パット・メセニーのユニット、ユニティー・バンドのライヴ音源です。このバンドは後にユニティー・グループへと拡張していく中核となったもの。名手クリス・ポッターをリードに配し人気の高いバンドです。このバンドの音源は他にも出ていますが、今回はデトロイト・ジャズ・フェスティヴァルの音源。フェスのセットらしくコンパクトにまとまって聴きやすい点が魅力となります。音質面はオーディエンス録音で、裏ジャケットの音質表記が“VERY-GOOD”となっている通り、正直高音質とは言えません。ステージがやや遠いようで、オーディエンスの歓声に比べ演奏が小さめです。従って演奏の音圧を上げることができずオーディエンス・ノイズが気になります。表ジャケットの写真が会場ですが、野外フェスとありマイクもやや安定しません。曲間やスピーチはカット編集しましたが演奏を切ってしまうわけにはいかずリマスタリングも満足の仕上がりとはいきませんでした。大昔のオーディエンス音源を思えばそこまで酷くはありませんが、初心者の方は別の公演をお求めください。あくまで、他の音源を聴いて飽き足らないマニア向けの文字通りコレクターズ・アイテムとなります。Recorded Live at Detroit International Jazz Festival, Detroit, MI, September 02, 2012 VERY-GOOD Audience Recording // 60 min 1. Pikasso Intro 2. COME AND SEE 3. ROOFDOGS 4. NEW YEAR 5. POLICE PEOPLE 6. SIGNALS (ORCHESTRION SKETCH) 7. BREAKDEALER Encore 8. ARE YOU GOING WITH ME? Pat Metheny - guitars, 12 string Pikasso guitar, orchestrionics, Roland guitar synthesizer Chris Potter - saxophones, flute, clarinet Ben Williams - bass Antonio Sanchez - drums