「まだ我々の去るべき時ではない」……その宣言と共にフェアウェル・ツアーから“BIG WHEELS KEEP ON TURNIN' Tour”に切り替えたLYNYRD SKYNYRD。その最新ステージをフル体験できる超・極上映像が到着です。そんな本作が撮影されたのは「2022年12月10日ラスヴェガス公演」。その一部始終を真空パックした超絶景オーディエンス・ショットです。彼らは2018年から“LAST OF THE STREET SURVIVORS FAREWELL Tour”を行っていましたが、新型コロナ・パンデミックによって中断。その間に音楽には癒やしの力があると気づき、ツアー・タイトルを改めて仕切り直し。メンバーの急病なども挟みつつも、現在に至るまでツアーを続行しています。良い機会でもありますので、活動再開以降の概要をスケジュールで俯瞰し、ショウのポジションを確かめてみましょう。2021年《5月:ジョニー・ヴァン・ザントが新型コロナ感染》・6月4日ー19日:北米#1(4公演)・7月22日+23日:北米#2(2公演)《7月:ゲイリー・ロッシントンが心臓手術》《8月:リッキー・メドロックが新型コロナ感染》・8月22日ー11月20日:北米#3(20公演)2022年・4月9日:スコッツデール公演・5月13日ー6月4日:北米#4(6公演)・7月1日ー10月16日:北米#5(27公演)・11月13日ー12月10日:北米#6(4公演)←★ココ★ 2023年・2月23日+3月12日:北米#7(2公演)・7月14日ー9月17日:北米#8(24公演)これが現在までに公表されている2021年ー2023年の活動概要。昨年は活動再開を宣言した途端にジョニーやリッキーが新型コロナに感染したり、ゲイリーが緊急手術になったりと災難続き。一時はどうなるかとも思いましたが、夏場から無事に活動を再開し、来年秋までツアー三昧となっています。その中で本作のラスヴェガス公演は、2022年を締めくくるラスト・コンサートでもありました。そんな現場で撮影された本作は、ステージがすぐ目の前に広がる超・絶景ショット。厳密には最前列ではないのですが、思いっきり引いても前に2列しかいない3列目。しかも左右の位置もジョニーの真ん前であり、手を伸ばせば、モニターを突き抜けてメンバーに触れそうな超・特等席なのです。それだけでも感無量なのですが、カメラワークもイイ感じ。実は凝ったカメラワークはしておらず、普段はジョニーをセンターに捉え、見どころでリッキーやゲイリーに振る程度。むしろ淡泊なくらいなのですが、それが良い。果敢なズームで迫るまでもないほどメンバーが近いわけですし、ズームしないのが返って肉眼感覚に近い。さらに言えば、背面スクリーンも同時に捉えることになり、直写の迫力とマルチカメラ的な見応えを両立してもいる。まさに美味しすぎる特等席体験を満喫できるのです。そんな最高のポジションから楽しめるのは、公式作『LAST OF THE STREET SURVIVORS FAREWELL TOUR LYVE!』ともひと味違った最新のフルショウ。ここで比較しながらセットを整理してみましょう。レーナード・スキナード(4曲)・Tuesday's Gone/Simple Man/Gimme Three Steps/Free Bird セカンド・ヘルピング(4曲)・Workin' for MCA/The Needle And The Spoon/Call Me the Breeze/Sweet Home Alabama その他(8曲)・ストリート・サヴァイヴァーズ:What's Your Name/You Got That Right(★)/That Smell・その他:Whiskey Rock-a-Roller(★)/Saturday Night Special/Cry For The Bad Man(★)/Gimme Back My Bullets(★)/Red White & Blue (Love It Or Leave) ※注:「★」印は公式『LAST OF THE STREET SURVIVORS FAREWELL TOUR LYVE!』で観られなかった曲。……と、このようになっています。『VICIOUS CYCLE』の「Red White & Blue (Love It Or Leave)」も取り上げてはいますが、他はすべて黄金の70年代クラシックス。初期2作の必殺曲はは『LAST OF THE STREET SURVIVORS FAREWELL TOUR LYVE!』と変わらないものの、それ以外は細かく入れ替えており、久々に復活した「Cry For The Bad Man」も披露されています。誰でも撮影・加工ができる時代となり、近年ではマルチカメラ編集も珍しくなくなったオーディエンス事情。そうした技術が進むほど、逆に技術ではどうにもならない「ワンカメの没入感」や「特等席の体験感」「無加工のリアリティ」が見直されるようになってきました。本作の立つ地平とは、そんなリアル体験系映像の最高峰なのです。編集技術とは違った意味で最新映像の凄みに溢れた特等席映像。「2022年12月10日ラスヴェガス公演」の超絶景オーディエンス・ショット。ジョニー・ヴァン・ザントの正面3列目という超・特等席から撮影されており、ズームするまでもなくメンバーが大写しになるほど間近で、手を伸ばせばメンバーに触れそう。久々に復活した「Cry For The Bad Man」の他、「You Got That Right」「Whiskey Rock-a-Roller」「Gimme Back My Bullets」など、公式作『LAST OF THE STREET SURVIVORS FAREWELL TOUR LYVE!』で観られないレパートリーも美味しい最新ショウをフル体験できます。The Theater at the Virgin Hotels Las Vegas, Las Vegas, NV, USA 10th December 2022 AMAZING SHOT!!! (1:39:22) 1. Intro 2. Workin' For MCA 3. What's Your Name 4. You Got That Right 5. Whiskey Rock-A-Roller 6. The Needle And The Spoon 7. That Smell 8. Cry For The Bad Man 9. Saturday Night Special 10. Gimme Back My Bullets 11. Tuesday's Gone 12. Red White & Blue(Love It Or Leave) 13. Simple Man 14. Gimme Three Steps 15. Call Me The Breeze 16. Sweet Home Alabama 17. Free Bird Johnny Van Zant - lead vocals Gary Rossington - guitar Rickey Medlocke - guitar, backing vocals Mark Matejka - guitar, backing vocals Keith Christopher - bass Michael Cartellone - drums, percussion Peter Keys - keyboards, piano COLOUR NTSC Approx.99min.