どうしてもこの映像を皆さんにご覧頂きたい。そんな超貴重映像の正体とは、「2005年5月28日プラハ公演(チェコ)」。“THE ERALY DAYS TOUR 2005”初日を収めたオーディエンス・ショットです。なぜ、本作がそれほど貴重なのか……
【2公演だけのCharlotte The Harlot】
まず第1に貴重なのが『鋼鉄の処女』の隠れた名曲「Charlotte The Harlot」を演奏(!)していること。ツアー中は基本的にセットを変えないIRON MAIDENですが、何事にも例外はあるもの。その典型にして、激レアなのが本作の「Charlotte The Harlot」なのです。もちろん、ポール・ディアノ時代には演奏していましたし、ブルース・ディッキンソンも「Charlotte The Harlot ‘88」としてリメイクしたこともありました。しかし、そのディッキンソンがステージで歌ったのはMAIDEN全史でも“THE ERALY DAYS TOUR”冒頭の2公演だけ。本作は、その超貴重な初演を収めているのです。この曲はMAIDEN唯一のデイヴ・マーレイ単独ペンの曲で、さまざまな続編「22 Acacia Avenue」「Hooks In You」「From Here To Eternity」も作られてきました。オールド・ファンから“シャーロット・サーガ”とも呼ばれる連作なわけですが、「Charlotte The Harlot」だけはディッキンソンがライヴで歌う機会がなかった。もっとも、求められれば何でも歌うディッキンソンが拒否するとも考えづらく、恐らくはスティーヴ・ハリスが「今いちノレない」と判断してきたのでしょう。しかし、本作で聴ける「Charlotte The Harlot」は、数あるディアノ時代ナンバーよりもディッキンソンによく似合っている。これだけの名曲なのに、たった2公演だけなんて、なんと勿体ない……。
【激レアな『鋼鉄の処女』仕様の巨大エディ!】
そんな「Charlotte The Harlot」以上にド肝を抜かれるのがエディ。「Iron Maiden」で登場する巨大エディは、なんとデビュー・アルバム『鋼鉄の処女』の逆毛エディ!! このツアーのプロショットではおおよそプロモ集DVD『VISIONS OF THE BEAST』をモチーフにしたエディが使われているのですが、ツアー極初期には『鋼鉄の処女』デザインだったのです。厳密に何公演使われたのかは分かっていませんが、これも「Charlotte The Harlot」と同じく、“THE ERALY DAYS TOUR”冒頭の2公演だけだったのではないかと言われています。マニアな方でも、このエディまでご存じな方はそうそういらっしゃらないのではないでしょうか。ただし、本作メインの「プラハ公演」はライヴ自体こそ非常に見やすいものの、巨大エディはカメラ角度のせいでチラッとしか見えない。そこでボーナスとして2公演目「2005年5月29日ホジュフ公演(ポーランド)」の「Iron Maiden」も収録しました。こちらは遠景ショットで全編観るにはやや単調なのですが、遠景だけに巨大エディの登場シーンは超ハッキリ。ブロック塀の背景にぬーっと登場する巨大な逆毛エディ。『鋼鉄の処女』のジャケット・アートが3次元で再現される超貴重映像を隅々まで目撃できます。もう1つ、面白いのが「The Number Of The Beast」。ここでは悪魔ベルゼバブに扮したグラマラスなお姉さま方が大量に登場! 三叉の槍で観客を煽りまくるのです。明らかに“BEAST ON THE ROAD 1982”を意識した演出なのですが、その後の公演ではなかった趣向。こんなことまで用意していたんですね……。本作でも大いに盛り上がるものの、曲が終わるやぞろぞろと帰って行くお姉さま方の姿はマヌケでもあり、なぜ止めたのかが無言のうちに伝わる激レア・シーンです。
【実はクオリティも素晴らしい】
激レア・ポイントばかりお話ししてしまいましたが、本作はクオリティも素晴らしい。とかく貴重映像は「レアだから仕方ない」「観られるだけありがたい」となりがちですが、本作にその心配は不要! 特に「プラハ公演」はステージ右側から果敢なズームを多用しており、各メンバーの衣装のボタンからヘッドのペグまでハッキリ見える。しかも、カメラワークも素晴らしく走り回るスティーヴを追ってもブレを起こさず、綺麗に収め続けるのです。チェコというとロック後進国なイメージもありますが、相当に手練れな撮影者のようです。サウンドもその光景に負けないクリアっぷり。正直に申し上げると「Murders In The Rue Morgue」で画面が止まったり、「Remember Tomorrow」に一瞬のワープがあるなど、わずかながら欠点がないわけではない。しかし、それがどうでも良くなるほどに基本のクオリティが高いのです。ご紹介する以上は正直に「欠点もあるオーディエンス・ショット」と申し上げるしかない。しかし、それを言ってしまったら敬遠されてしまうかも知れない………激レアな「Charlotte The Harlot」、お姉さま達、そして衝撃の逆毛エディ。超貴重なシーンの数々が最高峰クオリティで観られる1枚。どうぞ、あなたも目撃者になってください!
Live at T-Mobile Arena, Prague, Czech Republic 28th May 2005 The Early Days Tour (100:15)
1. Into / The Ides Of March 2. Murders In The Rue Morgue 3. Another Life 4. Prowler 5. The Trooper 6. Remember Tomorrow 7. Run To The Hills 8. Charlotte The Harlot 9. Revelations 10. Where Eagles Dare 11. Die With Your Boots On 12. Phantom Of The Opera 13. The Number Of The Beast
14. Hallowed Be Thy Name 15. Iron Maiden 16. Running Free 17. Drifter 18. Sanctuary
Bonus Footage
Mystic Festival, Chorzow, Poland 29th May 2005
19. Iron Maiden (Ultra Rare Eddie!!)
Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Adrian Smith – Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain - Drums
COLOUR NTSC Approx. 100min.





























