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Greg Lake グレッグ・レイク/グレッグ・レイク物語 Broadcast 1976

大好評の、70年代に放送されていたラジオ番組を丸ごとパッケージし、時代の空気をそのまま蘇らせる様なアイテム性が話題を呼んだ、貴重なラジオ放送エアチェック・シリーズの最新作。今回はあの有名音楽評論家がDJを務めた1976年"ロック夏期講座"の「グレッグ・レイク物語」です。本作でも当時放送されていた内容をそのままに収録し、聴き手を48年前へとタイム・トリップさせてくれます。この1976年のロック夏季講座は、8月9日から14日まで6日連続で放送されており、この「グレッグ・レイク物語」は8月14日放送、そのシリーズ最終回にあたります。ここに収録されている音楽番組は、'70年代中盤に関東地方のFM局において毎年夏に特集されていた"ロック夏期講座"シリーズのひとつ。同番組ではブルーズやプログレのほか、様々な切り口で海外の音楽やロックを取り上げていました。先の「リッチー・ブラックモア物語」でも記しましたが、これもまた、聴いていて「放送局のマスターをコピーしたのか?」とすら思えてしまうほど、その受信状態は安定しています。(ただ、この時代に往々にして良くある問題なのですが、放送局が用意してるアナログレコードのハリパチノイズが気になる部分もあります。)この番組もまた、観光地からの放送になっており、「何故に寸又峡?」と思わせる強引な設定もまた、70年代らしく良い感じであります。(今回はDJ曰く「今日は崖っぷち、非常に怖い所で、何十メートル下に川が流れている所で、一歩踏み外すと死んでしまう」所から放送。何故?)冒頭、グレッグが良く言っていた(どこまで実現性があったのか分かりませんが)「キース・エマーソンと組む前はジミ・ヘンドリックスと組むことを考えていた」というテーマでDJと相方さんが語るところが面白く、相方さんの「グレッグよりもむしろ、キース・エマーソンの方がジミ・ヘンドリックス組んだ方が良かったのでは。」という考えは成る程と思いますが、「ブライアン・メイとジミヘンとキースの3人が組んだら、曲の発想が似てるから面白いのでは。」とう考えは、今では誰も考えたことも無いような当時らしいオリジナルな発想ゆえ、面白いと思います。「グレッグ・レイクがジミヘンと組みたいって言ったのは、全然、自分と性格的に相反するものがあるっていう考えから僕は一緒になりたいと思ったと思う。ジミヘンにしてもエマーソンにしても、言葉を持たない、非常に音的な人で、そうした部分で凄く才能がある人だけど、グレッグ・レイクは、音と言うよりは言葉的な音としてのメロディラインを重視した人であり、湿っぽくない個性のエマーソンと、べちゃっ言う感じのグレッグ・レイクと言うこの取り合わせってのは非常に成功したような気がする。」「石をとれは、グレッグとエマーソンの個性が微妙に調和して、それなりに説得力ある曲になっている。僕はファースト・アルバムが凄く好きで、この辺は非常に透明で、鋼鉄な冷ややかな感じがして、後の大仰ぽくなる以前の緊張感があって、特に石をとれは良いと思う。」(The Sageについて)*歩きながら話している「これはグレッグの個性がもろに出ている。アコギをフィーチャーして、僕の体には旅の埃が非常に積もっていて、人生、やはり辛いことばかりじゃな~、というブルース的な発想みたいなのが反映されている曲。彼の資質を決定しているみたいのはこの辺にある。」「僕みたいな山の手のお坊ちゃんでありまして(笑)、根がおめでたく出来ているんで、彼のそうしたバイブレーションみたいなのは、自分の中に取り込んでいくというのがなかなかできなくて、彼の湿った個性が、幾分、拒否反応を起こすところもある。ただ、この時代にこういった詩を大ベストセラーアルバム(「展覧会の絵」)にした彼の才能は、やはり偉大なんじゃないかと思うわけ」ラストはTarkusをかけていますが、スタジオ盤ではなく「Ladies & Gentlemen」のディスク2をそのまま放送しています。(ですのでAquatarkusは未収)DJの方はスタジオ盤をかけるつもりで説明しているんじゃないかなぁとも思うんですが、放送されているのはライブテイクです。その前に、山道を歩き、息切れしながらも、6分間程ELP論を熱く語っていますが、その部分は、本盤組の最大の聴き所だと思います。独自のELP論、グレッグ・レイク論はどの部分も非常に面白いのでファンの方は是非聴いてみて下さい。私は、特に下記のコメントが成る程なぁと感じました。あれから38年経過した2024年になっても、グレッグばかりでなく、プログレ・ファン&アーチストもいつまでたっても(おそらく皆、死ぬまで)「Confusion will be my epitaph」止まりなんでしょうか。それなら1969年以来特に進歩なしで、全然プログレッシヴ(進歩的)じゃない気もします。「最終的な結論みたいなのは、必ず「Confusion will be my epitaph」みたいなところに戻ってきて、そこをグルグル回っている、そういう感じがする。その辺から、もう一歩踏み出て、新たな展望を踏み出すというか、肯定的な音・ことばに向かって行くというのが、その辺が、彼らがこれから果たさなければいけない役割ではないかと思う。その辺の仕事ってのをグレッグ・レイクってのはちゃんとやれば、やれると思うんですが、なかなか・・・やらないですね(笑)」*結局、それで出てくるのが、完全に方向性を見失った、やけっぱち大作(?)「四部作」ですので、皆、ガックリしてしまうのが、この一年後の翌1977年と言うわけですね。・・・と言うわけで約一時間、聴きながら、自身の人生も含め、色々な事を考えさせられる、40代、50代のロックファンにとっては堪らない、ちょうど48年前の放送であるロック夏期講座(48年前の夏休み?)。10代のときにリアルに聴いたロックファンも、初めて聴くファンも、全てのロックファン必聴です。Broadcast Date : 14th August 1976 R.I.P Greg Lake, December 2016 1. Intro. 2. In The Court Of Crimson King (King Crimson) 3. DJ Talk 4. The Barbarian 5. DJ Talk 6. Take A Pebble 7. DJ Talk 8. The Sage 9. DJ Talk 10. Hoedown 11. DJ Talk 12. Tarkus (Live) 13. Outro.

Greg Lake グレッグ・レイク/グレッグ・レイク物語 Broadcast 1976

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