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Deep Purple ディープ・パープル/France 1991 Complete Upgrade

栄光の深紫史でも特異点となっているジョー・リン・ターナー時代。その名録音にまさかのアップグレード・マスターが新発掘! 激レア曲のベスト・テイクも美味しいフル・ライヴアルバム2CDで登場です。そんな本作に永久保存されているのは「1991年2月8日リヨン公演」。その超極上オーディエンス録音です。パープルは公式アーカイヴの進んだバンドではありますが、その中で唯一例外なのがジョー時代。ライヴアルバムの1本もリリースされることなく黙殺されています。その公式代わりを務めてきたのが『DEFINITIVE SAO PAULO 1991』『DEFINITIVE PHILADELPHIA 1991』『ISRAEL FIRE』といったサウンドボード名盤たち。本作はオーディエンス録音にも関わらず、そうしたサウンドボード群にも匹敵……いや、凌駕するほどの重要作なのです。その意味をご説明するためにも、まずは当時の活動概要から紐解いてみましょう。1990年《10月22日『SLAVES AND MASTERS』発売》1991年・2月4日ー3月17日:欧州#1(30公演)←★ココ★・4月10日ー5月15日:北米(9公演)←※PHILADELPHIA 1991・6月24日ー7月3日:アジア(6公演)・8月16日ー24日:南米(7公演) ←※SAO PAULO 1991・9月14日ー26日:欧州#2(5公演)・9月28日+29日:イスラエル(2公演)←※ISRAEL FIRE これがジョー・リン・ターナー時代のDEEP PURPLE。アルバムの発売は1990年ですが、ツアーは翌1991年で約8ヶ月に渡って世界を巡りました。本作のリヨン公演は、その中でもメイン・レッグだった冒頭の「欧州#1」の一幕でした。ここからは有名プロショットも量産されていますので、さらに日程をフォーカスしてみましょう。「欧州#1」の詳細*2月4日『WICKED NIGHT(オストラヴァ)*2月5日『MASTER OF HUNGARY(ブダペスト)』*2月6日『MASTER OF HUNGARY(ザグレブ)』*2月8日:リヨン公演 ←★本作★・2月9日ー3月17日(26公演)……と、このようになっています。ツアー初日から3日間は東欧ツアーで、その3公演からプロショットが残された。本作のリヨン公演は、その直後で西側に戻っての初日。ツアー4公演目という極初期のショウでした。この日は以前から名録音が知られてきたのですが、本作も同じ録音ながら大幅アップグレードを果たした新発掘マスター。その発掘ルートがタダモノではなく、あの名手「Stephane」氏コレクションから飛び出した大元マスターなのです! 本稿に目を留められた方ならご存知かも知れませんが、「Stephane」氏と言えば、80年代末かから90年代初頭の中欧で活躍していた録音家で、近年HR/HM系の新音源を大量に公表している人物。これまで誰も聴いた事がない録音が注目されがちですが、中には「あの名作もStephane録音だったのか!」と判明することも多い。本作は、その好例なのです。しかも、大元マスターだからこそのアップグレード幅もスゴい。従来マスターは明らかにジェネ落ちで、盤によってはダビング痕を隠すような派手なイコライジングでキンキンしてもいました。ところが、本作はスーパー・ナチュラル。ダビング痕のないクリアさはどこまでも瑞々しく、まるで録音ポジションが数列前に移動したかのようなダイレクト感も強靱。音色からしてサウンドボードと間違えはしませんが、極太でオンな芯の鮮やかさや細やかなディテールは完全にサウンドボード級です。そんなサウンドだけも強烈ですが、さらに重要なのがツアー初期だからこそのショウ内容。ここでセットも整理しておきましょう。スレイヴス&マスターズ(6曲)・Truth Hurts/The Cut Runs Deep/Fire In The Basement/King Of Dreams/Love Conquers All/Wicked Ways(★)クラシックス(8曲+α)・第II期:Black Night (incl. Long Live Rock 'n' Roll)/Lazy/Highway Star/Smoke On The Water (incl. Woman From Tokyo)・第V期:Perfect Strangers/Knockin' At Your Back Door・その他:Burn/Blues/Difficult To Cure※注:「★」印は来日公演で演奏しなかったツアー初期の限定曲。まだ「Child In Time」がなく「King Of Dreams」も落ちていたりもしますが、それを差し引いてもあまりあるのが隠れ名曲「Wicked Ways」! ツアー序盤の7公演しか演奏しておらず、その後はリッチーもジョーのソロでも取り上げられたことがない激レア曲なのですが、本作こそがベスト・サウンド&ベスト演奏。オストラヴァ公演プロショットのサウンドボード音声も圧倒するベスト・テイクなのです。その他にも「Burn」でジョーが歌詞を間違えたり、「Woman From Tokyo」の入りでリッチーがミスったりと初期らしさも楽しいライヴアルバムですが、何よりも史上最高の「Wicked Ways」。これに尽きます。オーディエンスでありながら数々のサウンドボード群と同等以上の聴き応えを誇り、一気に“SLAVES AND MASTERS Tour”の代表作の仲間入りを果たした新名盤。「1991年2月8日リヨン公演」の超極上オーディエンス録音。話題の名手「Stephane」氏による名録音で、本人公開の大元マスター起こし。そのサウンドは別モノ級のアップグレードで、芯の極太感もディテールの細やかさもゼロ距離なダイレクト感も完全にサウンドボード級。ツアー初期のやる気に満ちたショウも素晴らしく、サウンド/演奏の両面で頂点を究めるベスト・テイクの激レア曲「Wicked Ways」も楽しめます。Halle Tony Garnier, Lyon, France 8th February 1991 ULTIMATE SOUND UPGRADE Disc:1 (53:05) 1. Intro 2. Burn 3. Black Night incl. Long Live Rock 'n' Roll 4. Truth Hurts 5. The Cut Runs Deep incl. Hush 6. Perfect Strangers 7. Fire in the Basement incl. Bass Solo 8. Love Conquers All Disc:2 (48:27) 1. Tuning 2. Difficult to Cure 3. Jon Lord solo 4. Knockin' At Your Back Door 5. Blues 6. Lazy 7. Wicked Ways 8. Highway Star 9. Smoke on the Water incl. Drum Solo & Woman From Tokyo Ritchie Blackmore - Guitar Joe Lynn Turner - Vocal Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/France 1991 Complete Upgrade

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