ソウルフルなブロウがトレードマークでもあるマイケル・ブレッカーのバンドによるライヴ音源ですが、このタイトルでは比較的オーソドックスなジャズ的アプローチ。オーディエンス収録されたマスターテープから近日(2024年2月)に初めてデジタル化され出回った音源で、元々は入力レベルが小さく、とてもそのままでは鑑賞が厳しいものでした。しかし丁寧なリマスタリングで磨きをかけると、(なんということでしょう)かなりの良好オーディエンス音源として蘇ったのです。オープニングのイントロダクションも、マイケルのアナウンス部のみ音量を上げ収録してありますが、これはこの日起きたアクシデントに触れている為あえて残しました。そのアクシデントと言うのは、本来のベース・プレイヤーが空港で足止めを食い会場に間に合わなかったというもの。その為本来のメンバーではなく、地元のプレイヤーが急遽代わりに演奏するという珍しいケース。とは言え、ベースの音量は残念ながら入力が小さめで、そのプレイの詳細までは確認できません。しかし逆にマイケルのサックスは非常に聴きやすい音源となっています。Recorded Live at Comstock Hall, Louisville, KY, February 23, 1998 DISC 1 01. Introduction 02. SLINGS AND ARROWS - Drum Solo 03. MIDNIGHT VOYAGE 04. SONG FOR BILBAO 05. CAT'S CRADLE DISC 2 01. DELTA CITY BLUES 02. Saxophone Solo 03. SKYLARK (Brecker and Calderozzo Duo) 04. NOTHING PERSONAL 05. Band Intro with Outro Jam Encore 06. AUTUMN LEAVES Michael Brecker - tenor saxophone Joey Calderazzo - piano Jeff "Tain" Watts - drums Jack Helmsley (substitute) - bass EXCELLENT Audience Recording // 99 min