超絶、卓越、驚愕、半端ない、SM、そんな賛辞?も吹っ飛ぶ!まさにエゲツないところまで昇華してしまった全盛期のジョン・マクラフリン率いる、まさに泣く子も黙る70年代マハビシュヌ・オーケストラ。その最終章となるグループ史上最小人数となるカルテットで極めた壮絶な名パフォーマンスがつ、つ、ついに完全版で初登場!!70年代マハビシュヌ最終章の、まさに有終の美を飾るといっても過言ではない壮絶を極めた1975年8月17日フランスに於けるオレンジ・ジャズ・フェスティバルでのステージが、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施したまるで会場の最前列ど真ん中で聴いているようなど迫力極上高音質サウンドにてアンコールまで収録した完全版にて降臨してしまいました!!因みにこの日はアンコール含めて7曲演奏していますが、以前に別のコンサートのボーナス・トラックとして2曲のみ日の目を見ていました。その演奏があまりにも強烈だったため完全版の初登場はまさに待望といえるでしょう!イントロダクションに続いてのオープニング・ナンバー「ミーティング・オブ・ザ・スピリット」から当時間違いなく世界で一番のテクニックを持つマクラフリンが、後のヘヴィメタ超高速弾きどころではない目にも止まらぬ速さであの引き攣ったような強引なギターで大噴火する。それも美しい運指ではなくプロでも指が攣ってしまうような難解なフレーズばかりなのだ!またマクラフリンに多大な影響を受けたジェフ・ベックが亡くなる直前までコンサートで必ず演る「ユー・ノウ・ユー・ノウ」では、千手どころの騒ぎではない万手観音で全編ソロ状態のマシンガン・ドラムスを叩きまくるナーラダがまた尋常ではない!この後ベックの「ワイアード」のレコーディングでも大貢献するナラダ。彼がいなかったらあの傑作は生まれなかった!特に「レッド・ブーツ」のイントロの変則ドラムスは、アマチュアからプロまで皆練習してましたね。さらにギター並みに高速フレーズで弾き続けるアームストロング、ヤン・ハマーをも凌駕するゴールドバーグのキーボードも爆発しっぱなし!! この様な、変幻自在に移行しながら基本高速で展開される楽曲のなか、超難解なキメがところどころに仕掛けられていながらメンバー全員が弾き放題、叩き放題、演りたい放題のスリリングでモーレツな場面の連続には、メンバーの誰かが演奏の途中でついて行けなくなるのではないかと聴いている此方の方がハラハラ、ドキドキとする緊張感の連続(マクラフリンとメンバーは意外に余裕!)のまま一気にラストまで突っ走る…マクラフリンを中心に、メンバー全員が何かにとり憑かれたように異様にテンションが高く目に見えないパワーを放出しまくる異様な雰囲気と、余程腕に自信がある人が真似しようにも(しないか)絶対に不可能な、この世のものとは思えないテクニック史上主義凄腕軍団が一体となった超ハードコアなもの凄いパフォーマンスです!Theater Antique Orange Jazz Festival Orange, France August 17, 1975 1. meeting of the spirits 2. faith ~ open country joy 3. you know, you know 4. way of the Pilgrim 5. all in the family 6. one word 7. hope ~ dawn the Mahavishnu Orchestra John McLaughlin: electric doubleneck guitar Ralphe Armstrong: electric bass Stu Goldberg: keyboards "Narada" Michael Walden: drums