空前の『HOTEL CALIFORNIA』ヒットに沸いていた1977年のTHE EAGLES。その当時を象徴する極上映像がリリース決定です。その象徴映像が撮影されたのは「1977年3月21日ラーゴ公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。この映像は古くから一大全盛期を代表してきた定番中の大定番で、ヒストリーDVDのデラックス・エディションとして公式化されたこともあるもの。本作はその最高峰マスターであり、さらに美味しいボーナス映像も追加された決定盤なのです。その内容に触れる前に、まずはショウのポジション。“HOTEL CALIFORNIA TOUR”の全体像から振り返ってみましょう。1976年 ・10月14日-12月11日:北米#1(30公演)《12月8日『HOTEL CALIFORNIA』発売》1977年・1月14日:クリーヴランド公演《2月22日シングル『Hotel California』発売》・3月14日-4月1日:北米#2(16公演)←★ココ★・4月9日-5月18日:欧州(19公演)・5月28日-7月9日:北米#3(19公演) ・9月1日-3日:イーストトロイ(3公演) これが一大全盛のワールド・ツアー。1976年には“ONE OF THESE NIGHTS TOUR”の後半や『THEIR GREATEST HITS (1971?1975)』のリリースなどもあったわけですが、ここでは『HOTEL CALIFORNIA』関係だけに絞ってまとめました。ツアーはアルバム発売前から始まっていたわけですが、年の改まった1977年に入ると大ヒットの風に乗って加速。本作のラーゴ公演はシングル『Hotel California』発売直後となる「北米#2」7公演目のコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに超極上。“HOTEL CALIFORNIA TOUR”と言えば、1976年ヒューストン公演の長尺プロショットも有名ですが、クオリティでは本作が圧倒的に上。美麗・繊細を極める解像度と鮮やかさは完璧なマスター・クオリティであり、デジタル大全盛の現代の眼でも文句の付けどころがない完全オフィシャル級クオリティなのです。そのパーフェクト・クオリティで描かれるのは、一大全盛期の現場。前述したヒューストン公演プロショットよりは短いものの、そちらでは観られない曲もありますので、比較しながら整理してみましょう。・ファースト:Take It Easy(★)・オン・ザ・ボーダー:Best Of My Love・呪われた夜:Take It To The Limit/One Of These Nights/Lyin' Eyes ・ホテル・カリフォルニア:Hotel California/New Kid In Town(★)・その他:Rocky Mountain Way ※注:「★」印は1976年ヒューストン公演のプロショットでも観られない曲。……と、このようになっています。ヒューストン公演プロショットでは観られない2曲も美味しいですが、それ以上に全体の濃度が強烈。何しろ、全8曲と短いながらも大ヒット曲ばかりを濃縮還元。ジョー・ウォルシュの「Rocky Mountain Way」も含めた全曲がシングル・ヒットであり、初の全米No.1「Best of My Love」から最新No.1「Hotel California」までの全シングル曲を網羅している。山ほどある名曲群の中でも、絶頂時代の超特選ナンバーの猛ラッシュなのです。まさに究極の映像ですが、本作はさらにダメ押し。「Hotel California」のビデオ・クリップもボーナス収録しました。頂点に輝く名曲群を、生み出した当時のバンド・ポテンシャルで演奏する超極上のマルチカメラ・プロショット。まさに「目で観るベスト盤」「動くグレイテスト・ヒッツ」となる1枚です。クオリティ面でも内容面でも「観ていない」は許されない次元の映像超傑作。 Live at Capital Centre, Largo, MD, USA 21st March 1977 PRO-SHOT 1. Intro 2. Hotel California 3. New Kid In Town 4. Take It To The Limit 5. One Of These Nights 6. Lyin' Eyes 7. Rocky Mountain Way 8. Best Of My Love 9. Take It Easy Bonus Track 10. Hotel California (PV) PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.52min.