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Beatles ビートルズ/ブライアン・エプスタイン物語 Brian Epstein Story Japanese Broadcast 1999

2020年代になってもより広く、更に深く掘り下げられているビートルズ。その歴史の一篇を描く傑作ドキュメンタリーがリリース決定です。そんな本作の主人公は4人のビートルではなく、ブライアン・エプスタイン。無名だったジョンやポールを見いだし、ビートルズに世界で最も巨大な成功をもたらしたマネージャーです。ブライアンの人生と言えば伝記映画『Midas Man(原題)』が今年公開予定ですが、もちろん本作は別物。英国の名門BBCが制作したドキュメンタリー番組の日本放送版『“ビートルズ”を作った男ーブライアン・エプスタインはなぜ死んだのかー』です。気品まで漂わせる大傑作ドキュメンタリーの日本語版オリジナルのBBC版は1998年に制作されましたが、日本盤が放送されたのは翌1999年5月のこと、某放送協会の教養番組“ETVカルチャースペシャル”の一篇として公開されました。この番組は1999年から1年間だけ実験的に放送されていた特番枠。音楽を取り上げることも多かったのですが、より広く世界各地の文化を扱う特番枠。歴史幅もテーマも幅広く、ペルーの古代文化からプロ野球で見る進化論に至るまで多岐に渡りました。そんな番組カラーは、本作にも色濃く表れています。基本的にはBBCが制作したドキュメンタリー番組そのもので、ブライアン・エプスタインの生涯を出生から死去まで時系列で追っていくスタイル。ポールやNEMSの関係者が当時を証言し、ブライアン本人やジョンといった故人も過去インタビューで登場します。そうしたコメントの数々が日本語化されているわけですが、これが非常に上品で巧み。「日本語字幕」と「吹き替え」の両方を駆使しつつ、その使用法も「字幕=過去コメントのアーカイヴ」「番組用の新コメント=吹き替え」と使い分けられている。ポールに至っては60年代当時と90年代の両方でコメントしているわけですが、それもキッチリ分けられています。ちょっとしたことのようですが、これが非常に効果的。番組を主導していく現代(90年代)コメントが吹き替えなお影で非常に見やすく、内容もビビッドに伝わるわけですが、その一方で60年代のムードはコメントはモノクロ映像と字幕の組合せでヒストリカルなムード満点。肉声のヴィンテージな音色もちゃんと伝わるのです。しかも、本作のテーマはロック・ミュージックであり、音楽ビジネス。日本語の言葉選びも若者文化を軽視してもいけないし、逆に迎合しても不自然になってしまう。あくまでマジメに歴史的事実に経緯を払い、それでいて若者のパッションも滲ませているのです。こうした作りやセンスは、一朝一夕の思いつきでは作れない。数々の海外番組を日本語化し、あらゆるジャンルのドキュメンタリーを扱い続けてきた某放送協会だからこそ。BBC特有の気品で描く「教養番組×ロック」を見事に日本語化しているので 音楽ビジネス自体も革新していった天才マネージャー何やら外枠の話が長くなってしまいましたが、本作最大のポイントはブライアンの人生そのもの。「なぜ死んだのか」というタイトルではあっても決して死亡理由を暴くサスペンスではなく、その内容はマネージャー視点のビートルズ史。ロック・ミュージシャンさながらに社会のはぐれ者だった少年時代から始まり、ビートルズとの運命的な出会い、ロンドン進出やアメリカ侵攻といった成功譚を裏舞台から見つめていく。そこにはメンバーやジョージ・マーティン、さらにはアリステア・テイラーやジェフリー・エリス、アラン・リビングストンといった仕事仲間たちが当時を振り返り、THE YARDBIRDSのサイモン・ネイピア=ベルやBEE GEES/CREAMを手掛けたロバート・スティグウッドなど、伝説的なマネジメントの同業者達まで登場するのです(黒人コックのロニー・トリンプルも激レア!?)。もちろん、華々しい話ばかりではありません。ゲイであったブライアンの苦悩にも触れられ、ジョンとの噂の真相やグッズのロイヤリティを巡る失敗、苛酷だった1966年ワールド・ツアー等々(初来日のくだりでは右翼団体に脅迫された話も出てきます)。徐々に疲弊し、歯車が狂っていくブライアンの姿を追い、事故か?自殺か?が取り沙汰された死の真相まで描かれていくのです。単に大成功したスター集団ではなかったビートルズ。音楽が革新的だっただけでなく、彼らの活動やまつわるビジネス自体もすべてが試行錯誤と革新でした。本作で描かれるのは1人の天才マネージャーの生涯ですが、同時に音楽ビジネスそのものの進化でもある。60年代の薫りが肌感覚で感じられ、映画『Midas Man』への期待まで掻き立てられる……いえ、本作自体が大作映画のような見応えを誇る歴史ドキュメンタリーの大傑作です。 Broadcast Date: 8th May 1999 1. Intro 2. Opening 3. In Liverpool 4. Record Shop 5. First Success 6. Cavern 7. In Germany 8. Promotions 9. Audition 10. First Recording 11. Liverpool Life 12. Sexuality & Drug 13. First U.S. Visit 14. Mersey Sound 15. London Office 16. Business 17. Personal Life (Personal Cock) 18. Personal Life (Secretary) 19. Expansion & Failure 20. Manegement Change 21. 1966 22. First Ruin 23. Retire 24. A Day In The Life 25. Letter 26. Final Weekend 27. Last Moment 28. Last Message 29. End Credit PRO-SHOT B&W / COLOUR NTSC Approx.59min.

Beatles ビートルズ/ブライアン・エプスタイン物語 Brian Epstein Story Japanese Broadcast 1999

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