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Asia エイジア/エイジア・イン・エイジア Asia in Asia Live Broadcast Edition

グレッグ・レイクを迎え、奇跡のラインナップが実現した“ASIA IN ASIA”。その放送プロショットを集成した特別バージョンが登場です。そんな本作に収められているのは「1983年12月7日:日本武道館」公演を中心とした各種マルチカメラ・プロショット。もちろん、このショウは『ASIA IN ASIA』として商品化もされたわけですが、本作はそれとは異なるテレビ中継の生放送版なのです。しかも、その生放送も日本・北米の2種を収録し、さらに美味しいボーナス映像も追加した2枚組。それでは、各映像を個別にご紹介していきましょう。 【DISC 1:製品版よりも長い北米放送版】まず登場するのは、北米放送版。当店ではこれまでも日本放送版をご紹介してきましたが、このショウはアメリカでも宇宙中継(死語)。その極上マスターをDVD化しています。この放送の一番のポイントは、製品版よりも長い(!)こと。その凄味は冒頭からいきなり炸裂。スタートさせるといきなり開演を待つ日本武道館が映し出され、製品版にはなかったグレッグ・レイクのインタビュー(インタビュアはマーク・グッドマン)が挿入。その後はお馴染みの日本語アナウンスで開演となるわけですが、スムースには始まらず、妙に間が空くのがいかにも中継らしい。そして、いざ演奏が始まると「The Heat Goes On」……ではなく、「Time Again」! 製品版ではカットされ、日本放送では生中継が間に合わなかった開演シーンが現場通りに目撃できるのです。その後は基本的に製品版と共通しており、カメラワークなども酷似。良い機会ですので、セットも整理しておきましょう。 日米の両方で放送された曲・時へのロマン:Time Again(★)/Here Comes The Feeling/Wildest Dreams・アルファ:Eye To Eye/The Smile Has Left Your Eyes・その他:Sketches In The Sun 米国放送(DISC 1)のみ・時へのロマン:Only Time Will Tell/Heat Of The Moment/Sole Survivor ・アルファ:The Heat Goes On/Open Your Eyes ※注:「★」印はオフィシャル製品盤では観られない曲。……と、このようになっています。やはり「Cutting It Fine」「Daylight」がないのでショウの完全版とはいきませんが、製品版/日本放送よりも長い最長版なのです。そして、その最長映像を綴るクオリティにも驚かされる。さすがに製品版を超えはしませんが、劣ってもいないからびっくり。白線ノイズやマスターの走行ヨレも見られず、発色もビビッド。最高峰の日本盤レーザーディスクと並べて再生させてもまったく負けていない。80年代放送の常識外となる映像美で最長版プロショットを楽しめるのです。 【DISC 2:前日記者会見+日本生放送版】北米放送のDISC 1に対し、DISC 2は日本放送版。2つの放送を収録しているのですが、冒頭から激レア。初日公演の前日(12月5日)に行われた記者会見です。当時、一度だけ放送されたもので歴代のブートVHSなどでも観られなかった超お宝映像なのです。そして、貴重なだけでなく中身が凄い。奇跡の4人が金屏風の前に並んでいるだけでも衝撃的ですが、「来日して約3週間(そんなに居たんですね)、合歓の里や名古屋でどう過ごしたのか」「グレッグが加入したことによってエイジアはどう変わるのか」「今後もこのメンバーで継続するのか」など、タイムスリップしても同じ事を聞きたくなる質問も鋭い。それに対するメンバーの回答こそがディープ。スティーヴ・ハウが「グレッグの声がASIAにピッタリだと思う。(次作は)大人の音になるのではないか」と語れば、グレッグも「ますますプログレッシヴになって欲しい」と返す。今となってはどこまで本気なのかとも思ってしまいますが、そもそもハウとグレッグが並んで1つの音楽について語る……その光景自体が目に染みるのです。そんな激レアな記者会見に続くのは、ライヴ本編。正直なところ北米放送よりかなり短いわけですが、時代感はむせ返るほどに濃い。「武道館から初の衛星中継!」の手書きテロップも強烈ですし、中継が始まるやすでに3曲目「Here Comes The Feeling」の途中。番組司会者も思わず「来た来た」「始まっちゃってるんですね……」と口走ってしまうマヌケ感も生中継らしさ満点なのです。しかも、冒頭が間に合わなかっただけでなく、最後まで放送もしない(苦笑)。「Wildest Dreams」のイントロでスタジオに戻り、司会者も「ここまでですけど、本当に良いところが聴けて良かった」「涙出てきちゃう」と白々しくコメントするのです。その後、オープニング・ナンバー「Time Again」がほぼフルで流されるので一気に挽回されるものの、もしこの曲が製品版でカットされていなかったら現代まで録画マスターが残らなかったかも知れません。 【DISC 2:更なるボーナス映像(2種)】そんな生中継の後には、80年代の薫り漂うプロショットもボーナス収録しています。1つめはジョン・ウェットンが参加した『PHENOMENA II: DREAM RUNNER』からのクリップ「Did It All For Love」。ウェットンのディープ・ヴォイスが映える佳曲ですが、それ以上に光景が凄い。まず何と言っても故メル・ギャレイ。腕の怪我によってギタリスト人生が危ぶまれたメルですが、無事に復帰した姿がジンと来る。