『THE END OF THE INNOCENCE』のヒットでソロとしても成功を収めた1989年北米ツアーの序盤、10月1日コスタ・メサでのショーを、近年初発掘された伝説のテーパー、マイク・ミラード所有のマスター・オーディエンス・テープより、1時間41分にわたりコンプリート収録。まず2020年以降続々と公開され続けているミラード・テープのファースト・ジェネレーション・マスターからの収録で、今回も世界中のファン驚きの初公開音源であり、この時期になると録音器材の進化も伴い70年代とはまた違った現代的なデジタルに近い驚異的サウンドによって全編収録されており、今回もミラード・テープの名に恥じない凄まじい音質にて。 なおアルバムのリリース直後にプロモーションを兼ねたヒューストンでのライブがラジオで放送され、その放送用ディスクも流通していた中、コンサート中盤がごっそりカットされた編集となっており、フルで聴きたいファンにとってはやはり嬉しい逸品となるハズ。そしてここまでのソロ・ナンバーをズラリと並べてみせたセットリストがまた素晴らしく、因みに「The End Of The Innocence」も当時は新曲ということで、ライブの序盤であっさり披露し、その後も「New York Minute」や「The Boys Of Summer」といった懐かしのソロ・ナンバーはもちろん、「Hotel California」、「Desperado」などのイーグルス・ナンバーではやはり一際歓声が。因みにドラムに関しては何とここでは元クリムゾンのイアン・ウォーレスが担当しており、「Hotel California」を始めとした イーグルスの名曲をウォーレスが叩くというあたり、コアなファンからすると興味深いところかも。加えてこのツアー序盤ではこの後セット落ちするソロ・ナンバー「Building The Perfect Beast」がまだ演奏されていたり、極めつけはまだ無名だったシェリル・クロウがコーラス隊の一員として参加という驚きも。以上、伝説のマイク・ミラード・オリジナル音源による往年のファン必携のコレクターズ・エディション。Live at Pacific Amphitheatre, Costa Mesa, CA, USA 1st October 1989 : from Mike Millard 1st Generation Tapes Disc 1 : 1. Intro 2. Drivin' With Your Eyes Closed 3. Dirty Laundry 4. The End Of The Innocence 5. Building The Perfect Beast 6. If Dirt Were Dollars 7. The Last Worthless Evening 8. Sunset Grill 9. New York Minute 10. Shangri – La Disc 2 : 1. MC 2. Hotel California 3. Life In The Fast Lane 4. The Boys Of Summer 5. All She Wants To Do Is Dance 6. I Will Not Go Quietly 7. Band Introduction 8. Desperado Don Henley – vocals / John Corey – guitar / Frank Simes – guitar / Timothy Drury – piano / Jennifer Condos – bass / Ian Wallace - drums, percussion / Sheryl Crow - backing vocals / Lynn Mabry - backing vocals / Dolette McDonald - backing vocals