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Various Artists Eric Clapton,Queen,Paul McCartney,Led Zeppelin/PA,USA 1985 Japan Broadcast Ver.

QUEENの映画『ボヘミアン・ラプソディ』をきっかけに、俄然注目を集めている“LIVE AID”。33年前の衝撃と熱気が一気に甦る極上プロショットがリリース決定です。これは凄い!本作に収められているのは、世紀の一大イベントのマルチカメラ・プロショット。その模様は公式ボックスにもなっていますが、本作はそれではありません。当時、民放局で中継された日本放送版なのです。本作を記録したのは、国内の録画マニア。一大イベントはあまりにも長大ですので全景ではないのですが、見どころを中心にベスト編集。米国JFKスタジアムから8組、英国ウェンブリー・スタジアムからは5組、合計13組の27曲をたっぷりと楽しめます。この編集が実に良い。日本放送は演奏中だろうが容赦なくCMや局スタジオでのムダなおしゃべりが挿入されたわけですが、このマニアはそうした余計なシーンを極力カット。肝心のライヴ・シーンだけをたっぷり楽しめるのです。もちろん、多くの曲は公式DVDになっていますし、カットのために途中で飛んでしまう曲もある。しかし、それを補ってあまりあるのが、公式DVDには収録されなかった曲と、生中継だからこその時代感なのです。まず、公式DVDにない曲を列挙しますと、再結成BLACK SABBATHの「Children Of The Grave」「Iron Man」、THOMPSON TWINSの「Hold Me Now」、再結成LED ZEPPELINの「Rock And Roll」「Stairway To Heaven」、ミック・ジャガーの「Lonely At The Top」が収録されています。また、公式DVDに収録されていても中継ならではなのがポール・マッカートニー。直前に出演したフレディ・マーキュリー&ブライアン・メイのスタッフがプラグを抜いてしまったために歌声がオフになるという世紀の大失態。公式DVDでは翌日のBBCスタジオで録音したヴォーカルがオーバーダブされましたが、本作では生放送そのままの緊迫感が再現される。もちろん、微かに聞こえるヴォーカルも現場の生声なら、一瞬途切れた後に復活した歌声に湧く観客のどよめきもリアルに記録されています。しかも、そのクオリティが極上。もちろん、エアチェックだけに公式DVDには及びませんが、録画専門のマニアだけにマスター鮮度がバツグン。白線ノイズも劣化もなくこのまま公式のアーカイヴに使えてしまいそうな映像美なのです。 【時代感が吹き出す日本語テロップ】  それだけでも必見なのですが、実はこれも余興にすぎない。本作最大のポイントは、公式未収録曲ですら前置きにしてしまう強烈な時代感です。その要は日本語テロップや同時通訳。これがもう“1985年”の薫り満点。募金を募るテロップでは電話番号が9桁しかありませんし、受付銀行も今は1つも存在しないものばかり(富士銀行・三菱銀行・住友銀行・第一勧業銀行)。それ以上に強烈なのが、各バンド/アーティストを紹介する日本の独自テロップ。例えば、ポール・マッカートニーなら「昨年、映画『ヤァ!ブロードストリート』が公開され話題になった」と流れ、ティナ・ターナーも「最近、映画『マッドマックス/サンダードーム』に出演し、主題歌『孤独のヒーロー』も歌っている」と紹介される。ミック・ジャガーも「今年になって初のソロ・アルバム『シーズ・ザ・ボス』を発表し、新境地を開く」と出るのですが、さらに心に突き刺さるのは「いまだ日本の地は踏んでいない」の一文。各バンドごとにタテの歴史は覚えてはいるものの、それを横断されると「あぁ、こんな時代だったよね」という実感が沸々と湧くのです。  さらに、当時ならではのすっとぼけ感も凄い。BLACK SABBATHにしても「'67年に結成」と間違える(本当は1968年)のは序の口で、「オジー・オズボーン、ロニー・ジェイムス・ティオ(原文ママ)、イアン・ギランなど数多くの有名ヴォーカリストが在籍したグループ」と紹介されてしまう。