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Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーン/London,UK 2006 Japanese Broadcast Edition

『明日なき暴走』で時代の寵児に登り詰め、初めてイギリスのステージにも立った26歳のブルース・スプリングスティーン。その極上プロショットの独自バージョンがリリース決定です。そんな本作でフィーチュアされているのは「1975年11月18日ロンドン公演」。伝統の名会場“ハマースミス・オデオン”で撮影されたマルチカメラ・プロショットです。もうピンと来られていると思いますが、このショウは発掘ライヴアルバム『HAMMERSMITH ODEON LONDON '75』になったことでも知られ、映像編も30周年盤『明日なき暴走』のボーナスDVD等でお馴染み。本作は、そんな公式DVDのコピー。。。では、ありません。ライヴアルバムが発売された2006年に某衛星放送局の名物番組“黄金の洋楽ライブ”で特集された日本放送バージョンなのです。もちろん、本作独自の旨みは日本放送ならではの演出の数々なのですが、それもこれもショウ自体が伝説的だからこそ映える。1975年と言えば、他にも『THE ROXY 1975』『TOWER THEATER, PHILADELPHIA 1975』といった発掘盤もありますし、まずは当時のスケジュールを振り返ってポジションを確かめておきましょう。・7月20日-8月23日:北米#1(21公演)《8月25日『BORN TO RUN』発売》・9月4日-11月11日:北米#2(34公演)・11月18日-24日:欧州(4公演)←★ココ★ ・12月2日-31日:北米#3(17公演) これが1975年のボス。おおよそ母国アメリカを主戦場としてサーキットしており、『THE ROXY 1975』は「北米#2」、『TOWER THEATER, PHILADELPHIA 1975』は「北米#3」から誕生しました。その合間にポツンと約1週間だけ行われたのが「欧州」レッグ。わずか4公演という規模はツアーと呼ぶには頼りないものの、実はこれがスプリングスティーンにとって初の欧州コンサート。本作のハマースミス公演はその初日にあたり、彼にとって初英国どころか初めての海外公演だったのです。そんな記念碑的なショウを記録した本作は(当たり前ですが)完全オフィシャル級。ライヴアルバムに先だってDVD化されていただけに、そのマスターをデジタル放送した映像美が公式級でないはずがないのです。実のところ、オフィシャル盤と比べると7曲少ない編集版だったりもするのですが、その代わり(?)となるのが番組独自の演出。日本番組と言えば字幕テロップと解説コーナーですが、本作には両方ある。まず字幕ですが、これが単なるMCの和訳ではない。1曲1曲に曲名(原題・邦題・作曲クレジット)が付せられ、さらに独自の寸評も入る。スプリングスティーンにとって、当時のシーンにとってどんな意味のある曲か、何をテーマに歌っているのか……あくまで数行のメモ程度なので驚きの新事実などありませんが、スッと自然に曲に入っていける、さり気なく良い仕事なのです。さらに「Spirit In The Night」。溝(?)にハマり込みながらのパフォーマンスが伝説的ですが、冒頭のつぶやきヴォーカルでも「夜はあくまでも暗く! 月はか弱く光を放ち… 葉は舞い落ちる」と字幕が入るのです。それ以上のインパクトなのが解説コーナー。ドラマ『もう誰も愛さない』で一世を風靡したトレンディ御三家の筆頭格な方が登場し、スプリングスティーンを熱く語る。「スーパーアイドルという存在です」と断言されると一瞬怯みますが、「例えば、僕がGパンや洗いざらしのTシャツ(なんかを着るのは)やっぱりブルースの影響」と言われると、世間を沸かせたイケメンの裏にボスの存在か感じられて嬉しくなる。「もしかしたらダサいかも知れないけど、カッコ良く思わせちゃえばみたいな」と語る照れた感じが自然で思わずニヤッとしてしまうのです。そんな本作は、6曲分のクリップもボーナス的に放送して幕を閉じます。クリップを追加するくらいなら本編ショウをフルで放送すれば良いのに……と思いつつ、80年代のヒット曲や「The Rising」「Pay Me My Money Down」といった近年の映像が出てくることでキャリアの総括感が醸されるのも確か。この番組をキッカケにブルース・スプリングスティーンにハマって欲しい!という制作が想いが透けて心地よくもあるのです。ともあれ、初のイギリス公演を大フィーチュアした傑作プロショットの独自版です。初めて体験される方はもちろん、公式版に馴染んだ方も新鮮に再体験できる1枚。 Live at Hammersmith Odeon, London, UK 18th November 1975 Broadcast Date: 17th June 2006 1. VJ Intro 2. Thunder Road 3. Tenth Avenue Freeze-Out 夜はか弱く 4. Spirit In The Night Lost In The Flood 5. She's The One 6. Born To Run The E Street Shuffle It's Hard To Be A Saint In The City 7. Backstreets Kitty's Back 8. Jungleland 9. Rosalita (Come Out Tonight) 4th Of July, Asbury Park (Sandy) Detroit Medley For You 10. Quarter To Three 11. VJ Speaks Promo Clips 12. Hungry Heart 80[The River] 13. The River 80[The River] 14. Born in the U.S.A. 84[Born in the U.S.A.] 15. The Ghost Of Tom Joad 95[The Ghost Of Tom Joad] 16. The Rising 2002[The Rising] 17. VJ Outro. 18. Pay Me My Money Down Bruce Springsteen - guitar, vocals, harmonica Roy Bittan - piano, backing vocals Clarence Clemons - tenor, baritone and soprano saxophones Danny Federici - keyboards Garry Tallent - bass- Steven Van Zandt - guitar, slide guitar, backing vocals Max Weinberg - drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.75min.

Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーン/London,UK 2006 Japanese Broadcast Edition

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