいじらないクラプトンにしては、劇的な変化と言える内容でした。バンドメンバーは、キーボードがポール・キャラックに代わり、クラプトンバンドではお馴染みの一人であるティム・カーモンにチェンジしただけで、他は昨年ツアー時と変わっていません。そのため、アンコールナンバーが、近年キャラックをフィーチャーしていたHigh Time We Wentからようやく変わりました!盤石の演奏を展開する、信頼のおける実力派のメンバーに囲まれたクラプトンは、サプライズを含み、とても充実したパフォーマンスを披露しています。このルッカフェスティバル公演では、この日だけのセットリストとなっていましたので、改めて楽しめる内容となっています。是非聴いてみてください 昨年ツアーとは異なる、しかもこの日だけのセットリストが魅力!さすが、クラプトン。79歳を迎えても元気な姿でツアーを完遂しました!このツアーは日替わりのサプライズを含むセットリストの変更が話題となり、この最終公演も、これ以前の公演と同じセットリストではありませんでした。最終公演まで細かな配慮で務めたツアーだったと言えます。改めてサプライズ要因を挙げますと、オープニングがまず驚き。Blue Dustと題されたこのインストの新曲、昨年逝去したジェフ・ベックに捧げ、同年4月の日本公演で初めて披露したBlue Rainbowのバリエーションでした!まだ公式レコーディングさえしていない新曲のバリエーションに早くも取り組んでいたとは・・・。これだけでもクラプトンの旺盛なクリエイティヴィティが窺えます。このオープニングは、ツアーを通じて変わりませんでした。そして前半エレクトリックセットの最後を飾るのは、新曲のPrayer of a Child。この曲は、昨年12月にガザ支援のチャリティコンサートとして行なわれた「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」(当店でも映像をDVDでリリース済み)の冒頭に会場で流されたインスト曲「Voice Of A Child」に新たに歌詞を付けて発表したものです。クラプトンの、戦禍に苦しむ子供たちへの強いメッセージを込めた曲だけに、逸早く聴いてほしかったのでしょう。クラプトンは冒頭から、「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」で初めて持った、パレスチナの国旗カラーにペイントされたカスタムストラトを弾いていました。アコースティックセットに移っては、2005年のアルバム「BACK HOME」からのタイトルナンバー、Back Homeがプレイされています。この曲も2006年ツアーで序盤の数公演のみプレイしただけだった超レア曲でした。ここには家を失ったガザの人たちへの想いも込められているのでしょうか。そして驚くべきことに、このアコースティックセットでは、何と78年リリースの「BACKLESS」収録のオリジナル曲Golden Ringをプレイしています。これはコロナ禍中の2021年にイギリスの古城でスタジオライブ録音された企画盤「The Lady In The Balcony: Lockdown Sessions」に収録されたナンバーでした。恐らくそこでのアコースティックアレンジが気に入り、本公演で披露したものと思われます。オーディエンスを前にしたコンサートライブでプレイしたのは、78年ツアー以来46年ぶりのことです。エレクトリックセットに戻っての1発目は、パワフルなドミノスナンバー、Got to Get Better in a Little While。先述の「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」でも久々に取り上げ、クラプトンも久しぶりに躍動感溢れるプレイを楽しめたことから、セットインさせたものと考えられます。ここでもソニー・エモリーの卓越したスティックさばきは素晴らしいです。そしてそれに続いてこの最終公演では、何とこのツアーで初めてOld Loveがプレイされました。この曲を演奏したのは、2011年の南米ツアー以来13年ぶりということで、オーディエンスが一際盛り上がる様子が捉えられています。ここでの演奏は、中間のクラプトンのソロがサビのパートまで行かず、ティム・カーモンのシンセソロに移行する構成になっています。そしてシンセソロが突入するサビのパートでクラプトンもソロを重ねるという珍しい構成です。さらにエンディングも13年前とは変わっています。是非聴いていただきたいレアなテイクです。意外なナンバーが次々演奏される中、さすがにもうサプライズはないかと思っていたところ、今ツアーの特別演出として、Cocaineの前にプロローグとしてライル・メイズ作の Close To Homeという曲がネイザン・イーストによってプレイされています。そして最後の最後でまだサプライズはありました。アンコールが、クラプトンのお気に入りのブルースBefore You Accuse Meだったのです。Key To They Highwayとともに、安心して聴けるクラプトンらしいナンバーでした。こうして聴いてきますと、このツアーは、クラプトンというアーティストがいろいろな事、いろいろな人を想ってセットリストを組んだことがお分かりいただけるでしょう。もちろん根底にはプレイしたい、という気持ちが一番あるのは当然ですが、そこに自らの想いを込めて披露したいと考えていたように思えます。失った親友、戦争の絶えない世界、憧れのブルースマン、これまでのキャリア。様々な想いがクラプトンの胸に去来した結果としてのこのセットリスト、この充実のライブパフォーマンスです。Old Loveが聴けるのはこの最終公演だけ!注目いただきたいのは、LaylaとWonderful Tonightが外れていることです。その点でも珍しいツアーだったと言えるでしょう。次回のクラプトンのツアーは、今年9月に予定されている中南米ツアーとなります。それまでこのまま元気でいてほしいものです。そしてそれまでは、興味津々、有終の美を飾ったツアー最終公演のステージを極上音質で収録した本作でどうぞお楽しみいただければと思います。Ex Campo Balilla, Mura di Lucca, Lucca, Italy 2nd June 2024 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) UPGRADE!! Disc:1 (42:38) 1. Blue Dust 11 2. Key To The Highway 3. Hoochie Coochie Man 4. Badge 5. Prayer Of A Child 6. Back Home 7. Nobody Knows You When You’re Down And Out 8. Golden Ring 9. Tears In Heaven Disc:2 (52:12) 1. Got To Get Better In A Little While 2. Old Love★この公演でのみ演奏されました。 3. Crossroads 4. Little Queen Of Spades 5. Cocaine 6. Before You Accuse Me Eric Clapton - guitar / vocals Doyle Bramhall II - guitar / vocals Chris Stainton - piano / keyboards Tim Carmon - Hammond / keyboards Nathan East - bass / vocals Sonny Emory - drums Katie Kissoon - backing vocals Sharon White - backing vocals