世界が注目したオリジナル・リユニオンだというのに、その重さもヘヴィ・ミュージックの始祖としての重要性も完全無視。まさしく、これぞ80年代の日本です(もっとも、最新作として『BORN AGAIN』のジャケを差し込んでしまう米国も似たり寄ったりですが)。  もっと強烈なのは、同じく再結成が世界を震撼させたLED ZEPPELIN。手に汗握る世紀の瞬間に流れるテロップに出てくるのは「ロバート・プラント ウイズフィル・コリンズ……(中略)『11時の肖像』でフィル・コリンズがドラムスで参加してから付き合いが始まる」。そりゃあ、確かにフィルのステージにプラントが出てくる構成でしたし、正式にZEPを名乗ったわけでもない。まぁ、日本側が知らなかったのかな……と思ったところで流れるのがジミー・ペイジの紹介テロップ。なんだよ、ペイジが出るのも知ってるじゃんか! ZEPの偉大さや再結成の重さを語れやバカタレ……などと、33年前のスタッフに小一時間ほど説教してやりたくなるのです(これまた差し込まれるジャケが『SHAKEN 'N' STIRRED』だったりします)。 【破壊力バツグンの同時通訳】 これだけでもお腹いっぱいですが、本作はまだまだ容赦ない。テロップを超える破壊力の同時通訳が炸裂するのです。これがもうメチャクチャ。例えば、デヴィッド・ボウイがメンバー紹介するシーンでは男性の通訳が名前を間違えまくる。マシュー・セリグマンは「サリヴァン」、クレア・ハーストは「ケアン・パーストン」、トーマス・ドルビーは「トーマス・ロビン」。実名の名残があるのはまだマシで、ニール・コンティは「オフィス」、バックヴォーカルには存在すらしていない「エンディーナ」なる名前を口走っている。もっと強烈なのは(これまた)ZEP。フィル・コリンズが英語で「友達を紹介しよう。Robert Plant, Jimmy Page, John Paul Jones, Tony Thomson!」と話す言葉に重なる翻訳は「バンドの面々です。ロバート・パワーズとジョン・トンプソンです」……おいおいおいおい。「それ誰だよ?」と突っ込む気力さえ消し飛ぶ殺傷力。名前が違うどころか、人数さえ合ってないやんか。正直なところ、当時は世紀の瞬間を目撃する高揚感で聞き逃していましたが、気付かれた方はさぞや水を差されたことでしょう。「何も知らないなら黙っとけ!」としか言い様がない大ボケです。何ともドジな翻訳に「同時通訳は難しいもんね」と優しい気持ちになったところでひっくり返すのが女性通訳。この放送は男性MCを男性訳者が、女性MCを女性訳者が同時通訳しているのですが、この女性が達人。本作ではマドンナ編で登場し、見事な翻訳を聴かせる。ペット・ミドラーによる紹介ではスターぶっていたマドンナに対する皮肉「なんでアタシがこの娘を紹介しなきゃなんないのぉ」を華麗にスルーし、「ブラジャー」「ヴァージン」といった男性なら瞬間迷う単語も自然にサラッと口にする。そして、マドンナ自身による爽やかで感動的なMCも淀みなくスラスラと訳していく。ちょっと文字に起こしてみましょう。「この機会を通じて皆さんにお礼を言わせてください。皆さん知っていると思いますけど、今日のコンサートではスターがたくさん集まって演奏しています。でも、大事なのは、私が思うに大事なのは、あなたが誰かという事ではなくて、なぜここに来ているかという事です。皆がここに来てくれてとても嬉しいわ。みんな聞こえる? 一番後ろの列の人、どうですか?」33年経っても誰が出てる、誰と誰が共演してる……にばかり腐心していた心に突き刺さる素晴らしいMC。それをマドンナが言い終わるのを待つでもなく、「あー」「えーっと」も挟まず、流れるように同時翻訳していく。なんだよ、凄い人は凄いんじゃない……と、本物のプロの技を思い知らされもするのです。すっかり長くなってしまいましたが、本作の大部分を占めるのは、もちろん世紀のイベントで繰り広げられた素晴らしすぎるステージの数々です。世界を湧かせたSABBATHやZEPの再結成、若々しいポールの姿、皮肉を跳ね返すマドンナの熱唱、貫禄のパフォーマンスで全部持っていくミック等々など。