【エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスンを巻き込んだLAスワンプの偉大なるバンド、デラニー&ボニーの大定番映像が遂にカラー化!】エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンが参加し、デラニー&ボニー&フレンズの大定番映像として高く評価されてきた1969年のコペンハーゲンでのコンサート映像のカラー化が実現しました!元々はモノクロフィルムにて収録されたものですから、それを現代技術により人工着色したというものです。しかしながらこれがとてもナチュラルなタッチで、この時の各メンバーのルックス、楽器のカラーを忠実に再現しており、また新たな感動を生む出来映えとなっています。この素晴らしい映像をご提供します。デラニー&ボニー&フレンズと言えば、60年代後半~70年代初期に活動したLAスワンプの夫婦デュオ・アーティストですが、当時その音楽性に魅せられたエリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、デイヴ・メイスン、ジョー・コッカー、ひいてはローリング・ストーンズまでを巻き込み、米英のロック交流を促進したという点で、ロック史に残る多大な貢献を果たしたバンドでした。中でもエリック・クラプトンの彼らへの惚れ込みようは只事ではなく、69年、成功の真っ只中にあったスーパーグループ、ブラインド・フェイスを捨てて、いちサイドギタリストとして押しかけ加入してしまうほど、彼のキャリアにおける一大転換期となりました。そんなクラプトンが彼らをヨーロッパに紹介すべく尽力して同年に実施したツアーの最終日、69年12月10日にデンマーク、コペンハーゲンのテレビ局がモノクロフィルムにて収録して放送したステージの映像は、古くからアンダーグラウンドでコアなマニアに親しまれてきました。しかし70年代にこの音源が発掘された当時は、ライン録音ながらカール・レイドルのベースとリタ・クーリッジのボーカルが異様に大きなミックスで、逆にクラプトンとハリスンのギターがほぼオフなミックスという劣悪なモノラル音声がまず流出し、それがアナログブート化された後にボケボケの劣悪画質と劣悪音声の不完全収録映像が流出し、それを収めたVHSを長い間マニアはありがたく鑑賞してきたという背景がありました。そんなクオリティでもマニアがありがたがって観てきたのは、クラプトンに加え、ジョージ・ハリスン、ビリー・プレストンまでが参加した豪華なステージ、そこで動く彼らを観たかったからに他なりません。21世紀になって遂にアンコールまで完全収録され、音声ミックスも改善された画質の良いフルステージの映像が発掘され、当店もプレスDVDにてリリースしました。それでもう完璧だと思っていた矢先、何と素晴らしく自然に着色されたカラー版が登場したというわけです。古くからこの映像に親しんでこられたマニアの方も、観ていただくとそのクオリティに驚かれることでしょう。同じ着色映像でも、ビートルズの「A HARD DAY'S NIGHT」のような、「ただ色を塗ってみました」的な人工着色感満開のテイストではなく、非常にナチュラルな色合いで違和感をまったく抱かせない出来映えとなっています。これはマニアも無視できない!【観どころを列挙!!】それではこの映像の観どころを、カラー化された点も含めてランダムに挙げていきましょう。ほんとにたくさんあり過ぎて書ききれないくらいです。メンバー全員の当時のステージ衣装(ルックス)に忠実な着色。この日のカラー写真が複数存在することから、それらを基にステージ後方のカーテンまで、忠実なカラー化が施されています。特にデラニー・ブラムレットが弾くオール・ローズテレキャスターは、ジョージ・ハリスンが彼にプレゼントしたもので、「LET IT BE」セッションで使用し、映画や写真にも捉えられていたあの色合いが正確に再現されています。さらにはジョージがプレイした、「マジカル・ミステリー・ツアー」で有名なペインティング・ストラトも当時のテレビフィルムの褪せた色合いを考慮した自然な仕上がりになっています。クラプトンがベストの下に着ていたシルクシャツの光沢の具合もとても自然です。もちろんメンバーの顔の肌色、髪の色にも不自然さは皆無。クラプトンが3マイクのレスポールカスタムを弾いたのは、この年のジョン・レノンとの「ライブ・ピース・イン・トロント」からこのデラボニ・ヨーロッパツアーまでの4ヶ月間のみ。当時はキース・リチャーズも愛用していた人気のギターでしたが、クラプトンが持つとまた非常にスタイリッシュな輝きを見せています。クラプトンとジョージに色が着いたことで、かっこよさ倍増!端正な二人の姿には誰もが息を飲むこと請け合い!