『WACKEN 2016』(以下DVD)は、それはもう完全無欠にして2016年を代表する究極のフル・プロショットです。しかし、それだけが“THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR”のプロショットではない。もう1本、聖地ドニントンの「2016年6月12日ダウンロード・フェスティバル」も美しいマルチカメラ・プロショットで放送されていました。そのクオリティは、『WACKEN 2016』にも負けない。画質・音質・カメラワークの総てがパーフェクトで、いちいち特徴を説明しても意味がない次元。まったくもって完璧にオフィシャル級のパーフェクト・クオリティなのです。しかし、品質は完璧でも、中身は完璧ではない。残念ながら30分枠の放送だったせいもあり、わずか4曲の収録なのです。前回“DOWNLOAD 2013”の放送も3曲だけでしたが、なんてケチ……。しかし、短いとは言え、やはり母国最大のフェスティバルで大トリを飾った熱演は見逃せない。超ビビッド・デジタル画質で画面いっぱいに広がるマヤ文明をイメージしたセット、エディを配した巨大ライティング・システムのスペクタクル……。「Iron Maiden」がないため、最大の見どころである巨大エディは見られませんが、その代わりとなるのが「The Book Of Souls」! もちろん、新作『THE BOOK OF SOULS』の大作ですが、何と言っても竹馬エディの大暴れが必見!歴代の竹馬エディは、デザインによって動きやすさが違い、動きづらいとツアー中に入れ替えられてしまうことも珍しくありません。しかし、今回のマヤ文明エディは、動きがハンパじゃない。軽いのか、可動域が大きいのか、その両方かは分かりませんが、とにかく歴代ナンバー1の大暴れ。ステップも軽やかで、上半身も滑らか。本当に3メートル級の巨人なんじゃないかと思うほど自然なのです。その動きでエイドリアン・スミスを脅し、観客を煽り、ヤニック・ガーズと絡む。最後に、ブルース・ディッキンソンと戦って心臓をえぐり出されるシーンも超・極上画質のプロショットでしっかりと目撃できる。ここのカメラワークはヴァッケンよりも凝っていて、アングルも多彩でカッコ良く、最後に心臓を放り投げるシーンもスローモーション。生放送ではないからこそのドラマティックな映像作品になっているのです。 生放送のDVDに対し、(ハイライトとは言え)編集で磨き上げられた本作。現在はツアーが終わったばかりで、今まさに世界中のマニア/コレクターが総括を始めたところ。プロショットにしても、各国の細かなテレビ出演はないかと探っている真っ最中です。そのため、「これでプロショット全部」とは断言できないのですが、世界規模で放送された“THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR”の代表映像は2つだけ。
Live at Donington Park, Castle Donington, UK 12th June 2016 PRO-SHOT Air Dates: 26th & 27th June 2016
1. Intro 2. Speed Of Light 3. Children Of The Damned 4. The Book Of Souls 5. Blood Brothers
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.28min.





