その1曲1曲に心躍らせていた1985年の夏。テレビにかじりついていたあの時の気持ち、その時漂っていた自室の匂いさえ甦ってくる日本放送です。このリアリティは、いかな公式DVDでも再現できない。日本人だからこそ、当時を生きていたからこそ味わえるタイム・トラベル。ぜひ、本作でたっぷりとお楽しみください。 Wembley Stadium, London, UK 13th July 1985 JFK Stadium, Philadelphia, USA 13th July 1985(123:18) BLACK SABBATH バンド説明のテロップは微妙「ブラック・サバス……’67年イギリスのバーミンガムで結成、オジー・オズボーン、ロニー・ジェイムス・ティオ(原文ママ)、イアン・ギランなど数多くの有名ヴォーカリストが在籍したグループとして知られている。ロック史に残るアルバムを発表し、ヘヴィ・メタルのベテラン・グループとして10年以上の間ファンに崇拝されているグループ。」この時点の最新作として「Born Again」ジャケが紹介される1. Children Of The Grave 2. Iron Man 3. Paranoid JUDAS PRIEST バンド説明のテロップはまとも 4. Living After Midnight THOMPSON TWINS バンド説明のテロップはまとも 昨年の の表現が当たり前だが時代感 去年「ホールド・ミー・ナウ」の大ヒットにより全英、全米を完全制覇。5. Hold Me Now 途中で切れたりする ERIC CLAPTON 6. Layla 冒頭「募金受付電話番号03-359-1000」が顔にかかる。最後「どうもありがとうございました。神の祝福」と通訳 PHIL COLLINS 7. In The Air Tonight 途中で切れたりする LED ZEPPELIN フィルがそのままツェッペリンを紹介 ここで通訳大失態「友達を紹介したいと思います。えー、バンドの面々です。え、ロバート・パワーズとジョン・トンプソンです。」せっかくのZEP歴史的再結成なのに紹介されるジャケはプラントのShaken 'N' Stirred プラントの冒頭MCを妙な調子で通訳 「こんばんは、皆さん。こんばんは。聞こえませんよ、もっと大きい声で!」 「ちょっと休憩えー、したいと思います。皆さん、楽しんでますか?」8. Rock And Roll ギターソロのテロップで「ジミー・ペイジ」と出る その後ジミーの略歴がテロップで流れる 「ロバート・プラント ウイズフィル・コリンズ……’68年にデビューしたロック界屈指のスーパー・グループ、レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト。’80年ドラムスのジョン・ボーナム急死と共にグループは解散。’82年のソロLP「11時の肖像」でフィル・コリンズがドラムスで参加してから付き合いが始まる。当コンサートではツェッペリンのナンバーが演奏されると噂されている。」「ジミー・ペイジ……1944年、ミドルセックス生まれのギタリスト。さまざまなセッションにギタリストとして参加し、クルーセーダーズと一緒にプレイした事もある。しかし、レッド・ツェッペリンのメンバーとしての独特のギタープレイが、彼のギタリストとしての活動の中で最も有名。」9. Stairway To Heaven CMの後、曲途中からスタート。その後、放送トラブルでスタジオシーンが流れるがすぐに元に戻る(大丈夫です。という逸見さんとかの声が聴こえる)ジョンポールがDX7でエレピを弾いてる(この時代ならでは) 歌の最後のパートで 受付募金番号 と大きく出る ここからイギリス側の演奏シーンが続く(マドンナとミック以外)DIRE STRAITS 10 Sultans of Swing 凄いプレイ バンドもギターも 流石 U2 11. Sunday Bloody Sundayバンドのテロップ解説はまとも。