立ち位置的にステージで二人が並んでいたことも奇跡で、時折出てくる二人のツーショットには目も眩みます。・・・・思えばこの友情が22年後にジャパンツアーを実現させたのですね。さらにI Don't Know Whyで、まだ歌うことに自信が持てなかったクラプトンが照れ隠しのため、サングラスをかけて歌う姿、時折デラニーの方を見て微笑む姿は必見。このシーンもカラー化ゆえにリアリティが増しています。ジョージは66年のビートルズのキャンドル・スティックパーク公演以来3年振りのライブステージ。楽しそうにプレイする姿はライブ嫌いだった彼のイメージを覆します。ボニーのウィッグの色味も自然。カラー化ゆえに彼女の専売特許「タンバリンの乱れ打ち」シーンも映える!よく考えれば、この時のバンドパーソネルは、後のデレク・アンド・ザ・ドミノス+ストーンズのホーンセクションにデラボニとリタ・クーリッジが加わったという、もの凄い面子でした。テレビ局がそれを意識していたことは当然有り得ませんが、偶然各メンバーもしっかり映像に動く姿が捉えられています。特にドラムの名手ジム・ゴードンの躍動する姿、後にストーンズを支えたボビー・キーズの若き姿に、オールドロックファンは見入ってしまうことでしょう。以前はまったく聞こえないレベルだったクラプトンのギターが何とか聞こえるまでにミックスが改善されています(レイドルのベース音も抑えられています)。若干かつての偏ったミックスの名残りはあるものの、これだけ聞こえるようになれば御の字でしょう。ジョージに誘われて急遽参加したビリー・プレストンがエレピに座っている姿も捉えられています。ボビー・ホイットロックがオルガンをメインにプレイしたので、こうなったのでしょう。以前は未収録だったアンコールでは客席が総立ちになります。映る客席もごく自然な着色が施されています。テレビ局はこれほどの熱狂の状況を予想していなかったようで、一部オーディエンスショットのような撮影になってしまっていますが、まったくヨーロッパでは無名だった彼らがここまでオーディエンスをエキサイトさせ、喝采を浴びたのは、ひとえに彼らの「音楽」のパワーだったと言えます。彼らの音楽はスワンプ特有の泥臭い面もありながらポップなフックもあり、それを卓越したミュージシャンたちが支えるという優れたものでした。アメリカのコアなロックがヨーロッパに受け入れられた瞬間、それがよく解かる映像です【百聞は一見に如かず、の歴史的映像】かつては時代を感じさせるモノクロ映像でしたが、こうして自然なカラー映像に生まれ変わったバージョンを観ると、感慨も新たになります。「ロックミュージックが大きく動いた」1969年。デラニー&ボニーもその原動力となっていました。今日のクラプトンのキャリアの基礎を築いたとも言えるデラニー&ボニー時代。歌うことに目覚めるきっかけとなったバンド経験、ハリスンやビリー・プレストンとの友情、デレク・アンド・ザ・ドミノスへの布石。この後目まぐるしく変わっていくクラプトンの環境とブリティッシュロック界。その一瞬を捉えた貴重なフルステージ映像がカラー化によりリアリティを甦らせます。このクオリティならマニアのみならず一般のロックファンにもおススメです。よくぞ残しておいてくれた、と感謝したくなる素晴らしい内容、そしてよくぞここまで自然にカラー化してくれたと称えたくなる出来映え。あなたのロックコレクションには必携の一品です。Falkoner Teatret, Copenhagen, Denmark 10th December 1969 PRO-SHOT(44:54) 1. Poor Elijah / Tribute To Johnson 2. I Don't Know Why 3. Where There's A Will, There's A Way 4. My Baby Specializes 5. I Don't Want To Discuss It 6. That's What My Man Is For 7. Comin' Home 8. Tutti Frutti / The Girl Can't Help It / Long Tall Sally / Jenny Jenny Bonnie Bramlett : voc Delaney Bramlett : voc, g Eric Clapton : g, voc George Harrison : g Carl Radle : b Jim Gordon : dr Bobby Whitlock : kbd, voc Billy Preston : p Jim Price : tr Bobby Keys : ts Rita Coolidge : voc PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.45min.