アフター・コロナの地球上でもっとも熱い注目を集めていると言っても過言ではない“GOT BACK”。その最新映像にして、これまでにないド級の迫力で迫る傑作がリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「2022年5月25日ハリウッド公演」。その最前列オーディエンス・ショットです。また、本稿に目を留められた方ならご存知と思いますが、当店では現在進行形の“GOT BACK”と併走するように、様々なアイテムでリアルタイム・レポート。特に映像作品は大好評を賜っています。ここでツアーの現状と、これまでの映像コレクションの整理を兼ねてツアー・スケジュールを振り返ってみましょう。・4月28日『SPOKANE 2022: MULTI CAM』・5月2日:シアトル公演・5月3日『SEATTLE 2022 2ND NIGHT: THE VIDEO』・5月6日:オークランド公演・5月8日『OAKLAND 2022 DAY 2: THE VIDEO』・5月13日『LOS ANGELES 2022: THE VIDEO』・5月17日:フォートワース公演・5月21日:ウィンストン・セーラム公演・5月25日:ハリウッド公演 ←★本作★・5月28日:オーランド公演 >>今ここ<<・5月31日ー6月16日(6公演)これが現時点での“GOT BACK”。本稿が公開される頃には、ノックスビルで11公演目の準備が着々と進んでいることでしょう。そんな中で本作のハリウッド公演は9公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで記録された本作は、ド肝を抜く最前列ショット。最前列だけあって前方客は影も形もなく、位置的にはステージ左寄りで真っ直ぐ前を向くとピアノを弾くポールが目の前という感じ。むしろ、視界を邪魔するとすれば、バンド側の撮影クルーでしょうか。実際、画面に映り込む影は観客ではなくカメラのクレーンですし、ステージ下にはヘッドフォンをしたスタッフがPCモニターを皆が作業している姿も見える。その画面にはマルチカメラのスイッチングをコントールが映し出されるなど、コンサートと言うよりはほとんどリハーサル風景のような光景なのです。最前列感覚をお伝えしたくて余計な話ばかりしてしまいましたが、もちろん本作のメインはポールの姿。特にズームなどはしないのですが、そもそもその必要がないほどに近いのです。そして、その「ズームしないカメラワーク」と「最新デジタル機材の高画質」が合わさった光景は、完全に肉眼感覚。誰もが一度は体験してみたい「最前列からのポール」をたっぷりと体験させてくれるのです。なんとも夢のような映像ですが、完全無欠というわけでもありません。その最大の難点は、不完全収録な事。ショウの冒頭6曲が収録されて折らず、「Foxy Lady」ジャムからスタート。その後もカットされた曲もあり、トータルでは全36曲中24曲という収録なのです。では、どの曲が観られるのか、ここでショウの流れに沿ってチョックしてみましょう (未収録:6曲)収録パート#1・Getting Better/Let 'Em In/Nineteen Hundred and Eighty-Five(未収録:1曲)収録パート#2・Maybe I'm Amazed/I've Just Seen a Face/In Spite of All the Danger/Love Me Do(未収録:4曲)収録パート#3・Lady Madonna(未収録:1曲)収録パート#4・Being for the Benefit of Mr. Kite!/Something/Ob-La-Di, Ob-La-Da/You Never Give Me Your Money/She Came in Through the Bathroom Window/Get Back/Band on the Run/Let It Be/Live and Let Die/Hey Jude/I've Got a Feeling/Birthday/Helter Skelter/Golden Slumbers/Carry That Weight/The End ……と、このようになっています。ショウ中盤までは数曲ずつの塊で撮影しつつ、やや駆け足に収録。その様子が変わるのは21曲目の「Being for the Benefit of Mr. Kite!」から。ここから終演までは全曲を押さえきっており、グイグイ盛り上がっていくハイライトをたっぷりと楽しめる。そう、パイロの炸裂音にド肝を抜かれる「Live and Let Die」も、ジョンとのデュエットで話題の「I've Got a Feeling」も、手を伸ばせば触れそうな間近感で体験できるのです。そんなショウの後は、体験感に華を添えてくれるボーナス映像も追加収録。会場となった“セミノール・ハード・ロック・ホテル&カジノ”までの道すがらと、現地の様子、さらには内部で開かれている「ビートルズ展」の展示物も紹介されているのです。このボーナス映像もコンサート本編と同じ人物が公開したものなのですが、普通の「会場風景」とは全然違う。何しろ、“セミノール・ハード・ロック・ホテル&カジノ”は完全なリゾート施設ですし、その夜景は豪華で煌びやか。内部のカジノも観ているだけで楽しくなってきますし、「ビートルズ展」にしても貴重な展示物に目移りしてしまう。こんなところでたっぷり愉しんだ上に、最前列でポールのショウを観たとは……本作の撮影者があまりにも羨ましくて、ちょっとイライラしそうです(苦笑毎公演から登場してくる映像群はそれぞれに傑作も連発していますが、それとも一線を画するド迫力の最前列ショットです。コンサートのベスト・シートは好みによって十人十色なものですが、そうは言っても「最前列」は誰もが一度は体験してみたい究極席なのも間違いない。そんな特等席を肉眼感覚で味わわせてくれる希代の名ショット。 “GOT BACK”9公演目の最前列オーディエンス・ショットがリリース。ショウの約2/3ながらポールも目の前で、パイロにド肝を抜かれる「Live and Let Die」やジョンとの「I've Got a Feeling」も間近体験できます。Hard Rock Live at Seminole Hard Rock Hotel & Casino, Hollywood, FL, USA 25th May 2022 AMAZING SHOT!!! 1. Foxy Lady 2. Getting Better 3. Let ‘Em In 4. Nineteen Hundred And Eighty Five 5. Maybe I’m Amazed 6. I’ve Just Seen A Face 7. In Spite Of All The Danger 8. Love Me Do 9. Lady Madonna 10. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 11. Something 12. Ob-La-Di, Ob-La-Da 13. You Never Give Me Your Money 14. She Came In Through The Bathroom Window 15. Get Back 16. Band On The Run 17. Let It Be 18. Live And Let Die 19. Hey Jude 20. I’ve Got A Feeling 21. Birthday 22. Helter Skelter 23. Golden Slumbers/Carry That Weight/The End 24. Arrival to Hard Rock Seminole Casino & Getting Inside Hard Rock Live COLOUR NTSC Approx.113min.