ボノが日本の学生服を着てるのでいつ見ても妙 QUEEN 冒頭 既発未収のアメリカ側司会者の2人の紹介が入る(初収録6秒)12. Bohemian Rhapsody 13. Radio Ga Ga 14. Day-O 15. Hammer To Fall 16. Crazy Little Thing Called Love DAVID BOWIE 17. Modern Love 18. Heroes 通訳がバンドメンバーを対訳するがケヴィン以外全員間違っている「では、まずバンドの方に対しては私の、おー、感謝の意を表したいと思います。ではまず、ケヴィン・アームストロングです。ベースギターはサリヴァン(本当はマシュー・セリグマン)です。パーカッションはオフィス。ドラムズはニール・コンティ。サックスはケアン・パーストン(本当はクレア・ハースト)。ヴォーカルズ、エンディーナ。シンセサイザーとキーボードはトーマス・ロビン(本当はトーマス・ドルビー)です。この歌を息子と世界中の、おー、子供達、明日から生まれる子供達に捧げます。」 MADONNA ベッドミドラーの冒頭の紹介(マドンナに対してはネガティブだったようですが、真偽は不明)「マドンナは男性のような活躍をしてきたので、たまには男性のようにブラジャーなしという事もありました。素晴らしいシンガーであり、ヴァージンのようであります。マドンナです!」 19. Holiday 曲間でのMC素晴らしい 通訳の女性も素晴らしい(男性はダメダメ)「この機会を通じて皆さんにお礼を言わせてください。皆さん知っていると思いますけど、今日のコンサートではスターがたくさん集まって演奏しています。でも、大事なのは、私が思うに大事なのは、あなたが誰かという事ではなくて、なぜここに来ているかという事です。皆がここに来てくれてとても嬉しいわ。みんな聞こえる? 一番後ろの列の人、どうですか?」 「世界中の皆さん、ノッてますか? みんなノッてやってる事と思います」20. Into The Groove 終始熱演。素晴らしいパフォーマンス。ステージ脇も騒然となってる様子も良い BRYAN FERRY 21. Slave To Love 22. Jealous Guy PAUL McCARTNEY 23. Let It Be 一番の見どころ 一旦切れてからボーカルとピアノがオンになる。テロップ説明等がこの時期らしくて良い。33年前で顔が若い。 「ポール・マッカートニー……ビートルズ時代、故きジョン・レノン(原文ママ)と共に数多くの歴史に残る名曲を送り続けた天才ソングライター。ビートルズ解散後も、ウイングスを結成、ソロになってもヒット曲をたくさん放っている。昨年、自ら制作/監督/主演/音楽を担当した映画「ヤァ!ブロードストリート」公開され話題になった。」4人のコーラスの紹介にもカタカナ・クレジットが入る デビッド・ボウイ アリソン・モイエット ピート・タウンゼント ボブ・ゲルドフ MICK JAGGER 貫録のパフォーマンス 流石 プロフェッショナル テロップ「今年になって初のソロ・アルバム「シーズ・ザ・ボス」を発表し、新境地を開く。いまだ日本の地は踏んでいない。」24. Lonely At The Top 25. Just Another Night 不要な通訳「まだ気力残ってるかなっ? その調子ですよ。」26. State Of Shock (with Tina Turner) ティナターナー共演 不要な通訳「それでは、ティナどうかな?」 ティナ紹介のテロップ「最近、映画「マッドマックス/サンダードーム」に出演し、主題歌「孤独のヒーロー」も歌っている」27. It's Only Rock 'n Roll (But I Like It) (with Tina Turner)ミックが上半身裸になって肉体美を見せつける→途中からジャケを歌いながら着込む。大変そう。 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.123min.

Various Artists Eric Clapton,Queen,Paul McCartney,Led Zeppelin/PA,USA 1985 Japan Broadcast Ver.

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