大好評を賜っている“50 & COUNTING”の映像復刻シリーズ。その最新弾となるフィラデルフィア公演2タイトルが同時リリース決定です。本作はその第二弾。「2013年6月21日フィラデルフィア公演」の絶景オーディエンス・ショットです。同時リリースとなる『PHILADELPHIA 2013 1ST NIGHT』の解説でも触れましたが、2013年は久しぶりのツアーとスマホの発展によってオーディエンス・ショットが飛躍的に進化した時期。当店では、当時話題となった映像作を復刻リリースしており、これまでもLA公演やオークランド公演、アナハイム公演などの傑作映像が大好評となっております。本作はその最新作であり、復刻シリーズの5作目にもあたります。タイトル数が増えてきましたので、ここで“50 & COUNTING”のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめておきましょう。2012年・10月25日ー11月29日:欧州(4公演)・12月8日ー15日:北米(4公演)2013年・4月23日:ロサンゼルス公演 ・5月3日『LOS ANGELES 2013 1ST NIGHT: THE VIDEO』・5月5日『OAKLAND 2013 THE VIDEO: MULTICAM』・5月8日+11日(2公演)・5月15日『ANAHEIM 2013 1ST NIGHT: MULTICAM』・5月18日ー6月14日(10公演)・6月18日『PHILADELPHIA 2013 1ST NIGHT』 ・6月21日:フィラデルフィア公演 ←★本作★・6月24日:ワシントンD.C.公演・6月29日ー7月13日:英国(3公演)これが2012年/2013年のストーンズ。フィラデルフィアでは2連続公演が行われており、本作はその2日目を丸ごと体験できる映像作品なのです。そんなショウで撮影された本作は、衝撃的なほどの絶景。2階スタンド席からやや見下ろし気味に撮影しているのですが、遮蔽物ゼロなのはもはや当然。本作最大の凄みは、ステージを真っ正面に捉えた角度です。これがもう、本当に定規で測ったようにド真ん中。真っ直ぐステージを向くと視線の先にはミック、キースだけでなく、チャーリーが鎮座し、その身体の向きまで真っ正面。そこにロニーも頻繁に絡み、4人の呼吸感が一望できるのです。この光景は、今の私たちの胸に染みる。2021年の事情など想像もしていないカメラワークはミックやキースを中心に追っているのですが、その視界の中にはチャーリーの姿が頻繁に入ってくる。普段であれば、フレームの外でビートを刻んでいる表情やどのメンバーに視線を送りながらテンポを操っているのか、そして仲間とのアイコンタクト……そんなチャーリーの姿をたっぷりと見つめられるのです。しかも、そんなチャーリーの表情が分かるほど果敢なズームも素晴らしい。2013年はズーム機能の向上も革命的な時期だったわけですが、本作はメンバー1人ひとりの半身が画面いっぱいになるほど迫りに迫るのです。さらに言えば、それだけ迫ったまま左右にスクロールする安定感も特筆モノ。ややカクカクしたスクロールは明らかに三脚を使っており、滑らかさがない代わりに手ブレゼロのビシッとした画面が圧倒的。「Paint It Black」中盤でフレームアウトするシーンもあるものの、他は問題もなく正確にド中央なポジションニングとも相まって、オーディエンス・ショットと言うよりは、プロショットの1アングルを見ているような気分にもなってくるのです。そんな映像美で描かれるショウ内容も素晴らしい。アンサンブルは手堅く(「Brown Sugar」でミックがやや不安定になる以外は)危なげない。ゲストのミック・テイラーも3曲「Can't You Hear Me Knocking」「Midnight Rambler」「Satisfaction」と出番が多く、さらに「Under The Boardwalk」ではTHE NEVILLE BROTHERSのアーロン・ネヴィルも登場。いつにも増して豪華なショウが展開されていくのです。撮影に失敗したのか、「Honky Tonk Women」では右サイドからの別ショットがミックスされていますが、それ以外はド真ん中・真っ正面の視点をたっぷりと楽しめる映像作品です。“50 & COUNTING”からはマルチカメラ作品も、絶景ワンカメも多数登場しましたが、ここまで「この席で観たい!」と思わせる映像は他に思いつきません。誰もが羨む特等席から50周年のフルショウを楽しめる個性派傑作であり、在りし日のチャーリーの活躍を眼に刻みつけるのは最高の1枚です。「2013年6月21日フィラデルフィア公演」の絶景オーディエンス・ショット。2階スタンド席から遮蔽物ゼロで捉えた絶景なのですが、本作はさらにステージを真っ正面に捉えた角度も素晴らしい。これがもう、本当に定規で測ったようにド真ん中。真っ直ぐステージを向くと視線の先にはミック、キースだけでなく、チャーリーが鎮座し、その身体の向きまで真っ正面。そこにロニーも頻繁に絡み、4人の呼吸感が一望できる。カメラワークはミックやキースを中心に追っているのですが、その視界の中にはチャーリーの姿が頻繁に入ってきて、普段であればフレームの外でビートを刻んでいる表情やメンバー達とのアイコンタクトもたっぷりと見つめられる。“50 & COUNTING”映像でもズバ抜けた個性で在りし日のチャーリーの活躍を眼に刻みつけられる1枚です。 Live at Wells Fargo Center, Philadelphia, PA, USA 21st June 2013 AMAZING SHOT Disc 1(77:21) 1. Intro 2. Get Off Of My Cloud 3. It's Only Rock 'n Roll 4. Paint It Black 5. Gimme Shelter 6. Under The Boardwalk (with Aaron Neville) 7. When The Whip Comes Down 8. Emotional Rescue 9. Doom And Gloom 10. One More Shot 11. Can't You Hear Me Knocking (with Mick Taylor) 12. Honky Tonk Women 13. Band Introductions 14. You Got The Silver 15. Happy Disc 2(72:41) 1. Midnight Rambler (with Mick Taylor) 2. Miss You 3. Start Me Up 4. Tumbling Dice 5. Brown Sugar 6. Sympathy For The Devil 7. You Can't Always Get What You Want (with The Crossing Choir) 8. Jumping Jack Flash 9. Satisfaction (with Mick Taylor) Mick Jagger - Vocals, Guitar, Harmonica Keith Richards - Guitars, Vocals Charlie Watts - Drums Ronnie Wood - Guitars Darryl Jones - Bass, Vocal Bobby Keys - Tenor Saxophone Chuck Leavell - Keyboards, Backing Vocals Lisa Fischer - Backing Vocals, Percussion Bernard Fowler - Backing Vocals, Percussion Tim Ries - Keyboards, Horns Matt Clifford - French Horns COLOUR NTSC Approx. 150min.