近年(2024年)出回ったフランス・アンティーヴの歴史あるジャズ・フェスティヴァルのサウンドボード音源群より、ギル・エヴァンス・オーケストラの登場です。“オーケストラ”と付いてはいるもののメンバーをご覧の通り小型のビッグ・バンド規模で恐れることはありません。ジャズ・ファンでない方の中にはあまり馴染みのない方も居るかと思いますが、ジャズ界屈指のコンポーザーです。カーラ・ブレイやマイケル・マントラーなど好きな方はハマるかも。そもそもギル・エヴァンスは初期マイルスに少なからず、いや間違いなく多大な影響を与えた人物。70年代にはジミ・ヘンドリクス曲のカヴァー・アルバムを出したりとロック方向へのアプローチもしていました。このライヴでも『STONE FREE』が演奏されています。最初に書いた通り“オーケストラ”感はあまりなく、ややメンバーの多いジャズ・ロック・バンドと言った感じ。ジャズ・ロック好きな方なら間違いなく楽しんでいただけるタイトルです。Recorded Live at Festival de Jazz d'Antibes, Juan-les-Pins, Antibes, Alpes-Maritimes, France, July 21, 1978 EXCELLENT Soundboard Recording // 91 min DISC 1 1. THOROUGHBRED 2. STONE FREE 3. LISTEN TO THE SILENCE - Band Introductions DISC 2 1. WALTZ - VARIATIONS IN MISERY Gil Evans - piano, conductor, arranger Lew Soloff - trumpet, flugelhorn Steve Lacy - soprano saxophone Arthur Blythe - alto saxophone Earl McIntyre - trombone, tuba Pete Levin - synthesizer Don Pate - bass Sue Evans - drums