グループ時代を含めると29枚目(!)となる『ROAD』を英8位/独2位に送り込み、欧州での根強い人気ぶりを見せつけた帝王アリス・クーパー。その最新ツアーを脳みそに流し込むオリジナルIEMアルバムが登場。全世界独占リリース決定です。そんな本作が記録されたのは「2024年10月2日パリ公演」。そのIEM傍受音源です。204年はアリスのデビュー55周年(!!)にあたるわけですが、アニバーサリーなどどこ吹く風。徹底的に現役感丸出しの通常ツアーを邁進しています。そんな帝王の近況を知る意味でも、まずは現在進行形の活動概要から俯瞰し、本作のポジションを探ってみましょう。2023年・8月5日ー24日:北米#1a(13公演)《8月25日『ROAD』発売》・8月26日ー10月28日:北米#1b(37公演)・12月9日:フェニックス公演 2024年・4月13日:メサ公演・4月20日ー28日:豪州(5公演)・6月6日ー7月12日:欧州#1(22公演)・7月30日ー9月18日:北米#2(33公演)←※COSTA MESA 2024・10月2日ー21日:欧州#2(14公演)←★ココ★ 2025年・2月13日ー17日:Rock Legends Cruise出演・5月9日:コロンバス公演 これが『ROAD』にまつわる“TOO CLOSE FOR COMFORT Tour”の全体像。これだけでもスゴいのですが、実は2023年7月末までHOLLYWOOD VAMPIRESでのツアーを行っており、一週間も空けずにソロ・ツアーに切り替えている。76歳にして驚異的な活動意欲です。現在は2024年最後の「欧州#2」が完遂されたところで、本作のパリ公演はその初日でした。そんなショウを伝える本作は、スーパーリアル系IEM。海外の録音家から直接譲られた本作だけのオリジナル・マスターで、ネット等にも出回っていないレア物。サウンドも超レア級でして、ムキ出しの演奏音と歌声が無加工で遠慮会釈なく脳みそに流し込まれる。バランスよりもダイレクト感が最優先なタイプでして、誰のモニターなのかは伝わっていませんが、終盤のギターソロが超極太なところからするとニタ・ストラウスのIEMかも知れません(男声コーラスも大きいので違う可能性もあります)。曲間には進行を管理するスタッフの声も聞こえるなど、ともすれば音楽的な美しさに欠ける点もありますが、それもまた擦れっ枯らしの音源マニアにはたまらない美点。そもそもIEMは裏舞台を覗き込むのも醍醐味ですし、何よりアンサンブルと全身が完全一致する異次元のシンクロ感こそが最大の魅力。本作のサウンドは、そこに超・特化。マトリクスやオフィシャル代わりとは異なる「IEMらしい、IEMだけの快感」を思う存分たっぷりと満喫できるのです。そんな異次元サウンドで描かれるのは、最新“TOO CLOSE FOR COMFORT Tour”のフルショウ。前回レポートの映像作『COSTA MESA 2024』と同一ですが、改めて再掲しておきましょう。70年代クラシックス(13曲+α)・ビリオン・ダラー・ベイビーズ:No More Mr. Nice Guy/Billion Dollar Babies/I Love The Dead/Elected・キラー:Under My Wheels/Be My Lover/Kille・悪夢へようこそ:Welcome To My Nightmare/Cold Ethyl/Black Widow Jam・その他:I'm Eighteen/Ballad Of Dwight Fry/School's Out/Go To Hell 80年代以降(8曲)・ヘイ・ストゥーピッド:Snakebite/Hey Stoopid/Feed My Frankenstein・その他:Lock Me Up/Bed Of Nails/Poison/Lost In America/Welcome To The Show単に最新ツアーを体験するだけではなく、異次元感覚で生演奏とシンクロできる超絶IEMアルバムです。他アーティストに比べるとアリス・クーパーのブートレッグはカルト感が漂うものですが、本作のカルト臭はただ事ではありません。他のどんな記録でも味わえない、本作だけのオリジナル異次元サウンド。「2024年10月2日パリ公演」のIEM傍受音源。海外の録音家から直接譲られた本作だけのオリジナル・マスターで、ネット等にも出回っていないレア物。バランスよりもダイレクト感が最優先なタイプでして、ムキ出しの演奏音と歌声が無加工で遠慮会釈なく脳みそに流し込まれる。アンサンブルと全身が完全一致する異次元のシンクロ感で、最新“TOO CLOSE FOR COMFORT Tour”のフルショウを味わえるカルトな新名盤です。録音者提供のオリジナル超高音質イヤモニ音源 Le Zenith, Paris, France 2nd October 2024 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (51:09) 1. Intro. 2. Lock Me Up 3. Welcome To The Show 4. No More Mr. Nice Guy 5. I'm Eighteen 6. Under My Wheels 7. Bed Of Nails 8. Billion Dollar Babies 9. Snakebite 10. Be My Lover 11. Lost In America 12. Hey Stoopid 13. Drum Solo 14. Welcome To My Nightmare 15. Cold Ethyl Disc 2 (40:38) 1. Go To Hell 2. Poison 3. Feed My Frankenstein 4. The Nightmare 5. Guitar Solo 6. Black Widow Jam 7. Ballad Of Dwight Fry 8. Killer 9. I Love The Dead 10. Elected 11. School's Out Alice Cooper - Vocals Nita Strauss - Guitar, Backing Vocals Ryan Roxie - Guitar, Backing Vocals Tommy Henriksen - Guitar, Backing Vocals Chuck Garric - Bass, Backing Vocals Glen Sobel - Drums