WHITESNAKE解雇の原因にもなった腕のサポート器具も映りますが、まったく目立たたない。デヴィッド・カヴァデールは「みっともない」となじったそうですが……。さらにギターの相方を務めているのはスコット・ゴーハムですし、コンソール・ルームにいるのは故レイ・ギラン。この曲には参加していないのですが、クリップにはちゃっかり顔を出しています。そして、大ラスは日本の超有名番組“ベス○ヒットUSA”のASIA特集。日本語対訳の字幕付き「Don't Cry」「The Smile Has Left Your Eyes」クリップも美味しいですが、さらに貴重なのが番組の独自インタビュー。すでに来日公演が発表になっていましたが、この時点ではまだウェットンが在籍。オリジナル4人が『ALPHA』について語っています。独自ではあってもどの国でも通用するような内容……かと思いきや、思いっきり日本寄りなのがカール・パーマー。EL&P初来日の想い出を振り返りつつ、「休暇でも日本に行きたい。有名な日大(日本大学)にも行ってみたいね」とナゾのコメントを寄せているのです。ハウとグレッグが並び立ち、ウェットンの曲を歌った“ASIA IN ASIA”。ロックは離合集散と多彩なマッチング自体がエンターテインメントだったりしますが、その極めつけでした。本作は今でも脳が混乱しそうなプログレ界の奇跡を記録したプロショット集です。このプロジェクトの至高作は何と言ってもプレス3枚組『DEFINITIVE ASIA IN ASIA(Virtuoso 370/371/372)』に尽きますが、本作はさらにディープに味わえるサブテキスト。グレッグ・レイクをフロントに迎えた“ASIA IN ASIA”のマルチカメラ・プロショット集。お馴染みの公式作品ではなく、製品版より長い米国放送版や時代感満点の日本放送版をフィーチュア。さらに金屏風を前にした記者会見や来日直前に組まれた名物番組のASIA特集、脱退したウェットンが参加していた『PHENOMENA II』のクリップ等、関連映像もたっぷり。ハウとグレッグが並び立ち、ウェットンの曲を歌った奇跡のプロジェクトをディープに味わえる2枚組プロショット集です。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 7th December 1983 PRO-SHOT Disc 1 Live Broadcast In USA アメリカ西海岸は前日12/6の夜9時 1. Greg Lake Interview 2. Introduction by Mark Goodman ★「ロックノ用意イイデスカ!」の挨拶終了後 間が開いてる(直ぐにスタートできない。) 3. Time Again ★珍しい 4. The Heat Goes On 5. Here Comes The Feeling 6. Eye To Eye 7. Sketches In The Sun 8. Only Time Will Tell 9. Open Your Eyes 10. Keyboard Solo 11. The Smile Has Left Your Eyes 12. Wildest Dreams 13. Drum Solo 14. Heat Of The Moment 15. Sole Survivor 16. End Credit ★市販よりも長い PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 66min. Disc 2(54:08) Live Broadcast In Japan 日本は12/7の午後2時 1. Press Conference(Akasaka Prince Hotel 5th December 1983) 2. Programme Intro. 手書きテロップ「武道館から初の衛星中継!ASIA IN ASIA 独占生中継」 Live 3. Here Comes The Feeling 「来た来た!」「始まっちゃってるんですね」 (結構間抜けな感じ)4. Eye To Eye 5. Sketches In The Sun 6. Only Time Will Tell 7. Open Your Eyes 8. Keyboard Solo 9. The Smile Has Left Your Eyes 10. Wildest Dreams ここでCM入っておわり 司会者あいさつ 11. Time Again 特別に一曲目を放送(公式未収だったため貴重だった) Bonus Tracks 12. Did It All For Love (Phenomena II) Best Hit USA 1983 "Star Of The Week" 13. Don't Cry (with Japanese subtitles) 14. Interviews with John Wetton, Steve Howe, Geoff Downes & Carl Palmer in Montreal 15. The Smile Has Left Your Eyes (with Japanese subtitles) PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 54min. PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 118min. (TOTAL)

Asia エイジア/エイジア・イン・エイジア Asia in Asia Live Broadcast Edition

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