遂に始まった14年ぶりの再結成ツアー“THE LAST DOMINO? Tour”。その第一報にして超スペクタクル・ショウを一望できる極上映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2021年9月20日バーミンガム公演」。その超絶景オーディエンス・ショットです。今回のツアーをもってGENESISは終了するとも言われていますが、その旅程は英国・米国・カナダの3ヵ国のみ。第一報でもありますので、まずはツアーの全体像から始めましょう。・9月20日ー10月13日:英国(16公演)←★今ココ★ ー1ヶ月後ー・11月15日ー20日:米国#1(5公演)・11月22日ー26日:カナダ(4公演)・11月27日ー12月16日:米国#2(12公演) これがGENESIS最後となるツアーの全体像。現在、冒頭を飾る母国イギリスをサーキットしている真っ最中ですが、その中でも本作のバーミングはイの一番。正真正銘の初日コンサートでした。5大バンドで黄金時代のメンバーが全員存命なのはGENESISだけであり、その再結ですから全世界のプログレ者が注目。今この瞬間も数々の記録が公開されているわけですが、本作はその中でも凄まじいクオリティで話題と鳴っている映像。ステージ右側(マイク・ラザフォード側)から撮影されているのですが、スタンド席の最前列なのか、ステージ上のメンバーとほぼ同じ目線の高さで遮蔽物もゼロ。画面の端から端まで見放題の超絶景なのです。その一方で、スタンド席なので距離がある……かと思いきや、その距離感を一気に相殺してしまうのが最新機材の威力を見せつけるようなズーム。これがもう、凄まじく高画質で綺麗。思いっきり引くとステージが丸ごと一望できる距離なのですが、メンバーのバストアップが画面いっぱいになっても超鮮明。手を伸ばしたら握手できそうな間近感なのです。考えてみれば新型コロナ・パンデミックの影響で最新オーディエンス・ショットも久しぶりなわけですが、その間も機材の進化は止まってはいなかった。本作の映像美は、その証拠。まるで浦島太郎のように一足飛びに進化した技術革新にド肝を抜かれる美麗映像なのです。そんな超・鮮明映像で描かれるのは、栄光の歴史を総括したGENESISの最終形ともなるフルショウ。14年前の“TURN IT ON AGAIN Tour”も新曲なしだったわけですが、今回は似て非なるセット。ここで比較しながら整理してみましょう。クラシックス・月影の騎士:The Cinema Show/Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)/Dancing With The Moonlit Knight(★)・眩惑のブロードウェイ:The Lamb Lies Down On Broadway(★)/The Carpet Crawlers・静寂の嵐:Afterglow3人時代・そして3人が残った:Follow You Follow Me・デューク:Behind The Lines/Duke's End/Turn It On Again/Duchess(★)・ジェネシス:Mama/Home By The Sea/Second Home By The Sea/That's All(★)・インヴィジブル・タッチ:Land Of Confusion/Domino/Throwing It All Away/Tonight, Tonight, Tonight/Invisible Touch・ウィ・キャント・ダンス:Fading Lights(★)/No Son Of Mine/I Can't Dance※注:「★」印は2007年の“TURN IT ON AGAIN Tour”では演奏しなかった曲。……と、このようになっています。まさに豪華絢爛のグレイテスト・ヒッツですが、それを綴る演奏も光景も豪奢。サポートを務めているのはお馴染みダリル・スチューマーとフィルの息子ニック・コリンズ。脚を患っているフィルは座ったままで歌うのですが、それを補って余りあるのが最新の超巨大スクリーンとライト・システム。70年代/80年代も最先端のシステムでロックショウを進化させてきたGENESISですが、そのスピリットは健在。ビルディングのように巨大なスクリーンにハリウッド大作のように凝ったCGムービーが次々と浮かび、ツアー・タイトルに引っかけたドミノ型のライト・システムが動きまくるのです。このスペクタクルが本当に凄い。イメージ映像にしてもメンバーのスクリーン映像にしても、とにかくデカい・美麗・ド派手。元々、メンバーがアクションで暴れるバンドではなかった事も奏功し、フィルが座ったままでもまったく問題なく光の洪水を浴びまくれるのです。新型コロナ・パンデミックから立ち直ろうとしている世界の音楽界。その最先端に立ち「2021年の凄み」を見せつける映像作品です。GENESISの技術も強烈なら、それを撮影したオーディエンス機材の進化もハンパじゃない「GENESIS最後のツアー」というノスタルジアさえも一瞬にして吹き飛ばしてしまう光の大饗宴。14年ぶりの再結成ツアー初日「2021年9月20日バーミンガム公演」の超絶景オーディエンス・ショット。スタンド席の最前列なのか、ステージ上のメンバーとほぼ同じ目線の高さで遮蔽物もゼロ。しかも最新機材の威力を見せつけるようなズームが強烈で、思いっきり引くとステージが丸ごと一望できる距離にも関わらず、メンバーのバストアップが画面いっぱいになっても超鮮明。手を伸ばしたら握手できそうな間近感です。そして最新の超巨大スクリーンとライト・システムも圧倒的。ビルのようにデカいスクリーンにハリウッド大作ばりの凝ったCGムービーが次々と浮かび、巨大なドミノ型ライトも動きまくる「光の大饗宴」を極上体験できます。Utilita Arena Birmingham, Birmingham, UK 20th September 2021 AMAZING SHOT!!!! 1. Intro 2. Behind The Lines/Duke's End 3. Turn It On Again 4. Mama 5. Land Of Confusion 6. Home By The Sea 7. Second Home By The Sea 8. Fading Lights 9. The Cinema Show 10. Afterglow 11. Phil Interlude 12. That's All 13. The Lamb Lies Down On Broadway 14. Follow You Follow Me 15. Duchess 16. No Son Of Mine 17. Firth Of Fifth 18. I Know What I Like (In Your Wardrobe) 19. Domino 20. Throwing It All Away 21. Tonight, Tonight, Tonight 22. Invisible Touch 23. I Can't Dance 24. Dancing With The Moonlit Knight 25. The Carpet Crawlers 26. Audience Bow Phil Collins - lead vocal Mike Rutherford - bass, guitar, backing vocals Tony Banks - keyboards Daryl Stuermer - guitar Nic Collins - drums, percussion Daniel Pearce - backing vocals Patrick Smyth - backing vocals COLOUR NTSC Approx.123min.