黎明の現場を語り継いできた伝説録音が、まさかの大幅アップグレード! 衝撃の新発掘マスターCDで緊急リリース決定です!!そんな本作に刻まれているのは「1975年11月15日アッパーダービー公演」。その伝説オーディエンス録音です。1975年の秋に『銀嶺の覇者』をリリースしたRAINBOWは、数ヶ月後にはツアーも開始しました。本作が記録されたのは、その最初のデビュー・ツアーの模様なのです。コレクター入門の頃には、よく「ELFメンバーとのライヴはあったのか?」が疑問になるもの。良い機会でもありますので、その辺も含めてまずは当時の活動概要を振り返っておきましょう。1975年《4月7日:リッチーがDEEP PURPLEを脱退》《8月4日『銀嶺の覇者』発売→9月:ラインナップ確定》・11月10日ー29日:北米#1(12公演)←★ココ★ 1976年《2月『虹を翔る覇者』製作→5月15日発売》・6月11日ー8月7日:北米#2(32公演)・8月31日ー9月14日:英国(10公演)・9月20日ー10月18日:欧州(20公演)・11月4日ー22日:豪州(11公演)・12月2日ー16日:初来日(10公演)《1977年2月:ジミー・ベイン解雇》これが1975年/1976年のRAINBOW。時系列としては「1stアルバム完成→パープル脱退→アルバム発売→正式メンバー確定→ツアー開始」の流れ。この正式メンバーとはリッチー&ロニーに「コージー・パウエル/ジミー・ベイン/トニー・カレイ」を加えた5人のこと。つまり『銀嶺の覇者』メンバーでのライヴは一切行われなかったわけです。そして、2ndアルバム『虹を翔る覇者』を製作する前に行われた「北米#1」こそがデビュー・ツアーでした。わずか12公演ながら、あまりにも歴史的なツアーだけに当店では可能な限りの名録音でアーカイヴ。さらに日程をフォーカスし、コレクションを整理しておきましょう。「北米#1」の詳細・11月10日:モントリオール公演*11月12日『DEFINITIVE HEAVY PORTRAIT(ニューヨーク)』完売・11月13日:ウォーターベリー公演*11月14日『THE 4TH GIG(ヘンプステッド)』*11月15日:アッパーダービー公演 ←★本作★・11月16日:アクロン公演*11月17日『DARK & LIGHT(DISC 1:ピッツバーグ)』*11月18日『FLASHES OF LIGHTNING(デトロイト)』・11月22日ー29日(4公演)まるで別モノ級に超進化した新発掘マスター……と、このようになっています。5本のオーディエンス記録が確認されており、本作のアッパーダービー公演はその3本目(5公演目)でした。この録音は以前から知られており、名盤『DARK & LIGHT(のDISC 2)』としてもお馴染み。本作は同じ伝統録音でありつつ、丸っきり別モノ級の超アップグレードを果たした新マスターなのです。そのアップグレードぶりは、比較するのもバカらしくなるほど。従来マスターはダビングによってディテールが削られまくり、かなりモコモコ。超貴重な1975年だからこそ意味があったものの、サウンド的には聴けるだけありがたいレベルでした。ところが! 新マスターの本作はクッキリはっきり。丸かったエッジもシャープに生まれ変わり、ヌケも圧倒的に改善。。。いやいや、ヤメヤメ。こんな定型の言葉を並べてもこの衝撃はご理解頂けないでしょう。そうですね……感覚的に申しますと、従来マスターは「会場の扉の外で聴いてる」感じ。よくライヴ前に会場の外でサウンドチェックが聞こえたりしますが、そのレベルでした。それに対し、新マスターの本作は扉を開けて会場に入り、しっかりPAの出音を浴びられる。言い換えるなら「何の曲か分かる」だったものが、「客としてショウを体験してる」へ生まれ変わっているのです。このアップグレードぶりは、マスター・テープの入手経緯からも想像できるかも知れません。新マスターを公開した人物は、当時このテープをトレードで手に入れたそう。「トレード相手がテーパー本人だったか分からない」とはしつつ、ポイントはトレードしたタイミング。何とショウ本番の直後だったのです。つまり、何世代もダビングする時間的余裕などなかった。まさか大元カセットを譲るとは考えにくいですが、1stジェネかせいぜい2ndジェネの可能性が大なのです。しかも、本作はその最高峰更新盤。新マスターの真実に敬意を払って音色やバランスに手を加えていませんが、ネット公開された原音は明らかにピッチが高かった。本作は現場の体験感を正確に再現すべくジャストに補正してあります。激レア曲もロニーの激怒も超リアルな現場体験感 そんな衝撃の新マスターから流れ出るのは、胸が熱くなる黎明の現場。「Over the Rainbow」なしで「Do You Close Your Eyes」が始まる開演からして呼吸が止まりますし、そこから雪崩れ込むのが激レア「Self Portrait」! 残念ながら「A Light In The Black」が約5分で終わるのはこれまでと同じ(つまり、録音されていなかったのでしょう)ですが、1975年ならではの原初セットが生まれ変わったマスター・サウンドで味わえるのです。そして、アッパーダービー公演最大の聴きどころと言えば、ロニーの激怒でしょう。このショウは開演が数時間も遅れた(照明からノイズが発生したそうです)らしく、観客は荒れ気味。中には酔っぱらって騒ぎを起こす観客までいました。そんな客に対してブチ切れたのがロニー。「Sixteenth Century Greensleeves」後のMCで騒ぐ観客を一喝するのです。従来マスターでも騒ぐ客やロニーの怒鳴り声は分かりましたが、何を言ってるかまでは判別できませんでした。ところが、今回の新マスターは酔っ払いのウザさや怒りを抑えながら苦笑いするロニーの声色まで分かる。「何か怒ってるな」という他人事だったシーンが「マジギレしてる……」とビビる現場感に変わっているのです。虹色の歴史において、どの時代よりも貴重で面白く、あまりにも重要な「1975年」。その語り部録音が究極進化を果たした新名盤です。まさに文化遺産そのものであり、永久に残されるべきライヴアルバム。「1975年11月15日アッパーダービー公演」の伝説オーディエンス録音。伝統の名録音ながら超アップグレードを果たした新発掘マスターです。ライヴ直後にトレードしたというサウンドにはダビング痕がほとんどなく、丸っきり別モノ級に進化。モコモコだった従来マスターは会場の外で聴いている感じでしたが、本作はちゃんと会場内をリアル体験できる。激レアな「Self Portrait」や寄った客に激怒するロニーのMCも完全に生まれ変わった文化遺産アルバム誕生です。Tower Theatre, Upper Darby, PA, USA 15th November 1975 TRULY PERFECT SOUNDUPGRADE!!!★衝撃のアッパー版!! (61:59) 1. Intro. 2. Do You Close Your Eyes 3. Self Portrait 4. Sixteenth Century Greensleeves 5. MC ★トラックとしては5分間もある 2分目からロニー突如激怒 悪態ついた後 しばしステージ上ほぼ無音 その後 平穏MCのあとCatchスタート 6. Catch The Rainbow 7. Man On The Silver Mountain 8. Keyboard Solo 9. Stargazer 10. A Light In The Black Ritchie Blackmore - Guitar Ronnie James Dio - Vocal Cozy Powell - Drums Jimmy Bain - Bass Tony Carey - Keyboards